リモートワークに最適!自分的YouTube ASMRer 3選(言わずとしれた有名な人達だけ……)
エロ路線が大杉になっているASMR業界。そのなかでいい音に追求している人たちを紹介。ヘッドホン推奨。一部イヤホン推奨。
日本人ASMR代表と言っても過言ではない! 「hatomugi」さん
ASMRをYouTubeで調べたことのある人なら確実に検索に引っかかる「hatomugi」さん。マイクの種類が半端なく、またどこから仕入れているのかわからない様々な道具を駆使して、ときには集中、ときには癒やしてくれる。
ASMRが流行るかなり早い段階から配信しているため、動画の本数が半端ない。配信当初はまだ大学生で雑談がだいぶ辿々しかった(それもまたいい)が、現在はもう独自の話し方を確立していて、雑談も聞いていて心地よい。
動画は大きく「声あり」「声なし」「海外向け字幕付き」「雑談」に分かれる。声が苦手だったり音だけ聞きたい人にも配慮されている。「声あり」も通常は丁寧語が多いものの、「タメ口だけで話すね!」といってついつい丁寧語が出てしまい辿々しいタメ口になってしまっているものもある。
動画のクオリティも素晴らしい。画質がいいのは当然で、基本的に暖色系で統一していて、映像をみるだけでも落ち着ける。
おすすめは正直、ない。全部クオリティが高いからだ。だから、ちょっとおもしろいものをいくつか紹介する。
道具を使いながらオノマトペをひたすら話すのだが……なにかおかしい。例えば、ボールを手で転がしながら「コロコロコロコロ」というところまでいいのだが、突然「気分がコロコロ変わる」と、hatomugi先生の日本語教室が始まる。初めてみたときには吹き出してしまった。
こちらは雨の音。傘に当たる雨の音がとても心地よい。そして優しく(ちょっと怪しく?)手がずっと動いている。作業用にはとても良い。
耳かきならこの人! 「恋猫(こねこ)ちろる」さん
日本のASMRをやっている人であれば99%やっている「耳かき」。この耳かきにのみにフォーカスしているのが「恋猫(こねこ)ちろる」さん。
僕のASMRとの出会いは、この耳かきの音だった。
僕は、耳かきがマニアの域を超えている。匠とかそういう次元じゃない。耳かきはするが、基本的に異物がないかのチェックのみ。何かあればイヤースコープで耳の中、鼓膜付近の状態を確認。何かあればシャワーで耳に水を入れて暫く貯め、濡らす。そのうえでイヤースコープでチェックしつつ、傷つけないように異物を剥がす。そんなことを毎日行っている。そのレベルの異常者だ。
そんな僕が認める音を出すのが、恋猫ちろるさんだ。恋猫ちろるさんもかなりの耳かきマニアだ。様々な耳かき、梵天、綿棒・・・etc. を駆使し、耳の周りの掃除から耳の奥の音を表現する。彼女は生配信をするのだが、そのときにいい音が出ていないと「チューニング」する。まさに演奏家のそれだ。彼女の音を聞くときはヘッドホンではなくイヤホンを推奨する。
人の耳かきをするときって緊張するよね。彼女の動画では実際に耳かきをされているときのように少し吐息が交じるのだが、それが緊張感のリアリティを増幅する。彼女の耳かきは耳かきではない。
もう、なんか、違うのだ(ボキャブラリーなし)。
ちなみに耳かきの音の出し方は禁則事項のため、生配信のときとかに聞くのは無粋というものですよ。
世界的ASMRer 「Tingting」さん
まさに、アジアンビューティーっすよねぇ。
アメリカ在住の「Tingting」さん。
彼女の魅力は彼女自身であることは間違いないのだが、自分が彼女の動画を聞く理由はその音質の高さ。「どこにマイク仕込んでるの?」って思いたくなるくらい音が良い。服の衣擦れの音だったり髪を触ったときの音だったり。「彼女自身がマイクなのでないか?」と思えるくらい、所作で発生するすべての音が聞こえる。
彼女の動画の特徴は主にロールプレイ。中国の薬屋さんであったり中国王朝の貴族であったり女医であったり書道家であったりお姉さんであったり。演技がうますぎる。
人によっては「セクシー路線」と感じてしまうかもしれないが、個人的には最高クオリティの音が先行してしまうため、いわゆるエロ路線ではないと思っている。
tingtingさんの動画の中で個人的に一番好きなのが、中国の薬屋のASMR。
視聴者はお客さんとして調合してほしい薬を書いた紙を持ってきたていで、tingtingさん演じる薬屋さんが調合していく。「ガチで薬集めてるよ、この人」と思うに違いない。作業の途中で「それ、砕く必要あるのか?」とか思う場面もあるが調合する音がとても心地よく、どうでもよくなる。
みんな、リモートワークを楽しもう。