ネントレ本4冊比較してみた
赤ちゃん、何時に寝かしつけてますか? うちは現在生後3ヶ月で、19時頃からお風呂→授乳→寝かしつけです。夜勤は2回、0時台と4時台。たまーに長く寝てくれる日があるけど、今までで2日だけ。日中はいまだに3時間おき授乳(しかし1回に飲む量が100mlで少なめ)。
私はなんとなく、赤ちゃんは19時頃に寝かしつけるものだと思っていて、退院後から19時頃に寝床に置いていました。しかし助産師さんによっては遅い時間の寝かしつけを推奨する方もいるらしい。何が正解かわからないネントレ……。
そこでめぼしいネントレ本4冊を購入し、比較してみました。早速結論として、4冊の共通事項を書いておきます。
●4冊の共通事項
・7時起床
・19-20時就寝
・寝る部屋は真っ暗にする
●本の概要
見にくい図でごめんなさい;;
①『医者が教える赤ちゃん快眠メソッド』(略称:医者)
②『ママと赤ちゃんのぐっすり本』(略称:ぐっすり)
③『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』(略称:安眠ガイド)
④『ジーナ式カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとお母さんの快眠講座改訂版』(略称:ジーナ)
の4冊を読みました。
①医者、②ぐっすり、③安眠ガイドは科学ベース、④ジーナは経験ベースで書かれています。
そのうち②ぐっすり、③安眠ガイドは日本の生活に適するようにアレンジされています。赤ちゃんの睡眠の研究は海外で行われたものも多いので、ベビー布団や添い寝文化の日本ではどうか、という話が入っています。
科学ベース、経験ベースという分け方をしましたが、育児は科学に当てはまらないこと多数と身をもって実感しているので、科学ベースが絶対正しいとは思いません。統計的に真ん中あたりになるのは科学ベースだけど、うちの子は外れ値かもしれない、というスタンスで捉えるのが良いかと思います。赤ちゃんは百人百色、自分の赤ちゃんとしっかり向き合って最適解を見出したいですね。
●睡眠の基本
①~④共通して、6-7時に起こすこと、18時半~20時に寝ること、寝る部屋は真っ暗にすることが書かれていました。
「真っ暗」は本当に真っ暗で、遮光カーテンにし、小さいランプなども目張りするよう書かれています。うちはスマホの充電器(充電されていると青く光る)と、ベビーセンサーのランプ(赤ちゃんが呼吸していると緑に光る)に黒のマスキングテープで目張りをしました。また深夜の授乳時は小さいランプを最小限の明るさでつけています。
①~③では共通して、ネントレの前に「睡眠の土台」(これは②で使われている言い方)を整えるよう書かれています。各書籍によって細かい違いはありますが、以下の3点がポイントのようです。
・寝室の環境を整えること(光、温度など)
・朝に日光を浴びること
・昼間はお散歩などで刺激を与えること
●生後3ヶ月のスケジュール
4冊の本で紹介されていた生後3ヶ月の睡眠スケジュールを並べてみました。各書籍では30分刻みなどで記載されていますが、下図では簡略化して1時間刻みにしています。
①~③について、いずれも科学に基づいていると謳っているのにバラバラなのがなんともいえないw でもまぁざっくりとは似ています。1日の授乳回数が6~7回、夜勤は2回のスケジュールです。
④について、ジーナさん無理がありませんかww 22時の授乳から7時までもつ子は少ないのでは。またミルク育児の場合、17,18時に授乳が連続するのは難しいかと思います。ジーナ式はまず授乳のスケジュールを整えて睡眠を合わせていくスタイルのようで、授乳に関する記載が多くを占めていました。
なお、①~④いずれも0か月から1歳以上までの月齢に合わせたスケジュールが記載されています。
ではうちの子はどうかといいますと、①に一番近いようです。日によってズレることも多いですが、うちの子の典型的な睡眠パターンを図にしてみました。9, 12, 15, 18時のお昼寝は、図では1時間のように書いていますが実際は30分~2時間とバラバラです。特に夕方は17-19時まで寝ることも多いです。
●ネントレ本、買うなら ②ぐっすり かなぁ
「かなぁ」という曖昧な表現にしたのは、①医者 ②ぐっすり ③安眠ガイド はほぼ同じ内容が書かれていて、ほとんど差別化要素がないためです。Amazonレビューを見てもほぼ同じような評価なので大差ないと思います。
強いて言うならば、②ぐっすり が月齢別のスケジュールやトラブルを一番詳しく書いています。また産後ボケのママでも読みやすいよう工夫されています。
赤ちゃんの睡眠や夜泣きについて詳しい解説を知りたい場合は、③安眠ガイド が良いと思います。
生後6ヶ月からの本格的なネントレ(泣いても放置する系)について詳しく知りたい場合は、①医者 と ②ぐっすり に書かれています(③安眠ガイド にはない)
④ジーナ は、私的にはおすすめできません。なにより字だらけで全然頭に入ってこない……。産後ボケもありますが、これは産前の頭がクリアな時でも厳しいぞ、という中身です。
●どの本でも早寝早起きが推奨されている理由
「夜泣き」というのは夜に突然泣き出しなかなか泣き止まないことで、授乳やおむつで解決する泣きや寝言泣きは「夜泣き」とは言いません。その夜泣きの原因のひとつとして、体内時計の狂いが指摘されています(詳細は③安眠ガイド)。
胎児から新生児の間は昼夜関係ないですが、生後1ヶ月頃から体内時計が整ってきます。体内時計は明るい=昼、暗い=夜というコントラストがはっきりしていると整うようで、夜まで明るい環境にいて遅い時間に寝かしつけられると体内時計が狂って夜泣きにつながる、という論理のようです。
とはいえ、夜泣きは脳の発達のために起きるという説もあり、遅寝遅起き→夜泣き、ということはないと思います(この辺りが育児と科学の相性の悪さ……)。
ただ、赤ちゃんの成長に必要な1日の睡眠時間は結構長いので、夜は早めに寝かせて長く寝てもらうのが良いと思われます。生後3ヶ月から5歳までの夜の理想的な睡眠時間は10時間とされています(詳細は①医者)。
今回はネントレ本の比較をしてみました。赤ちゃんは成長に従って睡眠状況・睡眠トラブルが変わるので、ネントレ本を何か1冊買っておくと違和感を感じた時にすぐ開けて良いと思います。私は妊娠中に ①医者 を医師の友人に勧められ買っており、今回②~④も買ったので都度参照していこうと思います。
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《終わり》
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