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こっこ

言わずと知れた仙台の銘菓「萩の月」を頂点とする「クリームを口どけの良いケーキで包んだ系銘菓」。その静岡版ともいえるのが「こっこ」です。

ルックはこちら

こっこはさっぱりとして甘いクリームを、くちどけの良い蒸しケーキで包んだ銘菓です。萩の月ほど口に入れるだけで、ほろっとはしませんが、しっとり柔らかいケーキと中のクリームの相性は抜群です。おそらく、苦手な人はいないんじゃないのかというスタンダードな蒸しケーキです。そのためか、駅や空港などの静岡土産のコーナーには、だいたい置いてあるのです。

さて、このこっこ、静岡県内での知名度は抜群に高いのですが、それは、味が評判というだけではなく、CMの力が大きく関係しています。

こっこのCMは、「こっこちゃん」という、ひよこを模したマスコットキャラクターを建て、「たまごかな? ケーキかな? こっこ こっこー ひよこっこー♪」というテーマソングと供にお茶の間に頻出するのです。もはや刷り込みに近いです。

さらに、こっこちゃんにはいつの間にか仲間(派生商品)が増え、独自の世界観とストーリーを持った、謎のお菓子ハーレムを築き上げています。

関単にまとめたこっこちゃん関連の登場お菓子はこちら

こっこちゃん:謙虚でマイペース。将来の夢は立派な手土産になること
いちごこっこちゃん:恥ずかしがりやでこっこちゃんが好き
義理ちょこっこちゃん:ギャルでこっこちゃん狙い
夏バナナこっこちゃん:クールビューティでこっこちゃんが好き
チョコバナナこっこちゃん:セレブでこっこちゃんが好き
抹茶こっこちゃん:いなせ

ご覧の通り、お菓子たちはほぼ皆こっこちゃんが好きです。

おそらく、これだけでは何を言っているか分からないと思いますが、販売元のミホミさんのWebページにある、CMムービーをご覧になって下さい。

静岡県民は、隙あらばこのCMを見せられているのです。

気づいた時には、「たまごかな?」と口ずさみ、駅に行けば、県民なのに県民の家に遊びに行くおみやげとしてこっこを買ってしまうのも無理はありません。普通においしいですし。

静岡県民の愛する口どけの良い蒸しケーキな銘菓、それがこっこなのです。

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