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【プレス批評】「アトピー性皮膚炎」の最新治療~海老原全医師のコラム~

「赤嶺コメント」この先生のコラムをご覧ください。

皮膚が乾燥してかゆくなり、かいているうちに炎症を起こすアトピー性皮膚炎。もともとの遺伝的な素因に、さまざまな要因が関わった「多因子疾患」といわれています。原因不明ということで、重要な研究が報告されるたびに注目されてきました。これまでは、皮膚がアレルギー物質や刺激に対して過敏に反応する「アレルギー疾患」、皮膚の角質にあるセラミド(細胞間脂質)の減少による「皮膚バリア機能の異常」と考えられ、2006年には、角質のフィラグリンというたんぱく質の遺伝子変異が発症の因子と報告されました。その後、研究が進み新たな因子が明らかになっています。

皮膚の常在菌が発症の一因?

私たちの腸の中には、たくさんの腸内細菌がいることが知られています。皮膚にもさまざまな常在菌がいて、微妙なバランスで皮膚の健康を保っています。その皮膚の細菌叢とアトピー性皮膚炎には、どうやら関わりがありそうなのです。

アトピー性皮膚炎を研究している慶應義塾大学医学部皮膚科学教室の海老原全(たもつ)准教授は、「皮膚の細菌叢には、いろいろな細菌がいて多様性が普通です。アトピー性皮膚炎が悪くなるときは、黄色ブドウ球菌だけが極端に増えて、良くなると減り、いろいろな細菌が増えることが分かってきました。多様性を失った状態が発症の引き金なのか、悪化のもう一つの要因と考えられます」と話します。

感染を伴うアトピーに「ブリーチバス療法」

発症の原因が黄色ブドウ球菌だとすると、細菌を抑える抗生物質を服用することで治療できそうです。しかし、ヒトに対する効果がはっきり分かっておらず、米国では「ブリーチバス療法」という治療法がすでに行われているということです。この治療法は、消毒に用いる次亜塩素酸ナトリウムを一定の濃度入れたお風呂に、週2回程度入浴するもの。「これは、黄色ブドウ球菌を増やさない効果があると思います。海外では治療実績が報告され、認められています。日本では、私たちが臨床試験を行っているところです。いずれどのような人に効果があるのか結果が出ると思います」(海老原准教授)。

監修 慶應義塾大学医学部 皮膚科学教室 准教授 海老原 全先生

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【赤嶺コメント】

表題のコラムをアトピーアラートメールで拝見しました。これまでアトピー性皮膚炎の原因は『遺伝』であり、皮膚角質に存在する『フィラグリン』の遺伝子変異というお医者様では、このアトピーの解決は難しいと思われるが、皮膚常在菌の存在を意識しての治療方法を紹介するのは、標準治療を選択した医者の中では初めてではないだろうか?だが、その処置方法が問題です。

まずは、皮膚常在菌がどんな役割をしているか理解していないで、アメリカで行われている「ブリーチバス療法」なるものを推薦しても患者様には届かないと思うけどなぁ。慶大でも実践を始められたようだが、結果は難しいと思う、皮膚常在菌の存在意義を理解しているから・・。

それも、黄色ブドウ球菌を排除するために、浴槽に強力な抗菌剤を含ませれば、有用な皮膚常在菌も死滅するでしょう。

さらにこの先生、徐々にステロイド剤のランクを落としてゆき、最終的には保湿剤のみとする『プロアクティブ療法』なる処方を信じているのだから、多くの皆様に役に立つには気の遠くなる期間が必要となるでしょう。

この先生も調査すると『製薬マネー』に染まっているようですね。もう、ここまで問題が大きくなっているのだから、真面目に医者しようよ。

あ、ちなみに皮膚常在菌の存在と改善方法への取入れは、当方では25年前に取り入れているけど・・・当初は誰も信じなかったんですよね。でも、最近は少しづつ理解されているようです。アトピーと乳酸菌も小生が元祖なんだけどね・・・。25年前の本にも乳酸菌・皮膚常在菌のこと、膣乳酸菌のことも書いているけどね。

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