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237冊目:ハチワンダイバー/柴田ヨクサル

こんばんは、Umenogummiです。

今日は将棋バトルマンガです。



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ハチワンダイバー/柴田ヨクサル 作



あらすじ


かつて奨励会でプロの棋士を目指していた菅田(スガタ)は、夢破れ真剣と呼ばれる賭け将棋で日銭を稼いでいました。しかし手を抜くことができない菅田は、勝ち過ぎたために将棋を指してくれる人間がいなくなります。

秋葉原にアキバの受け師と呼ばれる人物がいることを聞き、菅田は秋葉原へ向かいます。そこにいたのは眼鏡をかけた大柄な女性で、菅田は彼女に真剣を挑みますがあっさり敗北してしまいます。


真剣を始めてから負けなしだった菅田はショックを受け、ひとまず荒れた部屋を片付けようと思い立ち、業者へ依頼します。
しばらくしてやってきたのは、メイド服を着たアキバの受け師ことみるく(中静そよ)でした。

菅田は再び全財産を賭け受け師に勝負を挑みますが、再び敗れ全財産を失います。

将棋の駒を質入れし、受け師の援助もあり、真剣である程度の資金をとりもどした菅田は再び受け師(みるく)を家に呼びます。将棋の駒がないため将棋は指せずにいましたが、将棋盤を挟んで向き合うと自然に目かくし将棋(頭の中で刺す将棋)が始まります。

菅田はその最中、彼女と深く会話をしているような感覚を覚え、負けはしたものの、彼女がアキバの受け師と呼ばれるまでに相当な努力を積み重ねてきたことを察します。

菅田は彼女に勝つこと、そして本気で真剣師として生きていくことを決意します。



感想


話が進むにつれて、鬼将会という将棋界の頂点に立つことを目論む真剣師集団との将棋バトルが繰り広げられていきます。最初の100話ほどはまだまだ序章に過ぎない感じで、100話を過ぎたあたりから鬼将会の本陣に乗り込み、地下での真剣勝負が繰り広げられます。

将棋のシーンは勢いがすごくて、とても迫力があります。(漫画家の真剣師・文字山との将棋シーンは、彼のキャラクター・なるぞうくんが登場して、非常にコミカルになります)それ以外のシーンは非常にゆるくて、おもわず吹き出してしまう場面も多数あります。


将棋のことはよくわからなくても、楽しめるマンガです。

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