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「がんばる」がこわい

※少し暗めの内容ですのでご注意ください。(なぜなら気分が落ちこんでるときに書いたから)そんで、長文のくせにオチがないです。それでもよかったら読んでやってください。
え?すでに冒頭が長い?そこの君、うるさいぞ!!

少し昔の話。

昔からよく言われてきたことは

「真面目だね」
「努力家だね」

この2つ。

おそらくみんな、プラスの意味で言ってくれているから、それを言われるたびに私は嬉しかった。(もちろん、今も嬉しい。ドンドン言って。)

しかし、そう言われて喜ぶと同時に、
胸がチクっとなる。

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中学生になって、私は吹奏楽部に入った。
人見知りで引っ込み思案な自分を変えたかったから。


1年の頃から私は、一生懸命練習した。担当楽器のパート内の同級生で、自分が一番下手だということに入部してすぐに気づいたから。

しかし、他の同級生との差が開くばかりで、自信もますます減っていった。



人付き合いは、楽しいときとしんどいときの差が激しい

同じパートの同級生との仲もあまりよくなかった。

私はいわゆる''地味な子''で、パートの同級生は2人ともいわゆる''派手な子''だった。

歩み寄ろうとしたけど、苦手意識はあった。向こうもあったと思う。

その2人はたまに部活をズル休みをしていた。

練習中もサボっていることが度々あったし、
私に偉そうな態度をとることもあった。

もちろん、気の弱い私は何も言えなかった。

でも、楽器は私よりずっと上手だった。
これが「センス」とか「才能」というものなのかと思うと私は悔しかった。

「どうして自分はこんなに練習してるのに」

そんな思いで私は日々、楽器を吹いていた。


トラウマのはじまり(USJのホラーナイトアトラクションのタイトルみたいやな)

きっかけはこの時だった。


部活が終わり、帰り支度をしていたとき、パートの同級生に


「なんでうみって、毎日練習してんのに、そんなにヘタクソなん?」
「確かにねー」


本人たちは軽く言った。軽く。おしゃべりに近いような。


そのとき




一瞬で頭のなかがぐるぐるになって


心のなかは悔しさと怒りを通り越して


自尊心とか元々少ない自己肯定感とかが一気に崩れていった




そんなこと、私が一番

私が一番

分かっとるよ

まともに練習してない人に

なんで

なんで

なんで



 泣き叫ぶわけにもいかなかったから、
「うーん...。私も分からん...。」
何とか表情を保ちながら、そう答えた。


それでも、結果を出すにはやるしかない、頑張るしかないと思った。楽器を吹くことは好きだったし、頑固な私は最後まで続けたかった。

そして、なんとか部活を最後までやりとげた。


高校入試のときが人生のなかで、一番勉強した

高校でも吹奏楽部に入った。

吹奏楽で有名な高校で、その学校の演奏を聞いたときに

「絶対、ここに入りたい!!」

と同時に

「この高校なら、もっと楽器が上手くなって、友達もできそう!やり直せるかも!」

そんな希望をもって、私は入部した。

実際、本当に楽しかった。

え?先輩って怖いんじゃないの?なんでみんなこんなに優しいん?

話しかけてくれる子、めっちゃいる...!
ありがてぇ~!!

中学のときと比べるとハードな練習に必死にくらいつく日々だった。 

でも、まわりの人の優しさのおかげで全く苦ではなかった。

もう辛い思いしなくて済むんだ!
やり直せるんだ!
心のそこからそう思えた。


ピアノ教室辞めたこと、大人になって後悔しがち

入部して半年経ったころだったと思う。

合奏のときに先生がみんなの前で

「真面目にやってても、結果が出ないこともあるよなぁ。練習量はあっても、やっぱりな、やり方が間違ってたら、意味がないんだよ。意味のある練習をせんとな。」


やっぱりダメなんだな。量だけこなしてても。この先生の言うことは説得力あるよなぁ。


あれ?


なんか胸が苦しい

頭がぐるぐるする

「なんでうみって、毎日練習してんのに、そんなにヘタクソなん?」

あのときのこと。どうして今、思い出したのだろうか?

先生は間違ったこと言ってない。誰かが傷つくようなこと言ってない。なのに。


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次の日、その日は個人練習の日だったので外に出た。

基礎練習からスタートして、いつも通り吹いていた。

 少し疲れてきたな。休憩しよ。

そして休憩した後、もう一度楽器を構えた。

すると突然

ナンデウミッテ、マイニチレンシュウシテンノニ、ソンナニヘタクソナン?

え?また?

吹けない。練習したいのに。楽器をもつ手の力が抜けて吹けない。

また胸が締め付けられる。泣いちゃダメ。泣いちゃダメ。


嫌な記憶ほど残りがち

こんなことが頻繁に起こるようになった。

これを「フラッシュバック」というのか分からないけれど、それに近いものだと思う。

頑張りたいのに、練習したいのに、思い出しては練習できなくなる、を繰り返していた。

その結果、

「もっと練習しようよ」

先輩や先輩の引退後は他のパートの同級生にも言われるようになった。顧問にも、遠回しにそれらしいことを言われるようになった。

だんだん、努力不足が目立ってきたのだ。

誰かに相談したかった。
けれど「それは甘えだ。」と言われそうで、誰にも話せなかった。


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大学生になった今でも、フラッシュバック(仮)が起きることがある。

そしてそれは何かを頑張ってるときによくおきる。就職試験の勉強のとき、国家試験の勉強のとき...

「私はいくら努力しても結果が出ないんだ」
「真面目にやってもセンスがないからダメなんだ」

本気で思っていないのに、まるで自分で自分に暗示をかけているかのような、そんな感覚になるのだ。


あのとき以来、頑張ることが怖くなった。

結果が出なかったらどうしよう

またあのときと同じこと、誰かに言われたらどうしよう

胸が締め付けられる

涙が止まらない

でも、頑張らなきゃいけないのは分かってる。私は不器用だから。人より時間がかかるから。

こんなんじゃダメなんだ。こんな中途半端な頑張りでは。もっと努力しなくては。

私はダメなんだ。


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高校受験が受かったとき、大学受験が受かったとき、就職試験が受かったとき

全部嬉しかった。全部第一志望のところだったのもあって、すごく嬉しかった。

でも、自分の頑張りに納得したことは一度もなかった。

自分が努力してきたことに自信を持てたことも一度もなかった。

「問題が簡単だった」
「運が強かっただけ」

そう言い聞かせていた。

頑張ることが怖くなると同時に、自分の頑張りを自分で認めることも怖くなっていった。


なんとかしてオチをつくりました

カウンセラーに相談したときにかけてもらった言葉や、精神科でもらった抗不安薬をお守りにして
(基本、飲まないです。ほんまにお守りにしてる)

なんとかやってきてる状態です。


「たいしたこと言われてないじゃん!悩みすぎでは?」

と思う人もいるよね...(実際はもっとひどいこと言われたり、されたりしてきてます。今回のはその一部です。)

今回の記事は、
①ただ単に苦しい過去を吐き出したかった(正直者)
②自分のなかで整理をしてみたかった
 
この2つを目的に書きました。

長々と読んでくださり、ありがとうございました。
                                                                   うみ。








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