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PLAYFUL 2021 忘れない為に

あの暑い一日を忘れない為に書いておこうと思います。とはいえ、年齢のせいかはたまた元来の脳みその容量の少なさのせいか、だいぶ記憶が薄れてきてるので曖昧な部分はご容赦を。もっと早く書けばよかった。

2021年7月30日、たぶんこの先ずっと忘れないだろう日。初めての大阪城ホール、初めてのジャニーズコンサート、初めての堂本光一。狂王に謁見できる機会を頂いたことを何度でも神に感謝したい。

前日SMGOで光一さんがファン(と呼びたくない)からの迷惑行為について上げられてて、それを読んだ私は悲しいやら腹が立つやらですっかり眠れなくなってしまい、友人に朝の5時半くらいまでKinKiKidsについてのお喋りに付き合ってもらっていたという…友人よ、ありがとう。おかげでこの日は気持ちよく目覚めて元気に出かけることができました。

当日は本当に暑くて、少し歩くだけでも汗が吹き出す陽気。剛さんの小喜利以来の本気のお洒落をしてみたけれど、城ホールに着く前にわりと汗だくでした。でも顔の治安だけは何とか守りきった、頑張った私。私が着いた時には城ホールも城ホール周りも既にたくさんの人がいて、タリーズで「光一スペシャル」を頼もうと思っていた私の野望はあっさりと打ち砕かれました。仕方ないので城ホールを背に一人でこっそりとアクスタと妖剣の写真を撮り、さっさと待機列へ。

すごい数のトラックを「これが噂のトラック列か…」と横目で眺めながら列へ並び、そう時間もかからずにチケット発券。アリーナ。アリーナ。アリーナ?なんせ私城ホールが初めてなものでアリーナがどのくらいの近さなのかも分からず、首を傾げながら入場。ここが何列だからもうちょっと前で…

えええええ、ちっっっっか!!!

ぼっち参戦のくせに思わずその場で声が出るところでした。あんなに近いと思わなかった。本当にすぐ前にステージがあって、持っていった双眼鏡もほとんど使わずにすんだくらい。今思い出しても、私は前世でどんな徳を積んであんなに近くで堂本光一さんを拝む幸運を頂けたんでしょうね…。ありがとうございます。

席に着きフェイスシールドを装着し双眼鏡の準備等をしていたら、場内から自然と手拍子が。ああもう始まるんだと半分夢見心地で一緒に手拍子をしていたら、会場が暗転しコンサートスタート。

…大変申し訳ありません、覚えてるんです、INTERACTIONALもBad Desireも。でも覚えてないんです。何せ初めての堂本光一さんだったもので、とにかく顔を!!全身を!!見たくて見つめたくて、穴が空くほどに見つめていたものだから、曲の印象が大変薄くなってしまった…これだからオタクは。推しを前にすると脳みそがショートする。でも初めて見る光一さんはそれはそれは美しかったです。常々こんなに美しい男性がいるのかと思っているのですが、光一さんの顔の造形は完璧の一言。その夢にまで見た人が目の前にいることに感激して、始まってしばらく涙ぐんでました。涙腺が弱すぎる。

でもその涙もすぐ止まりましたね、Danger Zoneで。Danger Zoneはどうしてあんなに私の心を掴んで離さないんでしょうね。私は光一さんのダンスのセクシーさには中性的なものがあると感じてて、それはどこから来るんだろうといつも考えてるんですけど、やっぱり指先の動きかなぁと思うんですよね。踊ってる時に指先にまで神経が行き届いていて、その美しさやしなやかさが中性的な魅力を感じさせるのかなという感じ。よく女形の方が指先の動きを大事にするという話がありますし。Danger Zoneを見ながら、そんなことを断片的に考えてました。

その後のLOVE CRIES。私はド新規もド新規なのでお二人のソロには全然追いついてなくて、今回のセトリも全てわかるとはいかなかったんですが、この曲は知ってましたし好きです。昔から少し切ない曲調が好きなので、この曲は頭に入りやすい。既にかなり汗をかいてらっしやる光一さんの二の腕をじっと見つめながら聞いてました。二の腕、汗、堂本光一。絶対正義です。

ここから私がこのコンサートで二番目に好きだった、アルバムのショートムービーからのV。とにかく私はこの演出が好きで好きで、何度でも見たいくらい。玉座に座って現れる狂王、ショートムービーの衣装に扮したダンサーの方々、廻るシャンデリア、全てが完璧。完全にVの世界観。スクエアエニックス様とのコラボが、如何に光一さんとマッチしてるか見せつけられた演出でした。ああ、早くもう一度見たい。(この後に配信が決まりましたので願いは叶ったんですが早く円盤欲しいです…)

TikTikTikからのI Want Your Love。曲が始まった瞬間に周りの方々が一斉に双眼鏡を構え出して、え?何事?何が始まるの?と思っていたら例のセリフでした。あ、なるほど。皆さんよく訓練されてらっしゃる。私が双眼鏡を構えた時には既に遅く、例のセリフの時の光一さんのお顔を見ることは叶いませんでしたね…後からフォロワーさんに聞いたのですが、城ホールのこのセリフの時はピンライトが当たっていたのでかなりお顔が見えやすかったそうです。双眼鏡構えておけば良かった。

