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11連勝オルターガイスト【デッキと回し方】
自己紹介
はじめましての方ははじめまして。なおと申します。2月25日から、遊戯王マスターデュエルから遊戯王に入門した初心者です。ここでは、マスターデュエルでのオルターガイストのデッキ構築と回し方について解説していきます。経歴はまだ少ないですが次の通りです。
VRCカードショップ杯準優勝(リンク)
ランクマッチ11連勝
![](https://assets.st-note.com/img/1650445060279-oalEd4VqDq.jpg?width=800)
オルターガイストとは
オルターガイストは、エルドリッチや蟲惑魔などと同じ罠ビートに分類されます。ただ、通常のエルドリッチのようなお手軽な強さは期待できません。使えば使うほど難しさがわかるというのでしょうかね。
オルターガイストのここがすごい!
デッキが安い
中盤~後半に行くにつれ強くなる
うららと増Gがあまり痛くない(初動を除く)
タイミングを逃さない
ここがダメ!
初動が弱い
初動にうらら打たれたらほぼサレンダー確定
初動
デッキ構築
![](https://assets.st-note.com/img/1650446311507-quu1pHVjcS.jpg?width=800)
入れてるカード
オルターガイスト・メリュシーク × 3
オルターガイスト・プークエリ × 1
増殖するG × 3
オルターガイスト・シルキタス × 2
灰流うらら × 3
オルターガイスト・マルチフェイカー × 1
屋敷わらし × 1
オルターガイスト・マリオネッター × 3
オルターガイスト・クンティエリ × 1
ダイナレスラー・パンクラトプス × 1
ワン・フォー・ワン × 1
金満で謙虚な壺 × 2
オルターガイスト・マテリアリゼーション × 1
無限泡影 × 3
神の宣告 × 3
神の通告 × 2
魔封じの芳香 × 3
オルターガイスト・プロトコル × 2
パーソナル・スプーフィング × 3
オルターガイスト・エミュレルフ × 1
リンクリボー × 1
サクリファイス・アニマ × 1
聖魔の乙女アルテミス × 1
オルターガイスト・ヘクスティア × 3
トロイメア・フェニックス × 1
オルターガイスト・プライムバンシー × 2
トロイメア・ユニコーン × 1
神聖魔皇后セレーネ × 1
召命の神弓-アポロウーサ × 1
オルターガイスト・メモリーガント × 1
アクセスコード・トーカー × 1
閉ザサレシ世界ノ冥神 × 1
入れてたカード
D.D.クロウ
クリッター
サンダー・ボルト
ハーピィの羽根帚
死者蘇生
強欲で金満な壺
ライトニング・ストーム
魔法族の里
月の書
墓穴の指名者
黒魔族復活の棺
激流葬
強制脱出装置
迷い風
メタバース
拮抗勝負
神の警告
スキルドレイン
オルターガイスト・キードゥルガー
魔導耀士 デイブレイカー
I:Pマスカレーナ
鎖龍蛇-スカルデット
入れてないカード
エフェクト・ヴェーラー
ドロール&ロックバード
PSYフレームギア・γ
黒き森のウィッチ
アーティファクト-ロンギヌス
原始生命態ニビル
テラ・フォーミング
円融魔術
冥王結界波
王家の眠る谷-ネクロバレー
抹殺の指名者
禁じられた一滴
次元障壁
天龍雪獄
王宮の勅命
群雄割拠
虚無空間
幻影霧剣
オルターガイスト・ホーンデッドロック
大捕り物
クインテット・マジシャン
転生炎獣アルミラージ
水晶機巧-ハリファイバー
捕食植物ヴェルテ・アナコンダ
照耀の光霊使いライナ
カードの解説・メインデッキのモンスター
オルターガイスト・マルチフェイカー
魔法使い族・闇・星3・攻1200/守800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分が罠カードを発動した場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「オルターガイスト・マルチフェイカー」以外の「オルターガイスト」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。この効果を発動するターン、自分は「オルターガイスト」モンスターしか特殊召喚できない。
オルターガイストの要。現在のマスターデュエル環境だと制限のため、初動でこれに「墓穴の指名者」や「D.D.クロウ」を打たれたらかなり厳しくなります。注意点としては次の2つ。
・「罠カードを発動した場合に」
カードの発動なので、効果の発動ではマルチフェイカーを特殊召喚できません。
・「この効果を発動するターン、自分は「オルターガイスト」モンスターしか特殊召喚できない」
このデッキが「原始生命態ニビル」をあまり採用しない理由です。マルチフェイカーは相手のターンに出すことが多いため、マルチフェイカーが通るとニビルが打てなくなるからです。
オルターガイスト・メリュシーク
魔法使い族・水・星1・攻500/守300
