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【ワイルド離乳食日記】準備編

 独断と偏見で離乳食、補完食、BLWのいいとこ取りをしたワイルド離乳食。今回の記事では、離乳食を始める前にした準備をご紹介します。ふつうの離乳食にも参考になると思うので、読んでいただけたら嬉しいです。

 ワイルド離乳食については以前の記事をご参照ください。

●赤ちゃんの準備

◆生後1ヶ月

・ガーゼ歯磨き
 ある日、エン様(赤ちゃんのあだ名)から口臭がして、ガーゼを濡らしてミルクかすを取るのが習慣化。離乳食準備のためにしたわけではないけど、結果的に口に異物が入ってくることに抵抗がなくなったので良かった。

◆生後4ヶ月前半

・大人の食事風景を見せる@バウンサー
 それまではエン様が寝ている間にコソコソと食べるか、抱っこ紐に入れたまま食べるかだったが、大人の食事風景を見せた方が良いと聞き、早速取り入れた。大人が食べている近くでバウンサーに乗せる。角度的に食卓は見えないけど、大人が口に何か入れているのは見える。

◆生後4ヶ月後半

・大人の食事風景を見せる@ハイチェア
 ストッケのトリップトラップを購入したので、大人の食事のタイミングでエン様も座らせてみる。まだ腰がすわっていないので前屈してしまう。しんどそうにしたらすぐに下ろす。この時期は2~3分しかもたないが、大人が食べるのを不思議そうに見ている。

足がしっかり着くのが大事らしい。

・ハブラシ歯磨き
 歯固めのおもちゃは気に入ってくれず、赤ちゃん用のハブラシを与えたらはむはむがしがししてくれた。これも口の中に異物を入れる練習になってよかった。

ぼくもう歯磨きできるよ。
ハブラシはバナナのデザイン。

・食品を見せる
 家にあったみかんやりんごを触らせてみた。たまたま図書館で『くだもの ぱくっ』という絵本を借りていて、みかんのページでみかんを渡したりした。みかんは大人がぱくっといただく。

むちむちのおててとみかん。

・発達項目のチェック
 離乳食を始める目安として以下の項目が挙げられている。

-首のすわりがしっかりしている
-寝返りができる
-5秒以上座れる
-スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる(哺乳反射の減弱)
-食べ物に興味を示す
厚生労働省『授乳・離乳の支援ガイド

 発達が不十分なうちに離乳食を始めると赤ちゃんに負担になるので、この確認はしっかりしておきたかった。首すわり、寝返り、5秒座り(支えがある状態)ができると嚥下能力があると推定できる。エン様は4ヶ月後半の時点でクリア。

 ずっと歯磨きを続けていたおかげで、哺乳反射の減弱には気づきやすかった。しばらく前までガーゼを入れるとちゅーちゅーと吸っていたけど、今は噛んだり何もしなかったり。

●物品の準備

・ベビーフード(BF)
 興味本位でいろいろ買ってみた。

オートミールは私自身初めて食べる。
パルシステムからもらった。ありがたい。

・食器
 一番こだわったポイント。
 食器の色は白と黒。なぜなら食器に色がついていると食材の色がわかりにくくなるから。赤ちゃんは視力が悪いので、絵本も白背景に絵がぽつんと描かれているものが良いとされている。同じ考え方で、色鮮やかな食材を入れる白の器と、お粥など白い食材を入れる黒の器を用意した。

彩りがきれい。

 器は基本、陶器。私が茶道をしていることもあり、器にはこだわりが強い。陶器の重さ、土による違い、落とすと割れることを知ってほしい。
 一部、友人から出産祝でもらった木製の器もある。木のぬくもりが感じられる。

・スプーン
 これが難関。赤ちゃんが食べ物を口に取り込むには、スプーンの先端が薄く浅く、四角いものがいいとされている。市販されているフィーディングスプーンはなんだか分厚い気がしたのと、柄が長くあげにくそうに思えて、買いあぐねていた。

