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奥田@有料版vol.120:法人保険におけるフィデューシャリー・デューティー

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<2017/10/18配信>

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奥田雅也の
「無料メルマガでは書けない法人保険営業ネタ」
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奥田@有料版vol.120:法人保険におけるフィデューシャリー・デューティー
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いつもお世話になります。
奥田です。


最近、保険業界において
「フィデューシャリー・デューティー」
という言葉がよく言われる様に
なってきました。


この「フィデューシャリー・デューティー」
という言葉、分かる様で
よく分からない言葉です(汗)


とあるサイトから少し引用しますと・・・


<以下、引用>

金融庁は、
「フィデューシャリー・デューティー」を
「受託者責任」よりも広い意味合いで捉え、
「他者の信任に応えるべく
一定の任務を遂行する者が
負うべき幅広い様々な役割・責任の総称」と
解しています。
(「平成27事務年度金融行政方針」
(平成27年9月18日))

近時は同様の意味で、
「顧客本位の業務運営」との語を
用いるようにもなっています。


当局は、顧客本位の業務運営
(フィデューシャリー・デューティー)について、
「平成28事務年度 金融行政方針」
(平成28年10月21日)で
以下のような考えを示しており、
今般の、銀行における
特定保険契約の代理店手数料の
自主的開示も、
このような当局の考えに
沿うものと理解できます。


国民の安定的な資産形成を
実現するためには、
販売会社についても、
顧客本位の業務運営
(フィデューシャリー・デューティー)の
確立と定着を図っていく。


手数料の水準や
商品特性(リスクの所在)は
家計にとって分かりにくく、
金融機関と顧客との間には、
いわゆる「情報の非対称性」が
存在しているため、
顧客が支払う手数料の明確化を
進めるとともに、
商品の説明資料の改善や、
金融機関による
顧客本位の取組みの
自主的な開示を促進する。


金融機関の行動や
組成・販売する商品の
顧客にとっての「見える化」を
推進することで、
良質な商品や取組みが
顧客から正当に評価され、
選択されていくメカニズムを構築し、
金融機関が、顧客の方を向いて
より優れた商品・サービスの提供を
競い合う環境の整備を目指す。


金融商品の販売、助言、
商品開発、資産管理、運用等の
インベストメント・チェーンに含まれる
全ての金融機関等において、
顧客本位の業務運営
(最終的な資金提供者・受益者の
利益を第一に考えた業務運営)を
行うべきとのプリンシプルが共有され、
実行されていく必要がある。


例えば、以下の取組みについて、
関係者との対話を進めていく。


(中略)

販売会社 :顧客本位の販売商品の
選定・提案、顧客本位の経営姿勢と
整合的な業績評価、
顧客本位の取組みの自主的な開示、
商品のリスクの所在等の
説明(資料)の改善、
顧客が直接・間接に支払う
手数料率(額)及び
それがいかなるサービスの
対価なのかの明確化、
これらを通じた
顧客との間の利益相反や
情報の非対称性の排除(情報提供の充実)等

<引用終わり>


フィデューシャリー・デューティーを
「顧客本位の業務運営」という表現に
置き換えて金融庁は
説明をしています。


こう言われると
少し分かった様な
気がします・・・・


これを法人保険の現場に
当てはめて私なりの解釈で
少し考えてみます。

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