そして怒涛のFoxy DominatorとAnimal。セクシーの極み。Foxy Dominatorもさる事ながらAnimalの光一さんと女性ダンサーの方達の絡みが良かった…歌いながら歩く光一さんとその後ろを猫のようについて踊るダンサー。そのダンサーを指先一つで転がす光一さん。あれが本当に剛さんと一緒にいる時のフワフワした雰囲気を纏った方と同一人物かと目を疑うほどでした。ああ、お二人ともどうしてそんなに無邪気さとセクシーさを併せ持っておいでなのですか…

私もその指先に転がされたい。


その後は期待を全く裏切らないながーい34分のMC。こちらはTwitterでもレポを上げてるので書かなくても良いかなと思います。ただジャニーさんのお話からの追憶の雨は、やっぱり少し胸が締め付けられました。「ジャニーさんも死んじゃってね…死んじゃってって。いいんだよ俺は言っても」と仰った時、笑いながらも下を向いてらした光一さんの雰囲気が切なくて。少しでも早く光一さんの悲しみが癒えるといいと願わずにはいられませんでした。

長いMCが終わったあとのDeep in your heart、これが今回三番目に好きな演出でした。昔の光一さんの映像と、今の光一さんを重ね合わせるような演出。これについて後から思ったんですが、どれだけどMなのかと。普通なら体力やパフォーマンスが全盛期であったであろう若いころと今の自分を重ねるようなことはしたくないはず。それを敢えてやるという光一さんの気概というか、過去の自分を超えていくという信念というか…素敵すぎて全財産振り込ませてくださいと叫ぶところでしたね。そして間違いなく、今の光一さんのパフォーマンスは若い頃に全く見劣りしてなかった。大好きです。

この後にFAME。これがコンサートの中で一番好きな演出で、度肝を抜かれました。私は光一さんのソロコン自体が初めてだったので、ドットイメージもこれが初見。何だこれ何だこれと光一さんを見るのも忘れて、天井から降りてくる三角のドットイメージに釘付け。最初輝く星のようだったドットイメージが、次第に降りてきて光一さんの背中に大きな翼のように広がった時、白い衣装とも相まって「大天使がいる…」ととち狂ったことを考えてました。いや、そういう演出なのでとち狂ってもいないのかもしれませんけど。それからまたドットイメージが天井へと上がっていくんですが、この一連の演出はどういう意味合いがあったのかと今でも考えています。鎮魂なのか、祈りなのか。いつか光一さんからの答え合わせを待っています。

ここら辺から記憶が曖昧で、本当にもっと早く書いておけば良かった。たぶんabsolute loveだと思うんですが黒いベルトを胴体に巻き付けたコルセットのような衣装がすごく好きで、良いなぁ、光一さんの腰は国宝ものだなぁと完全にPLAYFULに侵食された頭で考えていたのは覚えています。

たぶん最後の三曲くらいはああ、終わってしまう、この素晴らしい時間が過ぎ去ってしまう、終わらないで欲しいとそんなことを考えながら見ていたような気がします。どうも私は昔から素晴らしいものに出会うと終わりを迎えるのが辛くて、ここで時間が止まらないかなぁなどと思ってしまうんですよね。そんなことを考えずにもっと最後まで演出や光一さんの歌を頭に焼き付けておけば良かった。もったいない。

ラスト、光一さんが再び玉座に座り指を天に突き上げて退場していく時、こんなにも完璧なラストがあるのかと感動してもう一度涙ぐんでいました。声は出せないので手が痛くなるくらい力の限り拍手を送りながら。その後は規制退場一番目のグループだった為、慌てて荷物を片付けて足のくつずれに絆創膏を貼り付け退場。帰途に着きました。


全体の感想としては、ほんっっっっっとうに完成度が高かった。歌も演出もダンスもダンサーの皆様も全てが完璧に作り上げられていて、これは間違いなく堂本光一さんのファンでなくても楽しめるコンサートだと感じました。この感想が正解かは分からないんですが、ライブというよりもエンターテインメント?舞台?に近いものがあるというか、ミュージカルや演劇が好きな私の性癖に刺さりまくる感じ。たぶん同じような趣味の方なら高確率で好きになるはずなので、ぜひ興味のない方にも見て欲しいなぁと思うくらい。

ただ話に聞いていた変態照明は席が近すぎたことと、私が初めての堂本光一さんに圧倒され過ぎていた為ちゃんと見られなかったことだけが心残り。(これはこの後の配信で堪能させて頂きました、光一さんのコンサートはどの席でも楽しめるという言葉の意味が理解できましたね)

できれば光一さんのソロ曲をもっとしっかり把握した上で参戦したかったなぁとも思いますが、この色々な事が初めての状態で行くというコンサートも悪くはないかなぁと。こういう時ばかりは、どんなものでも楽しめる自分の性質が好き。

心の底から感動して楽しくて、初めてのジャニーズのコンサートがPLAYFULで本当に良かった。間違いなく私の生涯の記憶に残るコンサートの一つでした。もう一度があるかどうかはまだ分からないけれど、きっとまた会えると少しだけ期待して待っていようかなと思います。無理はしないで、でもやりたくなったらお願いします!いつだってファンは皆待ってると思うので。

大変なことや気分が暗くなることも多い今の世の中で、こんなにも興奮して楽しくて幸せな気持ちになったのは本当に久しぶりでした。ありがとうございます。堂本光一さん、PLAYFULに関わった全ての方々。エンターテインメントって本当にいいものですね!!





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