 Twitterでサーティーワンアイスクリームのスプーンが離乳食をあげるのにちょうど良いと聞き、半信半疑でアイスを食べ、スプーンを取っておいた。実際あげてみるとこれがとても使いやすく、ヘビロテしている。ショッキングピンクで赤ちゃんの視認性もよい。すぐ奪い取られる。

ありがとうサーティワン。

※歯が生えてサーティワンのスプーンを噛み砕いた赤ちゃんの事例があるそうです。ご注意ください。

・お食事エプロン
 出産祝のベビービョルンのシリコンビブと、一応買っていたアンジェレッテのペラペラのエプロン。
 最初はシリコンビブを使っていたものの、腕の動きが制限されることが分かり泣く泣くお蔵入り。

おしゃれでかわいいシリコンビブ。
お風呂場に干されるペラペラのエプロン。
いいんです、こっちの方がエン様には合ってるんです。

・コップ
 こちらも出産祝のベビービョルンのものと、ダッドウェイのミラクルカップ。

右がベビービョルン、左がダッドウェイ。
ミラクルカップは一度大人が飲んでみるといい。


 しかし保育園勤務経験のある友人に、ミラクルカップのようなすするタイプのコップで練習すると、本物のコップで飲んだときに横からこぼれて大変になると聞き、これもお蔵入りするかもしれない。実際に大人がミラクルコップで飲んでみるとすぐわかったが、口をすぼめてすするので、同じ口の形でふつうのコップで飲もうとすると横から飲み物がこぼれてしまいそうになる。

・調理器
 出産祝でリッチェルの調理器を貰っていた。試作時には使ったものの、一度に作れる量が限られ、フリージングできないのでお蔵入り。離乳食系の出産祝はお蔵入りが多くてつらい……。
 ブレンダーは元々持っており、大活躍。

●試作・試食

・お米
 10倍粥、7倍粥、5倍粥、また生米とBFでどう違うのかなどを比較したくて、離乳食の試作をした。

実験、実験。

 お粥を炊いてスプーンでぐりぐり潰すとお餅みたいになってしまった。こりゃいかん、赤ちゃんが喉に詰めてしまう。
 先輩ママさんにヘルプを求めると、シャチハタでポンポンはんこを押すイメージでやるといいとのことだった。もう一回チャレンジすると、なんとか食べられそう。
 結局、炊飯器で5倍粥を炊いてフリージングし、解凍時に少し加水する方法に落ち着く。

・野菜
 まず人参のブレンダーを試してみる。「少量だとブレンダーできない」と聞いていたものの、実際やってみて、なるほどこういうことか、と納得。たしかに少量だとブレンダーできない。粗々だけどとりあえず凍らせた。
 パルシステムの裏ごし人参も試食。こちらの方が断然美味しい。

絶対右(パルシステム)の方が美味しいやん。

●準備の感想

 赤ちゃんって母乳やミルクだけで1歳くらいまで育つと思ってたのは私だけですか……? 離乳食がこんなに早くスタートするとは露知らず、たまたま先輩ママさんに教えてもらえて、生後4ヶ月から食卓を見せるとか歯磨きするとか準備することができた。
 別に準備しなくても最初からパクパク食べる赤ちゃんもいると思うけど、エン様は準備した結果スムーズに離乳食開始している気がするので、しっかり準備して良かったなと思っている。

 赤ちゃんを赤ちゃん扱いするのは簡単なのだけど、できるだけ大人のように接したいと思っている。赤ちゃんを個人として尊重するって、大人扱いすることかなと。だから生活習慣もなるべく大人に近づけている(朝は着替えて顔を洗うなど)。
 離乳食はまさに大人への第一歩、という感じ。生活リズムの中に朝食と昼食が組み込まれた。一緒に食卓を囲めるようになって嬉しい。


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≪終わり≫

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