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さざ波

世の中には色々な考え方がある。

で、自分はどうだろうと思ったりする。
周りから見えるumiはどうなんだろうと考えてみた。

わたしは女性の働き方についてずっと書いてきているけれど、実はフェミニストではないと思っている。割とニュートラルで、どっちつかずの立ち位置にいる。

この立ち位置は力が弱い。はっきりとガッツンと何かを口にする人の方が影響力が大きい。けれど、わたしはハイキャリアでない女性が稼げるようになって欲しいと心から思っている。

そんなことを書き続けて今年で4年目になる。

そんなわたしの記事を一度だけスマートニュースさんが取り上げてくださった。それでも、恐らくわたしの声が表に出ることはないだろう。

わたしはずっと書き方が悪いのだと思っていた。女性にも男性にもこの声が届き始めているというのに、メディアでは取り上げられない。もっと書き方を変えなきゃとずっと思っていた。

この辺りが、わたしのおめでたいところなのだけれど。ハイキャリアでない女性もちゃんと稼げる社会だなんて、どうでもいいことなのだろう。

クラファンで活動資金を集め始めて、色々な声が耳に届き始めた。もちろん、当事者の生の声もリアルに届く。苦しい女性は思ったよりずっと多い。

そして、今朝「メディアは変わりませんよ」という声が届いた。元新聞記者さんからだった。

わたしは実に単純なところがある。真っすぐに動いていれば声は届くと思い込んでいた。おめでたいやつなのだ。古くて新しい問題が社会に残り続けるにはちゃんと訳があるのだ。

わたしは大学院で基幹職女性の研究をした。そこで、華やかそうに見える総合職女性たちが、働く場所によっては本当にご苦労されていることを知った。それは、その場にいた人にしか決してわからない恐ろしいほどの苦しさなのだ。わたしは若い頃、そんなところにいなかったからこそ、こうして書き続けているのだとも思っている。

その総合職女性でもっとも苦しそうな声をあげていたのはメディアで働く女性だった。いかにメディアが男尊女卑なのか、メディアで働く沢山の女性の声が記録されていたのだ。その次が金融。

わたしもまたメディアの一つ、出版界で働く人にSNSを勧められて書き始めた。鈍い奴だ。メディアはこんな考え方を好まない。

誰かが言ってくれた。大波をおこさなくても大丈夫ですよと。大波は一度きりだからと。さざ波を静かに立てていきましょうと。さざ波は遠くまで行きますからと。

わたしは男性が悪いとはいわない。そりゃ悪い男性もいるだろう。けれど、悪いのは考え方だと思う。男性と同じ考え方をする女性も沢山いる。そんな女性にも沢山あってきた笑。

このまま歩いていけばいいんだと分かってきた。教えてくれたのは沢山の人たちの声だった。そして、こんな声を掛けて下さった方がいる。

草の根運動で同じ志しを持つ人々の繋がりの根をしっかりと張ってからグングンと上へ上へと幹を伸ばして、沢山の花を咲かせましょう

スタエフのひとっぺさんからいただいたコメント

これは男性だ。そして、今夜わたしはスタエフでliveコラボをする。女性支援活動をされている男性だ。

男性だとか女性だとか、そんなことじゃない。個人メディアのこの時代、草の根で繋がるって悪くない。30数年前に働いていたリクルートの元上司も、女性の働き方を変えたいというこの活動にご支援くださった。やはり男性だ。

さざ波って悪くないと思う。

小さな声で本気で動く人たちと繋がるっていい。男も女も無い。


※最後までお読みいただきありがとうございました。


※女性の働き方を変えたいと動きはじめました。活動資金調達のためのクラファンを立ち上げています。皆様のご支援をいただければ嬉しいです。又、拡散も宜しくお願い致します。


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