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誰かと対話することの意味


わたしはよく、真面目ねといわれることがある。もちろん、悪い意味ではないのだけれど。

ただ、そんなふうに幅の狭い言葉で自分自身を絞り込まれることはちょっと苦手だ。そもそも人の性格など、本人でさえわからないものだと思っている。

わたしがSNS上でそう言われるのは、恐らく女性の労働について書いたり話したりを手放さないからだろう。

けれど、わたしの中には、真面目よりももっと熱量の高いなにかがある。それはきっと怒りや焦りのようなものなのだ。でなければ10数年もこんなことを続けられるはずもない。


昨日はコンサルの方と対話をさせて頂いた。フリーランスになって1年と数か月、少しだけ自分のやりたいことが見えてきた。だからその道のご専門の方と話がしたかったのだ。

そう、一人壁打ちではもう限界だった。だから、今回は積極的に言葉を発して下さる方と話してみたかった。

そして今やっているこの活動が、本当に仕事になるか否かをご相談させていただいた。

すると、思いがけず、沢山の肯定的な言葉を頂いた。

これは意外だった。

実は、かなり覚悟してお会いしたのだ。なにしろ、わたしには苦い経験がある。

一年前、わたしは既に数名の男性と対話させていただいている。けれど、

「あゝ、女性の問題をお考えなんですね。そうですか。でもね、問題は他にもありますからね」

と、ほとんど相手にさえしてもらえなかった。今度こそはと思ってみても、彼らはご自分のお考えを教えようとされるだけだった。わたしの言葉など、どうしても届かなかった。

それでも、その時から、転びながらも走り続けた。

そして昨日、女性のコンサルの方とお話をすることができた。そう、今回は女性と対話がしてみたかったのだ。なぜなら、わたしの考えている社会問題は女性の労働問題だから。もちろん、男性でも理解して下さる方はいるけれど、やはり当事者ではないため、男性には伝わりにくいことがいろいろとある。

面白いことに、昨年はこんなことにもなかなか気づかなかった。

というわけで、昨日は沢山の意見を頂けた。

考えていることを言葉にすることは、勇気のいることでもある。家を出る前、昨年の失敗が思い出された。だから何を言われても挫けちゃいけないと自分を鼓舞していた。少なくとも、あれから一年とちょっと、とにかく挫けずに走り続けてきたのだから。

ところが、その方には、わたしの考えていることは夢物語とはうつらなかったようだ。

ぜひ頑張って欲しいと言われた。しかも。具体的なアイデァもいただいた。相手にしてもらえた。

嬉しかった。

一年と数か月。わたしは前に進めていたのだ。

よかった。

そして、思いがけず背中まで押して頂けた。

本当にありがたかった。

これからは、具体的な目標を設定して進んでいこうと思う。

人に会って話を聞いてもらえる、それが今のわたしには栄養剤のように効く。

人生は本当に短い。

だから動かなければと再び思えた。



※最後までお読みいただきありがとうございました。


※スタエフでもお話ししています。

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