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【ビルドガイド】ErgoNumeric19


デザインとコンセプト

より打ちやすいテンキーを検討

 手が疲れにくく、打ちやすいマクロにも対応したテンキーを製作することを目的に基板を設計しました。
 一般に中指は他の指より長いです。そこに着目し、中指が当たるポジションを上方向にずらすことで、指先を曲げずにタイピングできる配置にしました。
 また、テンキー以外の使い道として、例えば左手デバイスのように使用できるよう、組み立て方を変えることで右手入力用と左手入力用のどちらにも対応できるようにしています。

REMAPへのリンク

 ここからアクセスできます。

 最初の接続時には、カタログのファームウェア(VIA用)をProMicroに書き込んでください。書き込み後にキチンとデバイスとして認識されると思います。FIRMWAREタブから書き込めます。
 このあたりの流れは以下の記事に詳しいです。

必要な材料リスト

 ★マークのある材料はBOOTHにまとめて出品しています。流通がめんどくさくなったらPCBデータ等を公開しようと思います。

 組み立てには以下の材料が必要です。

 上記はMXスイッチでの組み立て材料例です。ホットスワップに対応しているので、Choc v1を使って組み立てることもできます。その場合は、「MXスイッチ用ソケット」、「MXスイッチ」、「MXスイッチ用キーキャップ」をそれぞれChocのものに読み替えて材料を集めてください。

Q. MX?Choc?ナニソレ?
A. 以下に詳しいです。

 また、組み立てには以下の工具等が必要です。

  • はんだごて&はんだ

  • プラスドライバー

  • USBケーブル(ProMicroとPC等の通信用)

組み立て方

※販売している基板は一部、フットプリントを変更しています。ダイオードの向きが写真とは逆になっておりますが、実物の(販売している基板に書かれた)向きに従ってください。
※この組み立て方は右手デバイスとしての組み立てになります。左手デバイスとして組み立てたい方は、部品の実装や組み立てが反転します。

①ダイオードのはんだ付け

ダイオードと基板
片方からはんだ付け

 ピンセットを使い、ダイオードを片足ずつ取り付けます。先に基板上に予備はんだを盛っておくと良いと思います。

片方だけはんだ付けした状態
ダイオードのはんだ付けおわり
ダイオードの向き

②スイッチソケットのはんだ付け

スイッチソケット(MX)を取り付ける

 スイッチソケットはあらかじめ穴に差し込んだ後に端子をはんだ付けします。

スイッチソケットのはんだ付けおわり

 基板上に「RESET」という文字があると思います。ここにリセット用のタクトスイッチをつけます。ダイオードやソケットを付けた面裏側にタクトスイッチを差し込み、ダイオードやソケットを付けた面ではんだ付けをします。

③スイッチの取り付け等

スイッチプレート

 右手デバイスとして組み立てる場合は上の画像のようにネジスペーサを固定します。

キーを仮固定

 キーを4隅に仮固定します。

差し込む

 仮固定したキーの端子がそれぞれソケットの穴に確実に刺さるよう差し込みます。

キー取り付けおわり

 どんどんキーを差し込んでいきます。ソケットに確実に差し込んでください。しっかり刺さると裏側からチラッとだけ端子が見える状態になります。

「キー取り付けおわり」をひっくり返した状態
ボトムプレート取り付け

 ボトムプレートをネジで取り付けます。任意パーツですが、ゴム足はこの面に取り付けます。
 最後にキーキャップを差し込んで取り付けます。

⑤ProMicroの取り付け

最終的な状態

 コンスルーはProMicroをはんだ付け無しで基板に差せるようにする部品です。ただし、ProMicroにコンスルーははんだ付けする必要があります。

こんな感じ1
こんな感じ2

 コンスルーをProMicroにはんだ付けできたら、(差し込める所が2つあるかと思いますが、)基板上の印字にしたがってProMicroをゆっくりと差し込んでください。

 ProMicroについてはもげ防止を行うことが通常です。以下を参考に行うことを推奨します。

完成!!

ファームウェアとか

 ファームウェア等はGithub上(qmk_firmware/keyboards/ergonumeric19)にあります。

 基本的にはREMAP上で完結します。
 VIAやQMKで使用したい場合はダウンロードしてください。VIA用のJSONはergonumeric19_via.jsonが対応しています。

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