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起業ってなんだ

数日前、スタエフでレターを頂いていた。内容は、起業について。

わたしは昨年10月末に起業し、その悪戦苦闘ぶりをスタエフで話してきた。だからなのだろう。会社勤めをしている女性から、起業についての問い合わせがあった。

介護中の母の体調の都合で、ここ数日、noteもスタエフもほとんどさわれていない。

というわけで、わたしなりの答えで良ければと、そのお返事を本日、スタエフで話してみた。その内容を簡単に記してみたい。

質問は、

会社を辞めたい
起業したい
起業の中身はまだ固まっていない
起業塾で学ぶ必要があるのか

わたし個人の感想はこんな感じ。


迷っていた時

起業したきっかけは、屋号が欲しかったこと。何か、自分の活動に目印が欲しかった。

この時、渋沢栄一氏の本を5冊ほど購入。これは、センスのいい選択だった。どのページをめくってもほれぼれとする思考。特に好きなのが、こちら。

ただ、氏が余りに偉大過ぎて、わたしには目線が高すぎる。

そんな時手に取った本が、個人事業主向けに書かれた本。そこには、とにかくHPを作成せよと書かれていた。ただし凝ったHPは作らなくていい。HPがなければ、人はいつまでもその人をネット上で探し続ける、だから作りかけのHPでいいから置いておけとあった。

これを実践した。ゆえに、わたしのHPは今も作成中。


起業のきっかけ

何もわからなくても、人間動いていると、だんだんと自分に必要な場所や人がかぎ分けられるようになる。わたしはひょんなことで、東京創業ステーションにたどり着いた。

もしやこちらは小池東京都知事の肝いりで出来たのだろうか。東京都と中小企業のコラボ。こちらで複数回コンシェルジェの方とお話しをさせて頂いている。

で、ある日、もうそれほど準備が出来ているのなら起業したら?と言われた。これがきっと直接のきっかけだった。


起業のために何をした?

まず、夫に報告した。毎度のことなので夫はただ呆れていた。それでも、会社勤めをしている夫にとっては驚くような話だったとみえ、夫なりに周りに起業のことを聞いていたもよう。後で分かった。

それから、時間がなかったため、必要書類は全て専門の先生にお任せした。

時間が無かったのは、クラウドファンディングを立ち上げるという、ちょっと特殊なことを企画したため。これを会社名で行うために期限内に揃えるべき書類や、銀行口座開設など、厄介な問題があった。


起業してみて

予想外だったのは、経理処理の複雑さ。よく、どうして会計ソフトを使わないの?と個人事業主さんに言われるけれど、上手く返事ができなかった。今なら分かる。ソフトはAIじゃないから。仕分け自体は結局自分でする。これがわたしには難解だ。いずれ簿記の資格が必要かもしれない。


自分で決める

自分の会社は自分で動かしていかなければならない。だからこそ、自分で決める習慣を身につける必要がある。

ずっと抱え続けていた問題を先日自分なりに解消した。皆、親切心で収益化のことを問われるけれど、わたしはそこから一旦離れた。まずはやりたいことをやるために金策に走った。

呆れる人が多い。ところが、先日、起業家さんの2代目さんに、それでいいと言って頂いた。ご本人には言いそびれたけれど、これほど嬉しい言葉を頂いたことはなかった。こんなやり方を良しとして見逃してくれるのは渋沢栄一氏だけだと思っていた。現代にも近江商人がいた。ありがとう。


起業を考えているあなたへ

わたしはまだ起業家のヒヨコだ。けれど、本当にやりたいのなら頑張ればいい。ただ、そうは甘くはない。経済的な安定を求めているとあるので、それなら、2,3年は売り上げがたたなくても回していける資金があると焦らない。

それから起業塾は近道なのだろうけれど、わたしは起業塾に行ったことはない。その都度自分で考えて動いている。女性向けキラキラの起業塾も多いけれど、結局は自分でやっていくしかない。それは沢山の起業家さんと話してみて腹落ちしている。誰もが自分のスタイルで外に出る。特別に楽なコースは恐らくない。

ヒヨコが敢えて生意気な事を言うとするなら、人を大切にして、丁寧な仕事をすること。今は相手にされなくても、いつかこの人と仕事がしたいと思っている人がいる。そんな高望みも時には自分のバネになる。


※最後までお読みいただきありがとうございました。


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