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ある皮膚科医の相談返答(転地療法)

ある皮膚科医の相談返答(転地療法)

ある皮膚科医といっても、これまで批評してきた皮膚科医ではあるが、『アトピー相談』コラムがあったので、どんな返答をするのか興味深く拝見した。残念な内容です。患者さんは必死なのに・・・明確な返答が出来ない(無知)のは辛いですね。

アトピー相談コラム

アトピー相談の中で、最も驚いたのは「転地療法でアトピーが改善したという話をよく聞くので、家族全員で海外に引っ越したいと思うが、どの国が良いか?」という質問でした。

「海外転勤などの際に、アトピーが良くなったという話はよく聞き、環境が変わったことでアトピー性皮膚炎が改善したのだと思いますが、ある特定の国にアトピー性皮膚炎が少ないわけではなく、特定の国に移住することで改善が約束されるわけではありません。国内で地道に治療に向かい合ってください。」と返事しました。本当に家族で海外移住するつもりだったのか、アトピー相談でちょっと聞いてみただけなのかはよく分かりません。

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【赤嶺コメント】

患者さんたちは真剣だったと思いますよ。海外に行って良くなったという話を聞かれて、子供のためにご自身のために本当に考えていたんだと思いますよ。あなたの返答によって、その気も失せたかもしれませんね。先生たちはあれ程民間療法を叩くのに、転地療法のことも知らないんですか?

それがなぜ効果的なのか、理論的に知らせればこの方の人生は大きく変わったかもしれないのに・・・。自分たちのステロイド剤治療が一番だという割には、何も知らないんですね。ステロイド剤の作用機序も本当は知らないんでしょう。ステロイドホルモンがどこで産生されるか、その産生量も知らないで使用しているから、1カ月100g、200gまで大丈夫ってなことになるんですよね。先生ね、人間は一生80年として約1gしか体内産生されなくて重要な働きをするんですよ。それを、、、100gなんて。全部吸収すれば100生分なんですよ、、、8000年分のステロイド剤を入れていることになりますね。お~、怖い。

実はね、転地するとよいとされるのは、緯度の問題なんです。赤道を中心に南北緯度が設定されていますが、日本の東京は北緯(北半球)35度前後です、肌の色も黄色となっています。この緯度と地球から発する磁力線は比例しているのです。この磁力線の強さで人間の体は、四季に合わせて体を変化させるのです。代謝率を上昇させたり低下させて体温を一定に保っているし、他の系統も恒常性維持となっていることを意識することです。

特にアトピーの方々は、この代謝率の差や体温によって大きく影響してゆきます。夏は代謝率上昇、冬は反対に低下させ36度の体温を維持させています。普通の方々は、夏には自然と汗が出て体温維持、冬は毛穴を閉じて熱を逃がさないようにして維持しています。

この磁力線信号を受けて体内のステロイドホルモンや酵素、ビタミンB群などの上下によって代謝率を操作しているのです。ということは、体内にステロイドホルモン等が多く産生することで、アトピー症状は安定することが予想され、当方の克服ポイントは『夏』設定が多くなります。

これら体内産生されるステロイドホルモンには、自己記号を保有し、記号の合う細胞にしか作用しないのです。しかし、科学的に作られたステロイド剤は無記号であり、ホルモン作用に必要な細胞にすべて作用します。甲状腺ホルモン細胞にも作用することになれば体のバランスは大きく変貌してゆきますし、女性でも男性ホルモンに大きく作用し男性化(毛深くなったり筋肉が固くなったり、声が低くなったり)することも多く見られます。

これらのことを基礎に、今回の質問には、

『常夏の島へ転地すれば、その時点から改善が始まりますよ』
と申し上げますね。ハワイに行けばあっという間に良くなります。しかし、日本へ戻ればすぐに逆戻りとなりますが、一度行けばその意味は分かります。日本から赤道に向かって行けば良くなります。沖縄へ行って良くなった方々など多くいますね。過ごしやすいハワイであれば効果絶大ですが、永住的なことは難しく、永住であれば沖縄を推薦します。本当に良くなりますよ。そして、出来るだけ長く海に入る(3月~10月くらいまで)ことです。移住1年であっという間の改善となります。

と答えます。先生が、この返答をしたら信頼したかもしれませんね。理論なしに『国内で地道に治療に向かい合ってください』では、ステロイド剤も不信となりますよ。ま、その後お越しになってないと思いますが・・・。

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