猫は私が泣くと近くにいてくれる。
昨日の夜からどうしようもない絶望感があって、この先どうやって生きていけるのかわからなくて本を読んで早く寝た。

朝起きても気分が晴れなくて、今日は1人で過ごせる日だから映画を見たけれどやっぱり心が晴れずに泣いた。
そうすると普段あまり喋らない猫がどうしたのー、とずっとにゃーにゃー言って、私のお腹にきてふみふみする。
今も私に背中を向けて眠っている。
猫が背中を見せるのは、貴方を守るよ、という意味があると聞いたことがある。
いつも貴方が守ってくれているね。
いつも貴方が助けてくれるね。
私が何をしていても、いつも見ていてくれるね。

いつも助けられているのは私だよね。
猫のしまい忘れたベロを見ながら、あぁ、この子のように穏やかで優しい、近くからも遠くからも見てくれるようなひろーい海のような人間になりたいな。
貴方がもし人間だったら。
でも猫の貴方がいつも最高だね。
さっきまで涙が止まらなかったけど、大丈夫だよ。
ありがとう、といつも思っているよ。

窓を開けて風を感じている貴方が本当に愛おしいよ。
これからも身体くっつけあって生きていこうね。

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