フリーランスデザイナーがワンオペ介護をした話(その1)
2017年9月。それは、いつか、なんとなくと思いながらも突然の事だった。
自宅から電車と徒歩で40分の場所にあるデザインの個人事務所から帰ってくると、同居していた義母(72歳)が言うには、風呂の付け方がわからない、と言い出したのだ。いつも気丈で頭の回転の速い義母であり、毎日付けている風呂だけに、「いよいよ痴呆かもしれない・・」と恐怖を感じていると、翌日はテレビがひっくり返っていると言い出してと大騒ぎ。さらに翌日には仕事から帰ったら水が出しっぱなし、さらに翌日には、義母か