白米は良い、という自説
痩せたい人は白米は食べない方がいい、という刷り込み、あなたの中にありませんか?
白米は悪か?
一体いつ頃だったのでしょう。
もう記憶にさえ残っていないのですが、白米は糖質のかたまり、そんな言葉が日々使われていたような気がします。
もしも、食べたいよなら、せめて朝と昼だけ、
間違っても夜食べてはいけない、
現代の白米とは、そんな位置づけではなかったでしょうか。
ところが、先日、母がショートステーに行った際、一日3食、山盛りのご飯が出されたというのです。しかも、周りの高齢者はそれをぺろりとたいらげていたというのです。
母の夕食にはご飯はありません。
メインは、野菜と肉か魚のおかずで、それにほんの少しの味噌汁と、ヨーグルトを添えます。
母と暮らしはじめて5年経ち、そんなパターンに落ち着いていったのです。
けれど、わたしの中でショートステーの白米の話しが引っかかっていました。
白米にしよう!
さて、急に暑くなり、家に居ても汗ばむようになりました。昨年10月に倒れて以来、母は週2回入浴をします。
そして、本格的な介護が始って迎える、初めての夏です。
ここで問題発生です。
お年寄りは年々食が細り、運動量が減るため、お通じトラブルを起こしがちです。それで、母は昨年救急搬送されています。以来、下剤のお世話になっています。
ただ、それでは入浴が大変なのです。
というわけで、入浴の前日は下剤の使用をひかえていましたが、この暑さです。クーラーを入れているとはいえ、毎日風呂に入りたいはず。
そこで、下剤に頼らない暮らしは出来ないものかと考えて、思い出したのがショートステーの白米でした。
あちらは高齢者ご専門、白米が良いに違いありません。
ちゃんと食べよう!
早速、チャレンジ開始です。
あれほど糖質のかたまり!とさんざん悪口を言われていた白米ですが、調べてみると一方的に悪く言われていただけのようです。
こちらに詳しいのですが、数々の栄養素が含まれています。
特に、
と書かれています。
というわけで、5時の夕食には、ご飯とみそ汁におかずを添えるパターンに変更して、ご飯は、軽く山盛り一膳にしまてみました。
無洗米にしよう!
我が家は、2枚蓋の土鍋を使用しますので、焚き始めから蓋を開けるまで約25分と手軽に焚けますが、大変なのが米研ぎです。
そこで無洗米登場。
こちらは、知れば知るほどいいお米です。
以前、研ぎ汁が環境破壊につながると気にしていたのですが、無洗米は工場でぬかをはぎ落し、除去されたぬかは肥料として再利用されることを知りました。
詳しくは↑の情報をご覧ください。
とにかく、無洗米は手間要らずだけでなく、優れものなのです。
濡れ衣だった~
まだ一週間弱の実験ですが、翌日から母の腸内に変化が起こりました。約7カ月手放せなかった下剤を手放せているのです。
恐らく体重増加もありません。
白米は太る、
白米は夜食べちゃいけない、
白米はケーキを食べるようなものだ、
これは、今のわたしにいわせると、濡れ衣です。
結びに
わたし自身、色々なダイエットをしてきました。最も長く続いたのが16時間ダイエット。けれど痩せませんでした。どちらかと言えば、いつも飢えた狼のような飢餓感がありました。
そして、白米を食べるようになり、今はとても幸せです。最も幸せな時は、炊き立てから10分後、土鍋の蓋をあける、あのふわぁとした一瞬です。
ツヤツヤの白いお米が実に美しいのです。口にした時のあの甘さと優しさ。あゝ、わたしはご飯が好きだったのね~と、今頃気づいているのです。
※最後までお読みいただきありがとうございました。
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