見出し画像

『ガンその後のレシピ』

 今日のランチは
すっかり我が家の定番になった
大盛りの蒸しキャベツと卵や鳥の胸肉、トマトのサラダだ。

実はこれ
「うめもとさん、ガンですね」
ドクターにそう言われてから
病院での治療と並行して自発的に
食事療法を始めたメニューのひとつだった。
それは、7年ほど前のことだ。

ガンが治る特効薬的な食べ物は
まだ発見もされてないのだが
誰でもガンになりにくい体質にすることは出来る。

運動をして代謝をアップさせたり、
基礎体温を36度以上にしたりすることだ。
そして、食事療法だ。
「うめもとさん、そんな民間療法なんて信じちゃダメですよ」
がんセンターで主治医だったDr.Kはそう言っていた。

だが、
周りの友人知人からのアドバイスを受け、
山ほどの本を読みあさり、
よしえさんとも相談して食い物の種類を決めていった。

白米をやめて発芽玄米に、
大好きだったトンカツなど四つ足をやめて鳥肉に、
毎日キャベツを半玉くらいむさぼり食う。 
牛乳、バター、砂糖をやめて豆乳やラカントSに。
パスタやラーメンも禁食にして蕎麦に替わった。

納豆や漬物、味噌汁、チーズなど発酵食品や
根菜、ワカメ、野菜をせっせと食う。
朝はリンゴ、バナナ、蜂蜜に豆乳を投入(!!)したスムージーを
うんぐうんぐと飲む。

ま、ガンの克服。
よっしゃ〜〜!!という気概もあったが
人間は恐ろしいもので
そんな新しい食生活にもあっと言う間に慣れた。

ガンは何度かやった。
最初は大腸ガンだった。
「腹腔鏡手術です」
「お腹に4カ所の跡が残りますが、
数年で分からなくなります」
この後、
下咽頭(Ca-into)ガンを放射線治療で、
食堂(Restaurant)ガンは内視鏡手術で、
そして、
舌(Zezz)ガンは小さな腫瘍だったが切除。

「うめは不死身か!?」
そう言われて富士を見に行ったもんだ。

その最後の舌癌手術からすでに6年が過ぎた。
術後5年が過ぎると「寛解」カンカイと言われる。
癌細胞がほぼ消滅したということだ。
これで一応は定期通院からの釈放となる。
これはカイカンであるが完治したわけではない。

で、最近
喉の調子が少しヘンなので
近所の耳鼻咽喉科で診てもらって来た。
「別段、問題は見当たりませんねえ」
歳からくる変調のようですねえ。
昨年に後期高齢者(75歳)になったものだから
それくらいの変調はありますよ。
そんな感じの見立てだった。

ただ、念のためがんセンターで
詳しくチェックをして来いとドクターに言われ
「はあ、そうですか」
と流れで返事をしてしまい
紹介状まで手渡されてしまった。

ああ、また
あの『がんセンター』へ行くのかあ。
何だか面倒なことになったなあ。

「あ、うめもとさんですね。
こんにちは、ドクターYです。」
このがんセンターでまた
超音波検査とCT検査を受けることになった。
(この顛末は別項で書いたので省く。)

最近、突然パスタ料理にハマってしまい
毎日のようにパスタを作っては食っている。
ガンにはよくないんだがなあ。
などとは思わずに食べてる。
トッテモ・ボウノだし。
あははは、

 うめ。2024.6.24(月)

昔書いた駄文です。お暇なら、ぜひ!!   
『初めての入院』vol.1~4.(2012.10.26)
https://umemotomusica.jugem.jp/?page=1&cid=3


横浜エアジン公式HP
https://www.airegin.yokohama/index.html

ライブ動画
https://www.youtube.com/user/MrAiregin/videos

ちょっとしたお店状態の我が家。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?