たこまんま 20 梅熊大介 2022年7月12日 18:07 先日申し上げたたこまんま。タコのタマゴ。こいつを頂いた当方の動きを、ドキュメンタリーでお送りします。まずはボウルにあけてみた。プルンプルンです。 お箸でつんつんしてみる。水風船のように外側は硬く、容易に破れません。こういうの最近「シズル感」っていうようですが、意味がよく分からない。何しろプルプルなのである。弾力なのである。卵を守らんとする母タコの強さは「嚢(先日も描きましたが「袋」の古い言い方)」になり、まさにおふくろさんという奴である(-"-) なんと、持ち上がるではないか。こうなるともうただ事ではない。手のひらでたゆんたゆんしたい気もするが、食べ物なので不潔なことはしたくない…しかしお箸で持ち上げて穴が開かないとは。さすがに手で持たざるを得ないっ。 まったく水風船というよりほかにありません。夏の神社、蚊取り線香の香り、煙に揺れる安っぽい電灯提灯の明かり…ああヤキソバが食べたい(笑)、いや、ことはそんなジャンクではないのだ、新鮮極まるタマゴなのだ。 爪を立て、ねじるようにしてやっと「おふくろさん」に切れ目が入ります。そこから出てきたものは…当方のボキャブラリーでいえば、「濡れた菊の花」とでもいえばいいのでしょうか。 いえ、グレープフルーツが全部バラバラになったものと言えばいいのか。その一つ一つに「ヒマワリの種」のような縦線が入っているのです。自然の造形は、なぜこうも当方を驚愕のフチにおとしこむのでしょうか。 中身をボウルに開けたところです。もう形容の仕様もございません。言葉も心も絶え果てた(-"-)見る人によってはグロかろう(笑)しかし当方にはまったく「自然のパターン」を感じさせてくれる造形です。命が裏返しになったような形です。 ちょいとお箸でとってお醤油につけたところ。ばらけました。この写真だけ見たら、なんかの幼虫かと思うかもしれない。でもタマゴですからね、同じようなものだ。これがどう美味しかったかは紙幅の関係で述べきれません。美味しかったとだけ言っておきます。そしてこれを1日半、醤油とお酒に漬けたものをいま食べているところです。これまた味を文字にできません。一言だけ言いますと、これが二つで380円はあまりにも安すぎる。当方の在・神奈川でこれなんだから北海道ってウラヤマシイ。…お粗末様でした(*- -)(*_ _)ペコリ #日記 #美味い #美味すぎる #十万石饅頭 #たこまんま 20 たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.) サポート