面倒だから自作の2点パース定規を作っておいた(._.)
たいしたことじゃないんですが、まあ渋記事かな…
一応パースの理屈は知ってる人向け記事です。
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正直申しまして、当方パースはテケトウであります('ω')
自分の作品だとそもそも自然物ばっかりであんまりパースとってない。街並みを描くときでもまあだいたいこんなもんだろうって描いております。
ま、よっぽどカクカクした建物描くときには取りますがね。
しかし他人のお手伝いとか、人に頼まれた絵の時は別です('ω')。
背景もしっかりと言われたらちゃんとパースとります。
またこのごろはみんなデジタルで描きやがるもんですから(おっと言葉が乱れた、失礼m(__)m)一般読者はいざ知らず当方に絵を頼んでくるような人はパースのゆがみを見抜いてしまう(笑)場合がある。
しかしまあ、あんまりデジタル機能を使いたくない当方はアプリのパース定規って使いにくいんですよね…実際描くときには、わざとパース外した線もありますし。んなきっかりされるとかえって困る。
面倒なので、半年ほど前から自作の2点パース定規を使っておるのです。
そのご紹介など致しましょう。
…なんで2点パースかっていうと、一番使用頻度が高いから。
1点パースなら悩むことない、カンタンだし。また3点パースでがっちり描くのはキメゴマだから時間かけていい。ということでめんどうな2点パースに焦点を絞りました。
まず、でっかーい紙を(デジタルですけど)用意する。
んで、何はなくとも目線を引くのですぞ。
しかる後に、2点パースですから消失点を2個とってガイドラインを入れまする。まずいっこ('ω')。
ガイドラインをいちいち引くのが面倒なので(デジタルとなるととことんめんどくさがりになる当方(*´з`))これは「集中線」の機能でキカイに引いてもらいました。キカイくん、オマエ得意だろこういうの(笑)正確にまっすぐ引くの。
そしたらおんなじ作業をもう一回、今度は右に消失点を決めてやります。
これでもうだいたいの背景はこの範囲内に入る(._.)よっぽどキツいパースじゃなければね。あとはなんとなく縦線も入れときますか。2点パースならまっすぐでいい。
出来上がりです(*´з`)
出来上がりったってこれをどう使うのか?想像できる人は背景慣れしてる人(笑)である。こう使うのですよ。
こんなマンガ描きたいなあと思ったとして…
背景のパースをいちいちとるのがめんどくさい。脳内イメージではぼんやり、1コマ目は
こんなもんだべ(._.)
という思いはありますが、いちいち定規でしっかりガイドラインをとるのが面倒なのだ(笑)。そこで自作定規を使います。ほい、別レイヤーとして載せてみる。
目線だけ合わせれば
んでよけいなとこカット。
ほら、カンタンだ(*‘∀‘)
この調子で1ページやっていくとこう。
目線が傾いているところは定規も傾けます。
これでもう描けますねえ(*‘∀‘)。
こんだけきっちりガイドラインがあれば、そこに合わせてフリー手描きでもまずまずいい感じ。昔の作家さんは下書きだけ定規でペン入れはフリーが多かったと聞きますが、そんな感覚です。
目線がコマのはるか外にある場合でも大丈夫です。
たとえばこんな見下ろしの絵でも…
定規の目線より下の部分を拡大して使えばヨロシイですな。
参考までに作業中の画面を乗せてみます。
ね。ラクだ(*‘∀‘)。
…といってまあ正直これくらいのものは手で描いたってそんな手間ではありませんwじゃあなんでやるかと言うと一応正確なガイドであるという精神的保険のためにやっているようなものです。いっぱい描いてるとそんな程度でも、単純に1工程減るだけで疲れも減るのである。
でも多分これ、そもそもパース取るのが苦手な人(当方だって得意とは言えませんが)、慣れてない人は上手く合わせられないかもしれませんね。なんつうかこう、多少感覚のモンなんで。
普段からいっぱい描いててパースも一通りわかってるけどちゃんととるのが面倒だという人にはオススメできる小技かなあと思っております('∀`)
さて、午後はちょいと自転車屋さんに行ってまいります。
ではお粗末様でした(*- -)(*_ _)ペコリ
たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)