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードは直接攻撃できる。
②:このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地へ送る。
③:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「オルターガイスト・メリュシーク」以外の「オルターガイスト」モンスター1体を手札に加える。
②の効果にはターン制限がないです。たまに役立ちます。
リンク1(「リンクリボー」「サクリファイス・アニマ」「聖魔の乙女アルテミス」「転生炎獣アルミラージ」など)と、「ワン・フォー・ワン」が必須となる理由になるカードです。初動ではメリュシークをリンク1にして墓地へ送り、マルチフェイカーをサーチしましょう。3積み必須。
オルターガイスト・マリオネッター
魔法使い族・光・星4・攻1600/守1700
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。デッキから「オルターガイスト」罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
②:自分フィールドの「オルターガイスト」カード1枚と、自分の墓地の「オルターガイスト」モンスター1体を対象として発動できる。対象のフィールドのカードを墓地へ送り、対象の墓地のモンスターを特殊召喚する。
初動カードその2です。プロトコルを優先的に置きましょう。マリオネッターの②の効果からのマルチフェイカー蘇生からのマルチフェイカーの②の効果発動や、メリュシークを蘇生させてリンク1にしてオルターガイストモンスターをサーチさせたり、そのまま殴ったりするなど、活用法は無限大です。
マルチフェイカーが準制限や無制限になれば話は変わると思いますが、今の環境では3積み必須。
オルターガイスト・シルキタス
魔法使い族・風・星2・攻800/守1500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカード以外の自分フィールドの「オルターガイスト」カード1枚を持ち主の手札に戻し、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、自分の墓地の「オルターガイスト」罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
オルターガイストデッキの要その2。自分のオルターガイストカードを対象にしてバウンス効果、そして墓地のオルターガイスト罠を戻す効果の2つがあります。マルチフェイカーから出すオルターガイストモンスターも基本的にはシルキタスになりますね。あとで説明するマテリアリゼーションとの連携も強いです。
ただ、手札に来られると困るので2積みです。
オルターガイスト・クンティエリ
魔法使い族・地・星5・攻0/守2400
①:自分フィールドに「オルターガイスト」カードが存在する場合、相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、その攻撃を無効にする。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。このモンスターが表側表示で存在する間、そのカードの効果は無効化される。
攻撃無効と、無限泡影効果ですね。良く見ればわかると思いますが、ターン制限がついていません。つまり、シルキタスでクンティエリをバウンスさせると最大3体まで相手モンスターの攻撃を無効にすることができます。サーチされるためにあるカードで、使い回しも効くのでピン刺しです。
オルターガイスト・プークエリ
魔法使い族・闇・星1・攻300/守100
このカード名の、①の効果は1ターンに1度しか使用できず、②の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
①:自分フィールドの「オルターガイスト」モンスターを「オルターガイスト」モンスターのリンク素材とする場合、手札のこのカードもリンク素材にできる。
②:このカードが墓地に存在し、「オルターガイスト」リンクモンスターが自分フィールドにリンク召喚された場合に発動できる。このカードを手札に加える。
オルターガイストリンクモンスターを作る場合、ターンに一度だけ手札のプークエリをリンク素材にできます。これも2枚以上手札に来られると厳しいのでピン刺しです。
これとメリュシークでヘクスティアを作るとき、メリュシークのチェーンを1、プークエリのチェーンを2にすると相手にうららを打たせないようにすることができます。初動でのうららは特に厳しいので、役に立つテクニックでしょう。
カードの解説・エクストラデッキ
オルターガイストのリンクモンスターは、すべて素材がオルターガイストモンスターであることを要求します。
オルターガイスト・ヘクスティア
魔法使い族・炎・リンク2→↓・攻1500
「オルターガイスト」モンスター2体
