新しい世界、和紙アート
和紙アートとは、読んで字のごとく和紙を使った絵のこと。
stand.fmで、緑野カエルさんというアーティストさんとお友達になった。その方は、オーストラリアのアデレートにお住まいで、本業は美容師さん。昨年の秋の入り口に一時帰国された際、ほんの一時間程お会いした。
同級生だ。たったそれだけの共通点で、わたしたちは親しくなった。彼女は日本から遠く離れたオーストラリアで、日本の和紙を使って絵を描かれている。その絵はSNSでは一度みたことがあった。
その和紙アートを、今日初めて目にした。
綺麗だった。
和紙すきの工程は、テレビなどで何度も目にしたことがある。
けれど、どうやら驚くほど和紙には種類があるようだ。厚みだけでなく、目の詰まりぐあいや、色の幅、そんな種類が恐らく数えきれないほどあるのだろう。
その和紙を使ったワークショップに今日は参加させて頂いた。
そのワークショップで、感動したことが2つあった。
共通したのは、おもてなし。
ゆっくりと作品を作らせてもらえて、自由で良いですよとカエルさんが参加者さんの周りを歩かれて、話しかけられる。
そして、わたしたちは、黒色のキャンバスに色とりどりの和紙を糊付けしていく。
作家であるカエルさんの風景画には、どれもしっかりとテーマがあった。そのテーマの解説を聞きながら絵を干渉すると、それがまた素敵なのだ。
テーマが先なのか、それとも描きながらテーマが決まっていくのかはわからない。
わたしは頂いた和紙をキャンバスに置きながら、海を描いた。
つもりだった笑。
ところが、家に持ち帰ると、あゝ、よくよく見ると海にも見えなくもないねと言われた。でも、絵には正解はないからともいわれた笑。
ふふ、よいではないか。
楽しかった。
久しぶりに集中して色で遊べた。
もう一つ、お茶とお菓子がスグレモノだった。
これまたカエルさん繋がりの方々による演出で、テーマに沿ったお菓子とお茶がワークショップの間に3回も提供された。
そのお茶とお菓子にもテーマがあった。びっくりした。ブレンドされたお茶とお菓子。そのテーマが静かに語られるのだ。
確か今日のテーマは循環だった。
おもてなし、とは、恐らくこんなことをいうのだろう。
知り合いが一人もいないその場で、くつろぎながら過ごすことが出来た。
日本で暮らしていると、和紙は身近にあり過ぎて、あまり気にもならないけれど、オーストラリアにお住いの方が、和紙を選び、それをアートにされていた。
きっと、外に出ると日本の良さが、さらによく分かるのだろう。
綠野カエルさんとは同級生だけれど、わたしは彼女の内に秘めた情熱と、そしてキラキラと輝く希望に魅せられているのだろう。
※最後までお読みくださりありがとうございました。
※1月26日に女性の働き方をテーマにした講演会を開催いたします。皆様のご参加をお待ちしています。
※スタエフでもお話ししています。
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