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決意と、生きる。

言葉にするのが苦手。
編集のできないその場でのキャッチボールが
なかなかうまくいかない。
「聞きますよ」と前のめりになられると尚更言葉を選んで詰まるし、「つまらない」という表情が見て取れるとそれまた言葉を失う。

初めての場所。
初めての人。
そこであまり快くない過去を語ることに
怖さと不安を感じていた。

経験したことのないことだから
不安は当たり前なんだけど
未知をなかなか楽しめないから
心配になる。
それに、これで人生が決まるということはないけれど、
人生に多少なりとも影響することでもあるから
不安も大きくなっていた。
一方で、考えているより大したことなかったで終わるかなという予感もあった。

結果、杞憂に終わった。

恵まれたんだと思う。
朗らかな担当者で
始終明るくそして丁寧に
私の言葉を引き出してくれた。
言葉ひとつひとつ、質問ひとつひとつに
敬意を感じた。

もちろん過去の話もしたけれど
未来の話が中心だった。

私はひとつ、心掛けたことがある。

それは、私を語ること。

誰かのせいではない。
誰かのためでもない。
私が感じていることを中心にお話した。
私がしたこと、自分の望むことを話した。

私はいつでも私を生きたいと思っている。
それは最近気づいたこと。
気づいたというよりも
気づかせてもらったというべきかな。

辛く感じている時でも
そこから向き合い、受け入れて
前に進んでいく。

そんな生き方をずっとしてきた(ことに気づいた)。
意図せず選択していた。

知らぬうちに、
そういう気持ちが音にも乗るようになったみたい。

暗い曲を紡いでいても
どこか光を感じたくなるのは
自分の生き方から来てるんだなって。
未熟な音を聴きながら
どの曲にもその意思が感じられて笑ってしまった。

駆け引きはできない。
嘘もつきたくない。
自分の行動は改めながら、
今の状況を受け止める。
そこからできることに集中したい。

“正直で誠実でさえあれば必ず道は切りひらける”

大切な人の言葉が沁みる。

そんなふうにこれからも
生きていく、決意。

(きっとまたぐらつく日もやってくるけど
ここに戻ってくるってわかってる)

#まだ始まったばかり
#あの季節を少しは乗り越えられたかな
#風の音が聴こえるようになった
#心がほんのり涙するとき
#35日目