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの攻撃力は、このカードのリンク先の「オルターガイスト」モンスターの元々の攻撃力分アップする。
②:魔法・罠カードの効果が発動した時、このカードのリンク先の「オルターガイスト」モンスター1体をリリースして発動できる。その発動を無効にし破壊する。
③:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「オルターガイスト」カード1枚を手札に加える。
③の効果はメリュシークの強化版ですね。②の効果にターン制限がないので、エミュレルフをうまく使うと無限に無効にすることができます。
もし「スキルドレイン」を貼られている状態だったら、ヘクスティアを墓地に送ってプロトコルをサーチしてくるのも手です。①の効果があるので、打点としても優秀です。マリオネッターがあるだけで3100+1600です。
②の効果がとにかく強いし、③も強いしで、エクストラデッキですが3積みは必須です。
オルターガイスト・プライムバンシー
魔法使い族・闇・リンク3→↓↘・攻2100
「オルターガイスト」モンスター2体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手のメインフェイズにこのカード以外の自分フィールドの「オルターガイスト」モンスター1体をリリースして発動できる。デッキから「オルターガイスト」モンスター1体をこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
②:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、自分の墓地の「オルターガイスト」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
基本的に使うことになるのは②の効果です。メモリーガントや「アクセスコード・トーカー」を作ってマルチフェイカーを回収するための効果ですね。ただ、①の効果は相手のメインフェイズにも使えるという強みがあるので、クンティエリを特殊召喚して相手のカードを無効にするなど、幅広い使い方ができます。2~3積みです。Rなので作る負担は少ないと思います。
オルターガイスト・メモリーガント
魔法使い族・闇・リンク4←→↙↘・攻2800
「オルターガイスト」モンスター2体以上
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:お互いのバトルフェイズに、自分フィールドの他のモンスター1体をリリースして発動できる。そのモンスターの攻撃力分このカードの攻撃力をアップする。
②:このカードが戦闘でモンスターを破壊した時に発動できる。相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊する。破壊した場合、このカードはもう1度だけ続けて攻撃できる。
③:このカードが破壊される場合、代わりに自分の墓地のモンスター1体を除外できる。
①はヘクスティアと似たような攻撃力増加効果ですね。これはオルターガイストモンスターであることを要求しません。リンク4で、「アクセスコード・トーカー」よりこのカードのほうを採用する必要がある理由は、一つはマルチフェイカーの誓約効果、一つはこのカードの②の効果です。
①の効果とヘクスティアを組み合わせて、ワンターンキルも狙えます。ヘクスティアの下か右にメモリーガントを置いて、1500+2800=4300になったヘクスティアの攻撃力で殴ったあと、メモリーガントで食って4300+2800=7100になって計1万打点を超えるという計算です。
カードの解説・オルターガイスト罠と関連カード
オルターガイスト・プロトコル
永続罠
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの「オルターガイスト」カードの効果の発動及びその発動した効果は無効化されない。
②:相手がモンスターの効果を発動した時、このカード以外の自分フィールドの表側表示の「オルターガイスト」カード1枚を墓地へ送って発動できる。その発動を無効にし破壊する。
「スキルドレイン」を採用する理由その0です。①の効果がとにかく強い。②は「神の通告」のオルターガイストバージョンですね。採用しない理由がないです。人によっては3積み。
オルターガイスト・マテリアリゼーション
通常罠
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地の「オルターガイスト」モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚し、このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。このカードがフィールドを離れた時にそのモンスターは破壊される。
②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「オルターガイスト」罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
