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”終戦記念日” 怖い感情は重要&時代と共に変化していく戦争の伝え方

こんにちは、umiです。

明日、8月15日は終戦記念日ですね。
世界各国によって日本戦の終戦日は違うという話もありますが、日本で決められているこの日を終戦記念日として記事を進めることにします。

まずはじめに、戦争で命を落とした方々、苦しみを受けた方々のご冥福を祈り、哀悼の意をあらわしたいと思います。

”命をかけて守った甲斐があった”とあなた方に思ってもらえる、そんな日本になれているんでしょうか。

再び悲惨な戦争を繰り返さない願いを込めて、今日はわたしなりに戦争についてのお話をしていこうと思います。


ちなみに今読んでいる本、”トッケイは七度鳴く”にもビルマ戦の話が出てきます。

弾に当らない伝説の日本兵「神戸のべっさん」が、第二次大戦中のビルマで慰安婦に恋をした……

放送作家の誠太郎は祖父の遺品の中に一冊の戦記を発見する。
その冒頭に戦時中のビルマ(ミャンマー)で慰安婦・夏子を死に至らしめたという衝撃の記述が。
祖父の真実を知るため、娘を守るため、誠太郎は奔走。しかし見えざる力で歴史の闇に飲み込まれて行く。

Amazonより



💡”戦争=怖い”

✅️学校で知った戦争

小学1年生の夏休みの夕方に、体育館で裸足のゲンを放映したことがあったんです。戦争を知るという教育の一貫だったんでしょうね。
でも怖くて怖くて、最後まで見ることができませんでした。

そして同じく小学1年生のある日、担任がいないため別の先生が担当してくれることになりました。
その先生は飼育委員を受け持っており、”ヤギ先生(ヤギを飼ってたんです)”と呼ばれ、優しくて生徒にも大人気✨️わたしも大好きでした。

その先生が”ピカドン”という絵本を使って戦争について伝えた授業。でもその絵本が怖くて、6歳のわたしは”ヤギ先生”自身も怖くなっちゃったんです。
小学2年生で都内から今の実家へ引っ越したため、先生への感情は変わる機会がありませんでした💦


✅️TVで知った戦争

わたしが中学生ごろまで、この時期になるとどのTV局でも特別番組が放送されていました📺️

ドラマで見ることが多かったんですが、わたしの夢にまで影響を与えたドラマがあって。内容は戦時中の東京に家ごとタイムスリップしてしまうというお話。

その日の夜、ドラマと同じシチュエーションの夢を見たんです。
学校から帰宅する道を、米軍に見つからないように移動して、あともう少しでおうちに帰れる!とおもった矢先。
自宅前の父の車に隠れているところを、米軍に見つかってしまうんです。殺される!と思ったその時、米軍はゼスチャーで”逃げろ”としてくれて無事に玄関に入ることができたんですね。
見つかったときの恐怖は今でも覚えています。

そして実家にいるとたまに聞こえてくる、自衛隊のヘリコプターの音。
これもドラマの中の戦闘機が通る音とそっくりだったから、ものすごく怖かった💦
あと甲子園が始まるときのあのサイレンの音は今でも苦手です。空襲警報発令のサイレンに似ているから。


✅️戦争=怖いという感情は重要

そう、わたしが戦争に対して感じたのは”怖い”という感情でした。
こんな怖い経験なんてしたくない、だから戦争はしちゃダメなんだと思いながら育ちました。戦争反対の理由が”怖い”で良いと思うんです。

だって怖い感情って、私たちが危険や不確実性に直面したときに感じるもので、非常に重要な役割を果たすものです。
これは、私たちの生存本能に深く根ざしており、危険を避けるための警告システムとして機能しているんですから。


✅️祖父母からは聞けなかった戦争

わたしは小学2年生まで父方の祖母(祖父は父が8歳の時に他界)と一緒に住んでいました。その時に何度か祖母に戦争について聞いたことがあるんですが、祖母は何も話してはくれませんでした。

そして母方の祖父母にも聞いたことがありました。
祖母から聞いたのは一つだけ。
東京大空襲の時に母をおぶって(母は昭和19年秋生まれ)逃げたということ。ただ詳しいことは話してもらえませんでした。
祖父も一つだけ。
足の小指がないのは戦争でなくしたのかどうか聞いたら
”お腹がすいて食べちゃったんだよ”と笑いながら冗談まじりに話してました。

