高校野球漫画と言えば、「ラストイニング」です！

健全な高校野球漫画の、代表的なおすすめ作品と言えば、
「おおきく振りかぶって」や「ダイヤのA」ですが、
不健全？な高校野球漫画のおススメと言えば、
「ラストイニング」

ラストイニング (1) (ビッグコミックス)

高校野球と言えば、
さわやか、ひたむき、正々堂々　ですが、
「この三つは諸悪の根源だ」と言って、その三つの言葉を禁句にした
【元詐欺商法の営業マン】の監督が、
母校の野球部の存続をかけて、甲子園を目指す話です。

この作品は、監督が主役の高校野球漫画です。
野球の知識はもちろんですが、監督が詐欺商法をしていた時に身に着けた
『人をだますテクニックを高校野球で使うとこうなる』という
心理学的な『人を操るテクニック』を描きたかったから、
監督を元詐欺師設定にしたのかな？と思いました。

・DCM理論

指導者として接するときに、その選手がどういうtypeの人間か？
を分類して、typeにあった指導方法をしています。
それを描くために作中で取り入れられている理論です。
typeの分類は以下の通りです。
頭文字をとって、DCMなのです。

D・・dog　　　　従順で指示には忠実に従う。
C・・cat　　　　 感情的で気分屋。マイペース
M・・monkey　　論理的だが納得しないとやらない。

また、野球の知識が無い人間が読んでも、
データ野球や監督の采配とはどういうものか？
というものが、漫画を通してわかります。

私は野球のことは、よくわからないので
一試合を通して戦略が描かれているのが、新鮮でした。
高校野球を取り巻くさまざまな問題を扱っている所も良いです。
甲子園利権、高校野球の闇、野球賭博
こういう穿った視点で描かれている部分が、大好きです！

絶対読むべき高校野球漫画と言えば、コレです！
最後が上手くまとめられているところも素晴らしい。

これ、アニメにしたら海外でもウケるんじゃないかと思うのですが！
或いは実写drama化とか・・。
でも実写drama化は、日本ではきっと無理ですね・・。

ちなみに、Lineマンガで全話無料で読むことが出来るようです。

LINEマンガ