リビングデッドの呼び声です。違うところは、通常罠なので場から離れても処理は行われるということ。これを活用して次のようなコンボができます。
1. マテリアリゼーション発動、オルターガイストモンスターを特殊召喚。
2. チェーンしてシルキタス発動、マテリアリゼーションを手札に戻して相手のカード1枚をバウンス。
これにより、マテリアリゼーションは破壊されることなく、モンスターは完全に蘇生されるという結果になります。「パーソナル・スプーフィング」でも同じことができますね。
オルターガイスト・エミュレルフ
永続罠
①:このカードは発動後、効果モンスター(魔法使い族・光・星4・攻1400/守1800)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する。このカードは罠カードとしても扱う。
②:このカードの効果で特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカード以外の自分フィールドの「オルターガイスト」罠カードは効果の対象にならず、効果では破壊されない。
①の効果とヘクスティアで相手の魔法・罠を徹底的に潰し、②の効果で「ライトニング・ストーム」や「ハーピィの羽根帚」などからプロトコルを守ります。人によっては積まない人もいます。
パーソナル・スプーフィング
永続罠
①:1ターンに1度、手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、「オルターガイスト」カード1枚を持ち主のデッキに戻して発動できる。デッキから「オルターガイスト」モンスター1体を手札に加える。
オルターガイストの関連カードの中で、唯一オルターガイストカードではないです。注意。
オルターガイストカードで好きなオルターガイストモンスターをサーチすることができます。これをうまく使うとマテリアリゼーションからの完全蘇生とマルチフェイカーやクンティエリのサーチに繋がるため、3積みしない理由がないです。
「パーソナル・スプーフィング」を発動してマルチフェイカーを持ってくると「罠の発動」として扱われるので、すぐマルチフェイカーを特殊召喚することができます。非常に良く使うので覚えておきましょう。
カードの解説・非オルターガイストカード
手札誘発
増殖するG
灰流うらら
屋敷わらし
D.D.クロウ
エフェクト・ヴェーラー
ドロール&ロックバード
PSYフレームギア・γ
アーティファクト-ロンギヌス
原始生命態ニビル
無限泡影
拮抗勝負
このうち僕が採用しているのは、「増殖するG」3枚、「灰流うらら」3枚、「屋敷わらし」1枚、「無限泡影」3枚で計10枚です。
「原始生命態ニビル」は上にも書いた通りマルチフェイカーの誓約効果が邪魔をして使える機会は少ないです。人によっては「D.D.クロウ」「エフェクト・ヴェーラー」「ドロール&ロックバード」は入れる人もいるでしょう。「PSYフレームギア・γ」も個人的には使う機会は少ないと思います。「拮抗勝負」はとても良いカードなので、後攻に寄せるんだったら投入もありです。
強欲で金満な壺
通常魔法
①:自分メインフェイズ1開始時に、自分のEXデッキの裏側表示のカード3枚または6枚をランダムに裏側表示で除外して発動できる。除外したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。
ヘクスティアがなくても大丈夫なぐらい余裕がある方は使いましょう。僕には余裕がなかったです。(笑)
フィールド魔法系
魔法族の里
①:自分フィールドにのみ魔法使い族モンスターが存在する場合、相手は魔法カードを発動できない。
②:自分フィールドに魔法使い族モンスターが存在しない場合、自分は魔法カードを発動できない。
王家の眠る谷-ネクロバレー
①:フィールドの「墓守」モンスターの攻撃力・守備力は500アップする。
②:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、お互いに墓地のカードを除外できず、墓地のカードへ及ぶ効果は無効化され、適用されない。
「魔法族の里」は自分フィールドに魔法使い族がいさえすれば相手の魔法を封じるフィールド魔法、「王家の眠る谷-ネクロバレー」は墓地のカードの利用と除外を封じるフィールド魔法です。「テラ・フォーミング」「メタバース」はフィールド魔法のサーチカードですね。もし使うなら、基本的にはマルチフェイカーのトリガーとしても使える「メタバース」のほうを使います。
魔法が増えるのはオルターガイストにとっては良いことではないですが、そのぶん強力なフィールド魔法ではあるので、入れてみても良いかもしれませんね。……「魔法族の里」以外は全部URですが。
その他の魔法
サンダー・ボルト
ハーピィの羽根帚
死者蘇生
ライトニング・ストーム
月の書
墓穴の指名者
円融魔術
冥王結界波
抹殺の指名者
禁じられた一滴
