ハッキングツールを使って戦うオンラインゲームの話

こんにちは。

いつもは自分のサイトのブログを更新してますが、たまには視野を広げてみようと思いnoteの方に書かせて頂きます。

steamで公開させて頂いてるhackers in battlefieldについて、昔はマルチで協力プレイ出来てたのですが、現在シングルのみになっています。開発中の続編で対戦プレイを導入しようと言うことで、システムについて説明させて頂きたいと思います。ちなみに今のバージョンのストーリーは、恋愛に興味の無いオタクに恋愛経験豊富なギャルが片思いするという極めて都合のいいSFみたいな話です。

敵である量子悪魔がインストールしているpowerとかspeedとかのステータスアップのサービスに紛れている脆弱性をポートスキャンで探し、使われているポートで侵入して敵の行動スクリプトを魔界ライブラリで書き換えるというのがシングルでの戦い方ですが、これはこれでsteamでは割と好評を頂いたものの、マルチで同じ事をやるとプレイヤー側が脆弱性を突かれて、ハッキングするゲームじゃなくされるゲームになってしまいます。IBMがそんなゲーム作ってた気がしましたが。

また、実際のセキュリティコンテストとかでもネットに落ちてるエクスプロイトツールを使って相手を攻撃すりゃ良いってものでもないので、余りリアルじゃありません。

そんな訳で、真実味もありつつゲームとして面白いマルチ仕様のハッキングを考えようということで、シングルで街のビルにスキャンを行い、ジャックインすることでビルからビルへ視界だけ飛び回り、高速移動することが出来ます。プレイヤー自身は元の場所に居るので、ジャックインから抜けたら戻らなければなりませんが、ジャックイン状態から敵へ侵入することは出来るので、進撃の巨人の様にビルの谷間を高速で移動し、巨大ロボットの後に回り込んで近づきハッキングするみたいなことが出来ます。

マルチではプレイヤー同士がビルにジャックインしてお互いの居場所を探り合い、ビルをスキャンして相手の居る部屋を見つけたらハッキングを行い、成功したら相手の本体のPCを爆破して勝利みたいになります。銃を撃つことも出来ますが、銃声で位置がばれて即侵入されるので出来るだけ隠れてジャックインを行わなければなりません。CSIサイバーでハッカーにとって匿名性は命を守る盾だってセリフがありましたね。

また、部屋にはスパイウェア、センサーやバックドアなどのサービスをインストールすることが出来、スパイウェアは入っている部屋に相手がアクセスしたら通知する、センサーは近くの銃声や足音などを感知し、バックドアはボタン一発で入れた部屋に戻ることが出来たりします。他にも色々な魔界ライブラリの機能があります。

ちなみに、ゲームシステムだけでなくネットワーク的にも、銃で撃ち合うと銃弾とかプレイヤーの座標を大量に送り合わないとなりませんが、部屋を飛び回る感じだとどの部屋に入ったとだけパケットを送れば良いので転送量を大幅に削減出来ます。

量子悪魔やビルの部屋はサービスの脆弱性を突く必要がありますが、人間には防壁は無いので見つかったら問答無用でハッキングされます。ただ外部障壁を装備することで侵入時間を遅らせることが出来るので、その間に逃げるか相手を探す必要があります。

冬コミとデシゲー博に応募する予定なので、興味がありましたら遊んでみて下さい。

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