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「一体いくつまで生きるつもりだ」
ある政治家が自分も同じくらい年寄りなのに年寄りに向かって「一体いくつまで生きるつもりだ」なんて言っちゃう国に住んでいる。悪気があったのかなかったのかどうかは知らないけれどもう少し丁寧に言えば半分くらいは批判を消せそうなのにノンストップで口に出しちゃうということは脳のブレーキが壊れている証拠。明日は我が身。脳のブレーキが壊れていないか気をつけながら日々暮らしていきたい所。
さて、年々歳を重ねるごとに大体の人が「健康」に対して気をつけるようになるだろう。この健康というものは曲者で気が付いたときには手遅れになっていることも多い。そこで健康診断を受けてくださいねというお知らせも始終を過ぎると来るようになったりするわけである。
「健康」にはいくつか種類があってダラダラと話していると時間が勿体ないので大きく分けて2つくらいにしたほうが理解がしやすいかもしれない。
一つは自分自身の「健康」だ。心と体が健やかならまあまあ長生きが出来るだろう。
もう一つは社会の「健康」だ。こればっかりは個人がどうやってもどうしようもないだろう。社会全体を一つの生き物としてみた場合、この国はかなり「不健康」だろう。緩やかに死んでいっている気がする。
一人一人が社会の中で生きる細胞の一つだ。これが集団で悪性新生物になれば社会の健康は損なわれる。悪性新生物は「今だけ金だけ自分だけ」というプログラムで社会を崩壊させていく。政治・宗教・企業などの団体で悪性新生物は現れる。
さて、この社会を「健康」に保つにはどうしたら良いのか。
「医者はどこにいるのか」「薬はあるのか」と言った感じだろう。
結論から言えば、とりあえず社会を正しい方向へ持っていけるのは政治しか無いので仕方なく選挙に行くしか無いし、仕方なく現政権の力を落とすために今の野党候補へ投票するしか無いのである。それが薬だし、社会への医療行為になる。自己の利益ばかり考えているから結局社会が損をして全体が貧しくなるのである。この辺は憲法をいじりたいアホどもも同じ考えだろうけど彼らの集団は悪性新生物なので彼らの向かうところは不健康だ。いじった憲法を利用して「今だけ金だけ自分だけ」を追求したいだけだからね。
社会全体の利益とはなにか。それは社会が健康であることだろう。では健康な社会とはなにか。それは困ってる人が助けてもらえる社会だし、近くの役所に嫌な役人がいない社会だ。世界に向かっては弾よりも種を蒔く社会だ。イタズラに人の不安を煽ったりして税金を上げたり、コメンテーターが勇ましいことを言って他人を危険地帯や汚いところに送り込んだりするようなことがない社会だ。
たとえば外国が攻めてくると言った話はニ十年も前から耳にしている。そんなくるくる詐欺が続いた結果、この国はただ貧しくなっただけである。政治家の裏金問題も昨日今日始まった話ではない。天下りも名前や形を変えて未だに存在する。
自身の「健康」を望む人間がこれほど多いのになぜ社会の「健康」を考えないのか非常に疑問である。自分自身がいかに「健康」でも社会が「不健康」だったら個人がいくら長生きしても無駄だ。
手塚治虫のマンガだったか、不老不死になった男が最後に首だけになっても生きている話があった気がする。そんな状態を「健康」で「生きている」と言えるのだろうか。
私は社会の「健康」について細胞の一人として考えてみるわけである。
今のままだと自民党や公明党などの悪性新生物に殺されてしまうだろう。
社会の「健康」を考えてみませんか?
私たちの社会は「一体いくつまで生きるつもり」なのか。
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