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熱い女だなと思うことがある笑

今日、ようやくクラファンの全ての作業が終わった。

そして、11月17日(金)朝6時に公開予約設定をした。

今の気持ちをLinkedinに書こうと思ったら、なんと3週間以上前に書いたこの記事が今の自分の気分にぴったりだった。そう、これを書いた時、まだ母は元気で動けていた。人生、明日は何が起こるかわからない。けれど、わたしは目標だったクラファンのスタートに立つことが出来た。嬉しい。本当に嬉しい。嬉しくてたまらない。

今日は、そんな、まだ介護が始まる前の、それでもなんだか苦しんでいた自分の文章をアップしてみようと思う。

☆  ☆  ☆


人生には大きなうねりのような運気の時がある。振り返るとわたしにもそんな時があった。

49歳で大学生になった時、仕事でパソコンなんて使っていなくて、統計で泣き、分析で泣き、発表とレポートとテストで徹夜続きでクタクタだった。それでもゴールにたどり着けた。あの経験が今ではわたしの人生の最高の宝物になっている。そう、あれは学び直しなんて軽い言葉じゃ表現できない。あれは、わたしの人生の総入れ替えのような経験だった。

そして、今回ひょんなことでそんなうねりを再び経験することになった。クラウドファンディングにチャレンジすることになったのだ。まさか自分がチャレンジャーになる日がくるなんて過去のわたしが知るよしもない。

とにかく、初めてのことばかり。詳しいよ!という方にお話を聞いてみても人によって意見が異なる。ただ一つ、安心できるのは、クラファンでは表現できる自分のページがもらえるということ。そこにありったけの自分の思いを書くことが出来る。

わたしは4年前SNSに一人でやってきて文章を書きはじめた。そんなぼっちなわたしが、いつまでも考えていないで起業してごらんよと軽~く背中をおされ、クラファンやってみればといわれ、その日から大きなうねりの中に放り込まれた。

すると、一緒にやるよという人が一人、また一人と現れた。そして白紙のクラファンページが徐々ににぎわってきた。

わたしは形のないものを外に出そうと動きはじめたのだ。「女性の働き方を変えたい」というざっくりとした言葉を掲げた。すると積み上げてきたSNSの過去の言葉が、わたしの活動を支えはじめた。わたしの書いた言葉を、本気で信じて集まってくれた人がいた。

これなのだ!
わたしが求めていたのはこれだったのだ!
女性の働き方を変えるのは女性じゃなきゃいけない!
誰かに変えてもらうんじゃだめなのだ!

不満は自分で言葉にしてこそ自分の権利が自覚できる。日本では、婦人参政権も、均等法も、女性が勝ち取ってはいない。頂いたのだ。それじゃだめなのだ。自分のことは他人まかせでは駄目なのだ。

女性は会社で基幹職として働くチャンスが少ない。ならば個人事業主でと思ってみても現実には5年その仕事を継続できる女性は少ない。女性が働くことが本当に難しい社会だ。

だからわたしは女性同士が手を繋ぎ合う必要があると思っている。このクラファンでは、そんな個人で働く女性も同時に応援する!応援し合うクラファン!なぜって、この社会は一人で生きていくには厳しすぎるから!

そしてわたしは「男が悪い!」とは考えない。悪いのはこの国の形なのだ。

クラファンを立ち上げる際、営利目的と怪しまれた時もあった。そんな人に説明したって無理なのだ。女性の働き方を変えたい!と口にしても、全員にそれが届かないことだって経験済みだ。

わたしはこのクラファンで小さな声の女性たちが束になって声をあげ始めた!というムーブメントをおこしたい。またまた、じょうだんでしょう~、それってNPOの役割でしょ!なんて思う人もいる。

起業家がクラファンをやることを嫌う人がいるけれど、わからない人にはわからない。わたしは少なくとも大学でNPO学の単位を複数とりNPOでボランティア活動もしてきた。その上で起業を選んだ。

わたしは自分のためにクラファンをするつもりはない。これは社会を変える活動の第一歩。そのために多くの人に普通の女性こそ働き方が変わらなきゃダメなのだという声を届けたいと大真面目に思っている。わたしはそんなふうにもう10数年生きてきてきた。笑われたっていつだって本気だ。

そんなわたしを見て、スタエフで仲よくしてくださっている方が中島みゆきのファイトを朗読して下さった。



あたし中卒やからね 仕事をもらわれへんのやと書いた
女の子の手紙の文字は とがりながらふるえている
ガキのくせにと頬を打たれ 少年たちの眼が年をとる
悔しさを握りしめすぎた こぶしの中 爪が突き刺さる

私 本当は目撃したんです 昨日電車の駅 階段で
ころがり落ちた子供と つきとばした女のうす笑い
私 驚いてしまって 助けもせず叫びもしなかった
ただ恐くて逃げました 私の敵は 私です

ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

※中島みゆき「ファイト」の歌詞

その夜、いや、夜中2時過ぎ、わたしは彼女の朗読を聞きながら号泣した。わんわん声をあげて泣いた。その声を自分で聞いてまた泣けてきた。どうしてこれほど泣きたかったのかわからないけれど、泣けて泣けて仕方がなかった。

そして、元気になった。

諦めなくてよかった。

泣いたその夜中、これは最後まで絶対にやり遂げると決めた。

転んだ時に手を差し伸べてくれたのは人だった。本気で応援してくれる人がいる、それがどれほどのパワーになるか知った。まだクラファンが完成した訳でも、成功したわけでもないけれど、わたしはもうすでに嬉しくてたまらない。

このクラファンは「女性の労働」に関わったわたしの10数年間の集大成になるだろう。

小さな声の女性たちの声が、ここから外に出ていくと信じている。この歪みのある世の中を大急ぎで変えたいと本気で思っている。そして今、それが出来そうな気がしている。

それはきっと仲間が出来たからだ。

わたしは今とても幸せだ。


※最後までお読みいただきありがとうございました。


※スタエフでもお話ししています。


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