今ならわかります。
孫に怖い思いをさせたくなかったのと、思い出すのも辛い経験だったから話したくないという祖父母の思いが。


💡大人になって知った戦争

✅️沖縄ひめゆりの塔と長崎平和公園と原爆資料館

高校の修学旅行で原爆資料館を訪れました。
正直に言うと、怖くて見れなかった箇所もあります。
でもその怖かったことが、当時実際に起こり、経験した人たちがいるということなんですよね。そう考えると怖いと思ってしまってはいけないんじゃないか、とも思いました。でもどうしても見れない写真もありました。

そして沖縄は大好きな場所の一つです。なのでキレイな海だけではなくきちんと背景も知っておかなくてはという思いがあります。沖縄戦についての本も読みましたし映画もドキュメンタリーもいろいろみました。

沖縄へ行った際、ひめゆりの塔とひめゆり平和祈念資料館へも足を運んだんです。そこにはひめゆり学徒隊の手記が残っており、実際に読むことができます。

そのなかに”髪の毛変じゃない?”とお友達に確認している箇所があったんです。

看護要員として、沖縄陸軍病院に動員され従事させられていたひめゆり学徒隊。でも髪の毛を気にする普通の女学生だったことを改めて目の当たりにし、そのことがさらに胸を締め付けたんですよね。
戦争がなければ、おしゃれを楽しんで過ごせた学生生活だったんだもの。


✅️映画やドラマをみて生まれた感情

見れば見るほど、知ればしるほど理不尽や矛盾に対する怒りが生まれたんですよね。なぜやめられなかったのか、なぜ特攻隊なんて作ったのか。もうなぜ?なぜ?なぜ?の嵐です。

命の重さがとても軽んじられた時代。一生懸命育てた息子を戦場に駆り出される。娘を学徒隊に取られる。そんなために子を産み育ててきたわけじゃない。
出産して母になってからは、送り出した母親達の感情を思うと、辛く苦しく想像を絶する感情だったんだろうと思い胸が痛みます。

そして矛盾といえば。
”人を殺してはならない”
当たり前のことですよね。でも戦争が始まると180度変化します。
だって戦争で英雄視されるのは
”戦果をあげたひと=たくさんの人を殺した”ことになるから。

今までの当たり前が当たり前じゃなくなる。
これってめちゃめちゃ怖くないですか?

もちろん、人を殺したくて戦場に駆り立てられた人ばかりではありません。昨日まで野菜を売っていた一般人が招集された話もよく聞きます。でも自分や本国にいる家族を守るためには、戦わなくてはいけない状況に、否が応にもせざるを得なくなってしまうのが戦争なんです。


💡時代と共に変化していく戦争の伝え方

✅️TVにこだわる必要はないのかも

わたしは上記の通り、ドラマで知ったり自分で見たり読んだりして戦争について知ってきました。

今でも特番があれば長男と一緒に見ていますが、長女は怖いのもあってみることはありません。

TVで戦争の特番は減りました。視聴者の関心の変化、メディア環境の変化、商業的な要因、そして教育の多様化など、複数の要因が影響しているそうです。

それが悲しいと感じてましたが、今世代の子供たちはTVで見ない子もいるんですよね、長女のように。でも知って欲しいんです、戦争のこと。知らなければ反対もできないから。


✅️若い世代の傾向

最近の若い世代って、映画を倍速で見る傾向がありますよね。
現代は忙しい生活が常態化しており、多くの人が効率的に時間を使いたいと考えています。いわゆるタイパ重視。
倍速で見れば多くの映画やシリーズを短期間で消費できますしね。

TikTokなどの短尺動画プラットフォームが人気なのも納得です。
わたしもTikTokは見ますが、あれ時間泥棒ですよね😁あっという間に時間が溶けます💦

逆にドラマや特番のような長時間のコンテンツに対しては、集中力を持続するのが難しくなることがあるんですって。


✅️TikTokやYouTubeショートで知ろう

TikTokには特攻隊員の最後の手紙をまとめていらっしゃる方や、戦争について発信して、戦争の記憶や平和の大切さを伝える努力をしてくださる方がたくさんいます。
今の若い世代にはTVで放送するよりも目にする機会が増えるので、ありがたい内容だなと思ってます。

だからTikTokのおすすめで、”8月15日はおすすめに戦争関連の投稿がたくさん流れる”とかになれば、さらに目にする人たちが増えるので、そうなるといいなって思ってます。

知ってもらうことが重要なのだから、TV特番でもTikTokでもYouTubeでもメディアはなんでもいいんですよね✨️


長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございます✨️
少しでも気に入っていただけたら、アクションをおこしてくださると嬉しいです💕

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