49冊目:漫画家とヤクザ/コダ

こんばんは、Umenogummiです。

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漫画家とヤクザ/コダ 作


BL漫画家の累は、借金の連帯保証人となっていた高校時代の同級生(仕事の妨害をされ仕方なく)が行方をくらませたことで、600万円の借金を背負うことになってしまいます。

借金の回収に累のもとに訪れたヤクザ・吾妻に性行為をすることを条件に、借金の返済を待つと言われ、累は吾妻と関係を持ってしまいます(しかも毎日)

しかし不健康な生活を送っていた累にとって、吾妻との出会いは悪いことばかりではなく、ぐっすり寝て頭がすっきりし、仕事の作業ペースが上がったり、骨が当たるのを嫌がった吾妻が弁当を買ってきてくれたり(以前の累の食生活は好物のイチゴミルクだけだった)と、「世間的には狂っているけど、割と健康的な生活」を送れるようになっていました。

吾妻は人懐っこく、どこかほかの男性とは違うように思えて、累は次第に吾妻と会うと、ドキドキしてしまうようになってしまいます。
吾妻もまた、ギラギラした夜の女性と違い、無害で女くさくない累に、安心感を覚えていきます。

序盤で累の借金の原因であった同級生が見つかり、はれて累の借金はチャラになるのですが、「気持ちいいから?」という理由で二人の関係は続くことに。

恋愛経験に乏しい累と、希薄な人間関係を送ってきた吾妻。
「この気持ちは何だろう?病気?」とか思ってしまったり、でも異性といるのを見るといら立ってしまったりといった、気持ちのすれ違いにとてもときめいてしまいます。

実際にはノーサンキューな状況ですが、マンガですから安心して?楽しめます。

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