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マリア様の声をきく…

月日はあっという間に過ぎてゆく
あと二日で2022年が終わるなんて信じられない
けど、どうやら本当に終わってしまうらしい。

12月は特に慌ただしくて、
なんだかよくわからないうちに過ぎて行ってしまった。
12月の「速度」の中に身を置いていると
やりたかったけど、出来なかったこと、
見たかったけど、見られなかった映画、
書きたかったけど、書けなかったこと
などなどどんどん増えてゆく

そんな時だからこそ、
行きたい場所があった

another silent night 武実逢人写真展より

Another silent night 武実逢人写真展

マリアさまだけの写真展、

武実逢人さんの奥様、恭子さんとはかれこれ10年程前に知り合って
いろんなご縁があり、一緒に御蔵島に行ったりもした。

マリア展が一番最初に開催されたのは6年くらい前のことだったと思うけど
その時は子供が小さくて、すごく行きたかったけど、どうしても時間がつくれなくて行けなかった。
恭子さんに、行きたいけど行けない…とメールを送ったら

「マリア様は特別な存在ではありません
日常のどこにでもいる普通の存在なのです」
「あなたもマリアさまなのよ」


という暖かなメッセージをいただいて
ほんとうにうれしかったことを思い出した。

その一年後に開催されたマリア展に行くことができ
マリア様のあたたかな「波動」とでもいったらいいのでしょうか
その場に漂うなんとも言えない空気感に癒された。

その時の恭子さんの言葉がまた印象に残っていて…

写真のマリア様たち、実はそんなに立派なマリアさまじゃないのよ、
でもね彼(武実さん)は
「こうやってとって!」「この角度からとって!」っていうマリアさまの声が聞けるから
マリア様の声にしたがってシャッターを切ると
なんとも言えない美しいマリア様の表情がとれるのだと…


なんだか、そういう感じってわかる気がしていて
私も、お花の写真を撮る時に、
お花からそんな声が聞こえてくる…気がする。

枯草も光に当たると教会のステンドグラスみたいになる…

多分そういう、「なにか」とのやりとりを「対話」っていうんだと思う。
人とだけじゃない、マリア様やお花や動物、
草や木や、天気や、海や波や、自然、どんなものとだって
「対話」は出来るんだと私は思っている。

対話しながら歩み寄っていく…

このマリア様は今回のマリア展のマリアさまではありません…過去のマリア展の中からの一枚…

コロナのパンデミックはアーティストたちの活動の機会を奪った。
マリア展も4年ぶりの開催。

いろんなことがあったし、今年は特に、重たい事件も多かった…
それなのに…
今回のマリア展のマリア様は明るい、やわらかい表情ばかりだった。

キリスト様を思い嘆き悲しむマリアさまの姿はそこにはなく…
明るいほうにむかってすすむようにと導いてくれているみたいに見えた。

一か月ほど前に公園に咲いていた紫陽花…

冬なのに…何を思ったか…咲いてしまって…
いつまで咲いているんだろうか、枯れるまで、見届けたい…って思っていたのに、天気が悪くて数日間公園に散歩にいけなかったら、いつしか忽然となくなってしまっていた不思議な紫陽花。
マリアさまの纏う衣のようなブルーだった。
ありふれた日常の中にマリア様は佇んでいる…

さて、毎回素敵な「言葉」をプレゼントしてくださる恭子さんですが…

今回はちょっぴり辛口だった。帰り際に…何気なく口にしたことばに
私の開発ポイントをまんまと指摘されてしまった。

今回は自分の心の狭さ、自己卑下している自分
ほんとうはもっとおおらかにひろがっていきたい自分…
以前だったら数日間再起不能になったろうに、
さらりとうけいれられる自分にも驚いたりした。


4年という年月で、私も強くなったな~と思った。
マリアさまから嘆きを見ることがなかったわたしは
自分を嘆くことも、かなり減ってきているようだ…
(そういうことにしておこう)

自由が丘での展覧会は終わりましたが
1月11日~17日まで、茅ケ崎でまた開催されます。

忙しい時ほど…愛に溢れたエネルギーに触れてみると良いんじゃないかなって思う…マリア様の声を聞きに…

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