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彼と結婚した、私

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#仕事

今いる場所に、見える世界に陽が差した

今朝は早く目が覚めた 洗面所に行くと 窓から朝日が差し込んでいた 今日こそはシーツを洗おうと思った 彼の家に引っ越す前 独身の頃使っていたシングル用のシーツ 晴れる週末を待っていた 待っていたら苗字が変わった 彼と家族になって1か月が経とうとしていた 休日の朝食に お決まりの卵焼きを2人で食べる その瞬間が何よりも幸せだ 「大変、雨降ってきたよ」 出かける用意をしていると 彼が突然ベランダへ走り出した 子供みたいに楽しそうにして 干してあったシーツを手に取っ

置き去りにされた、私のエネルギー

「洋服を沢山買う人って、  エネルギーが余ってるからなんだって。」 幼なじみと洋服を見ていた こうやって女同士で買い物をするなんて 一体、いつぶりだろう 結婚して以来、彼以外との外出が ほとんど無くなっていた事に気づいた コロナが原因か、それとも 日本人離れした顔立ちとスタイル 店員さんと話してる姿は、立場が逆に見えた 彼女は自信とオーラに満ち溢れている 「私、エネルギー有り余ってるのかな。」 ボソボソと言った私の言葉を 笑って吹き飛ばしてくれる 彼女が好きだ