「円融魔術」を除くと全部汎用の魔法ですね。「円融魔術」は「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」と「クインテット・マジシャン」とのコンボで使います。
「サンダー・ボルト」「ハーピィの羽根帚」「ライトニング・ストーム」に関してはシルキタスがあるし、「死者蘇生」に関してはマリオネッターとマテリアリゼーションがあります。
「墓穴の指名者」は、中盤のうららはそんなに痛くないという理由であえて抜きました。そうなると「抹殺の指名者」も入れる理由がなくなりますね。
「冥王結界波」「禁じられた一滴」は……、魔法です。そしてUR。オルターガイストは魔法というだけで採用価値が大きく下がります。
スキルドレイン
永続罠
1000LPを払ってこのカードを発動できる。
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。
「スキルドレイン」は「オルターガイスト・プロトコル」の利点を最大限活用するための永続罠です。プロトコルの効果を再度見ていきましょう。
オルターガイスト・プロトコル
永続罠
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの「オルターガイスト」カードの効果の発動及びその発動した効果は無効化されない。
②:相手がモンスターの効果を発動した時、このカード以外の自分フィールドの表側表示の「オルターガイスト」カード1枚を墓地へ送って発動できる。その発動を無効にし破壊する。
「スキルドレイン」がある状態であっても、「自分フィールドの「オルターガイスト」カードの効果の発動及びその発動した効果は無効化されない」のです。ただ、次の4つの効果は発動ではないか、永続効果のため、無効になります。
「オルターガイスト・メリュシーク」の①:このカードは直接攻撃できる。
「オルターガイスト・ヘクスティア」の①:このカードの攻撃力は、このカードのリンク先の「オルターガイスト」モンスターの元々の攻撃力分アップする。
「オルターガイスト・メモリーガント」の①:お互いのバトルフェイズに、自分フィールドの他のモンスター1体をリリースして発動できる。そのモンスターの攻撃力分このカードの攻撃力をアップする。
「オルターガイスト・メモリーガント」の③:このカードが破壊される場合、代わりに自分の墓地のモンスター1体を除外できる。
「オルターガイスト・メモリーガント」の①の場合、リリースはできますが、攻撃力は上がらないことに注意ですね。
このようにデメリットがある上に、プロトコルを先に置けなければ自分がボコボコにされて終わるだけなので、「スキルドレイン」を使いこなすには経験と慣れが必要です。初心者にはおすすめしがたい構築です。
ただ、無限泡影がURのため、URが足りないときは考慮してみるのも良いでしょう。
その他の永続罠
オルターガイスト・ホーンデッドロック
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。「オルターガイスト」カードの効果によってセットされているこのカードはセットしたターンでも発動できる。
①:このカードの発動時の効果処理として、手札から「オルターガイスト」モンスター1体を墓地へ送る。
②:相手が罠カードを発動した時、手札から「オルターガイスト」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。その効果を無効にし破壊する。
「オルターガイスト・マリオネッター」から素早く「オルターガイスト・マルチフェイカー」を出したいときなどに使います。ただ、手札から墓地へ送られると効果が発動しないオルターガイストの特性上、使うのは難しいでしょう。
幻影霧剣
フィールドの効果モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、対象のモンスターは攻撃できず、攻撃対象にならず、効果は無効化される。そのモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される。
②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「幻影騎士団」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。
無限泡影4枚目のような使い方ができます。
魔封じの芳香
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いに魔法カードはセットしなければ発動できず、セットしたプレイヤーから見て次の自分ターンが来るまで発動できない。
オルターガイストにとって最も強い罠カードだと思っています。「オルターガイスト・シルキタス」で、相手の通常魔法を最大3回まで発動される前にバウンスさせることができるので、ほぼ勅命と同じ感じで相手の魔法を封印することができます。「魔封じの芳香」はペンデュラム召喚まで封印するのでなお強いですね。
群雄割拠
