「慧眼」


「慧眼」


徹底的な思考による心情の相対化によってしか透徹した眼差しは獲得できない。


各分野で権威と称される人物ですら分野を超えたらただのひとである。


これは古今を通じて言えることでもあるが、今日においては必至とされる。


この自覚が希薄すぎるのは、これまた悲惨と謂わざるを得ぬ。

見掛けの感覚的現象に呪縛されているからである。

昨今の凄惨な世相の警告が聞こえぬ、観えぬのだろう。

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