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共通の何か
エナジーワークはずっと続けている。
起床時にしていたのでけれど
一か月ほど前から就寝時も行うようにしたので
毎日就寝前と起床時の二回が日課になった。
「先日、音楽を聴いてエナジーワークをする」機会があった。
その時に聞いた曲は松任谷由実、ユーミンの『anniversary』
エナジーワークでは、「歌詞」からイメージを読み取らない
もっと深く・・・というか音楽全体のエナジーをよんでいく。
そうすると・・・
予想外の気付きがある。
ユーミンのanniversaryといえば、今から30年くらい前に流行った曲で
確か結婚式とかで使われた二人の門出を祝う曲。
きらびやかで、金粉でも降り注いで来るんじゃないか?
ってイメージがあったのだけど
その時参加した全員が同じ「色」をみた。
「留紺」藍色をこれ以上ないほど濃くした色
ほとんど闇のような・・・でも黒ではない
宇宙のような留紺の広がりを三人共通してみた。
この体験がとても印象に残った。
エナジーワークの内容よりも、「みんな同じものを視た」というのが
私にとってはものすごい驚きであり
「真実」のように感じた。
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私は長野県出身。長野県には「信濃の国」という「県歌」(県の歌)がある。今はどうかわからないけど、国家か、もしくは国家以上に大切にされていて、いろんなシーンで歌われていたし、テレビやラジオから流れていた。長野県のテレビ局すべて信濃の国ではじまり信濃の国で終わり。。。砂の嵐だっけ?ザーという画面に変わっていった。
南北に長い長野県に住む県民の心が一つになるように
「信濃の国」にはそんな願いがあるらしい。
信州から東京に出てきてすぐ、新宿で「信濃の国」をうたっている集団に出会ったこともある(ちょっとはずかしかった)
大学病院で働いていた時の婦長さんが長野県出身で、忘年会かなんかで酔っぱらった勢いで、「信濃の国をうたおう」と誘われ・・・これもめちゃくちゃはずかしかった。
でも、、どこかで「信濃の国」を聞くとほっとする。
「信濃の国」を知っている人と話すとちょっとだけ親近感がわく。
「信濃の国」をエナジーワークしていないので、どんなエナジーが流れているかはわからないけれど
その根底には、なにかが流れているのだと思う。
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さて、話を戻すと
今から30年くらい前は今みたいに多種多様な音楽が聴ける時代じゃなかった。
ラジオとかテレビとか街中で聞こえてくる曲は同じ曲
その時の流行りの曲を、私たちは嫌でも、
好きとか嫌いとか関係なく耳にすることになっていた。
anniversaryもそのひとつだと思う。
anniversaryじゃなくても、クリスマスの季節になれば「恋人はサンタクロース」が流れ、三月になると「卒業写真のあの人はやさしい目をしてる・・・」と流れてきた。
もしかしたら・・・私たちは流行りの音楽でコントロールされていたのかもしれない。(コントロールはいい意味にも悪い意味にもとれる)
その音楽に流れる共通の何かを自然に聞いていた
自然とみんな同じような気持ちになっていたのかもしれない。
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今、流行りの曲ってあるのだろうか?
うんざりするくらい街中に流れる曲ってあるのだろうか?
いろんな曲を好きなように聞けるようになった今
昔みたいに「この曲!」という流行歌がないように感じる。
(私が興味がなくなったという説もあるけど)
たくさんいろんなものが溢れているから
私たちは選べる
選択できる。
そんな私たちを「統一」するのは難しいことだろう。
そんな時代になったんだなと思った。
そして、共通の何か、があった時代をなんだかとても懐かしく感じている。
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