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私のルーツを辿る、内側の旅②

おはようございますこんにちはこんばんわ。
ハーブを育てることで心の充足を日々感じるUMIです。前回の記事では、私がハーブにハマった経緯を思い出しながら綴りました。(私のルーツを辿る、内側の旅①)今回は、ガーデニングショップで働き始めた私の奮闘記です。

素人のくせに園芸店?

植物育成無知識の私は、ガーデニングど素人。
知っているのは、ミントやバジル、ローズマリーなどの食べられるハーブ。
ガーデニングに使われる植物ですと、チューリップやビオラ、クレマチスやバラぐらいしか知りません。好きお花は、ガーベラ。もちろん切花でしか見たことがありませんでした。右も左も分からない私は園芸店の大変さを知りませんから、目の前にたくさん並んでいるさまざまな見た事のない苗たちに、ただワクワクしていました。本当の大変さを身をもって知るのはこれからです。

ど素人、初めての試練

初めに訪れる試練は、外の仕事に体を慣らすこと。
北海道の春先は、雪が降ることもある程寒い日が続きます。
時々暖かい日差しに恵まれる日もありますが、たいていは寒風に凍えたり、ひんやりとした空気の中での作業に、頭の先から足の先まで冷え切っておりました。
また、外での仕事は気温との戦いだけではありません。これは体質にもよりますが、外側からの環境の変化に弱い、バリア機能が低いタイプの私にとって、風を浴び続けること自体体力が削られてしまいます。また、土埃をたくさん吸い込みますので鼻の穴や爪の先は毎日真っ黒けです。土には微生物やカビなども含まれますから、適応するまでは、鼻炎にも悩まされました。身体の試練はそんな感じで、実務の試練もあります。(体は慣れてしまえばなんとかね!メンテナンスの方が大事だったりします)

いざ!植物のプロへの道

春の仕事は、越冬した宿根草の苗のポットの整備からです。
10センチポットの中に、宿根草と、雑草がみっちり生えています。
これでは生育に支障がでますし商品として成り立ちませんので、雑草のみを丁寧に抜いて、痛んだ葉や枝をカットして、新しい土を入れてあげます。言葉では簡単ですが、ど素人の私にはどれが雑草でどれが残すべき芽なのか分かりません。おまけに、ポットの様子は植物によっても様々で、春一番に新芽が出て少し成長しているもの、新芽が出たばかりのもの、冬の間も葉を落とさずにいるもの、まだ地上部には芽が出ていない状態のもの。そして、その苗がきちんと冬をこして生きているかの判断も必要ですし、弱っていれば処置をしたり経過を見る必要があります。そして、宿根草の名前もなかなか覚えられない!苗字と名前のように名前が長い。しかもカタカナ!慣れるまではチンプンカンプンです。例えば、モナルダという宿根草。こちらは香りの良いハーブですがガーデニングにも人気のある品種です。この一つの植物に対してさまざまな品種があるのが園芸業界のすごいところなんです。同じモナルダでも、花の色や葉の色、草丈も違うのです。このひとつひとつを、理解しないと、まだ成長途中の苗を販売している際に、お客さまにどんな草丈でどんな色でどれくらいの株の大きさになるのか伝えられないんですね。『モナルダ ケンブリッジスカーレット』『モナルダ ディディマレッド』『モナルダ スノーメイデン』などなど……。だからこそ楽しいんですけど、ね。

道は厳しく長いのだ

とにかく、わからないなりにもやるしかありませんから、先輩にいちいち聞きながら必死にやっておりました。小さなショップでしたので、スタッフは少数精鋭。ただでさえやることは満載なのにこんなど素人の指導まで……。甘えてばかりもいらえませんので、書籍を購入しみたり、苗の様子を毎日観察したり。それでもやはり、経験不足ですから、お客様からの質問がわからないことも多かったです。わからないことがあるとお客様にお待ちいただき、オーナーに確認して、からお伝えします。そして私の知識としてインプットしていました。

実務の試練の中には、水やりや花柄つみもあります。
開店前の準備時間に、水をやりながら苗の状態を確認する作業。たくさん水が欲しい子もいれば、あまり欲しくない子もいますし、表面が湿っていても、ポット全体は乾いてる、なんてことも。苗が置いてある場所によっても乾き方や蒸れ方がありますので、この判断も経験が必要です。オーナーからは、水やり3年と言われておりました。それくらい、経験が必要なんですね。花柄つみに関しては、株のエネルギー保持のためにも大切な作業です。花を咲かせるためにはたくさんのエネルギーを使い、枯れて種になればより多くのエネルギーを消費します。長く楽しむためにも、草姿を美しく保つ為にも、必要ない部分のカットは大切な作業です。


植物育成無知識からの脱却

ハーブが好きで、ハーブの生きた姿を観察したり、植物を育てられるようになりたかった私は園芸店で働くうちに、ガーデニングの楽しさに魅了されていくのでした。

次回もガーデニングショップ修行の続編です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
外の景色を見て、リフレッシュ!してくださいね♪

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umi

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