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【Blender3.6.1】サブサーフェス設定備忘録【SSS】

初心者の備忘録です。

完成図。SSS有り(奥)、SSS無し(手前)

サブサーフェス(SSS)とは

・なんか透けるやつ。

サブサーフェス設定項目

サブサーフェス

0.0~1.0の範囲で指定できるが、基本的に数値は1.0固定。
ややこしいことに、1つの数値で、
・透け感の強さの調整
・ベースカラーとサブカラーのカラーミックス係数

の2つの役割を持っている。
透け感の強さは[サブサーフェス範囲]で、カラーミックスはカラーミックスノードを繋げて作るほうがわかりやすいので、サブサーフェスは 0 or 1(無効 or 有効)でいい。

サブサーフェス範囲

上からR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の順番に、0.0~100.0の範囲で指定できる。
これまたややこしいことに
透け色の調整
・透け感の強さの調整
の2つの役割を持っている。
よって、手入力で狙った色にするのは至難の業。
ノードを繋げて設定する。(後述)

サブサーフェスカラー

サブサーフェスを使用する上でのベースの色を指定する。
サブサーフェスが1.0未満の場合、[ベースカラー]とのミックスになってしまうので注意。

具体的な設定方法

ノード完成図

1.適当にオブジェクト(キューブなど)とライトを置いて、3Dビューの右上にあるレンダリングモードのボタンをレンダーにしておく。

2.[サブサーフェス]を1.0に、[サブサーフェスカラー]にベースの色を設定する。([ベースカラー]は使用しないので放置でいい。)
サブサーフェスカラーは彩度1未満、RGBそれぞれ0超えにする。

3.[カラーを出力できるノード(なんでもいい)]に透けた時の色を設定する。

4.[追加]>[コンバーター]>[ベクトル演算]を乗算モードにして、[カラー]と[サブサーフェス範囲]の間に繋げる。
下のベクトルには[追加]>[入力]>[値]を繋げる。

ノードを繋げる場合、少なくともv3.6では繋げる前の[サブサーフェス範囲]の値は影響はないので、気にしなくていい。

5.[値]で透け感の強さを調節

6.完成!

実践

肌の表現に使ったりするらしいので、人間のモデルで実践。(肌にだけ適用。)
閉じたメッシュではないため、[ランダムウォーク]ではなく[Christensen-Burley]を使用する。

シェーダーエディター画面
SSS有無の比較画像

うーん……?

Eevee特有の設定

マテリアルタブの[サブサーフェス透光]をON
[スクリーンスペース屈折]と[アルファブレンド]はOFF

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