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いのフィールドにそれぞれ1種類の種族のモンスターしか表側表示で存在できない。お互いのプレイヤーは自身のフィールドの表側表示モンスターの種族が2種類以上の場合には1種類になるように墓地へ送らなければならない。
僕はサブプラン(「アクセスコード・トーカー」「閉ザサレシ世界ノ冥神」が潰されるのが嫌で採用していませんが、魔法使い族で統一されているオルターガイストの特性上十分採用価値のあるカードです。
虚無空間
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない。
②:デッキまたはフィールドから自分の墓地へカードが送られた場合に発動する。このカードを破壊する。
自分の特殊召喚も防ぐのでは、と思うかもしれませんが、オルターガイストはフィールドから墓地へ送るのは得意なので、あまり気にならないかもしれないですね。ただ、それを見て使うにはURなので採用していないです。
大捕り物
①:相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。そのモンスターのコントロールを得る。そのモンスターは自分フィールドに存在する場合、攻撃できず、効果を発動できない。そのモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される。
オルターガイストのリンクモンスターはすべての素材がオルターガイストモンスターであることを要求するので、「大捕り物」はサブプランです。「トロイメア・ユニコーン」を出すなどに使うと良いでしょう。
王宮の勅命
このカードのコントローラーはお互いのスタンバイフェイズ毎に700LPを払う。700LP払えない場合このカードを破壊する。
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、フィールドの全ての魔法カードの効果は無効化される。
紙では禁止に行ってしまったらしいカード、「王宮の勅命」です。ただ、「魔封じの芳香」と「オルターガイスト・シルキタス」のコンボが強いのと、700LPが普通に痛いので僕のデッキでは出番がありませんでした。
その他の通常罠
激流葬
①:モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動できる。フィールドのモンスターを全て破壊する。
強制脱出装置
①:フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
迷い風
①:特殊召喚された表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果は無効化され、元々の攻撃力は半分になる。
②:このカードが墓地に存在し、相手のEXデッキからモンスターが特殊召喚された場合に発動できる。このカードを自分フィールドにセットする。この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
汎用の安い罠カードです。「迷い風」は永続という点で「無限泡影」とはまた違う強さがありますよね。
黒魔族復活の棺
①:相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した時、そのモンスター1体と自分フィールドの魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスター2体を墓地へ送る。その後、自分のデッキ・墓地から魔法使い族・闇属性モンスター1体を選んで特殊召喚できる。
「オルターガイスト・マルチフェイカー」が魔法使い族・闇属性であるため有用に使えます。これもレアリティがRなので、作る負担は少ないでしょう。
次元障壁
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:モンスターの種類(儀式・融合・S・X・P)を1つ宣言して発動できる。このターン中、以下の効果を適用する。
●お互いに宣言した種類のモンスターを特殊召喚できず、フィールドの宣言した種類のモンスターの効果は無効化される。
特定デッキに対してのカウンターとして使えます。ただ、相手のデッキがわからない状態では使えないのが難点ですね。
エクストラデッキと、デッキを安くする方法
エルドリッチほどではないとはいえど、オルターガイストはあまりエクストラデッキへの依存度が高くありません。「強欲で金満な壺」を採用している人もいるぐらいです。なので、はじめてデッキを組むときはリンク1と「オルターガイスト・ヘクスティア」3枚、「オルターガイスト・プライムバンシー」2枚があれば十分です。自分なりに安い組み合わせを見つけてデッキを組みましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1650524203135-DNvtg3YZKR.jpg?width=800)
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