予測不能で制御できない存在に振り回されまくっている日々のこと

この記事は2019年の Advent Calendar「オトンとオカンの自分時間捻出術」の12日目の記事です。
そう、12日はもうすぎてしまっているのに3日も遅れて公開している、自分時間が捻出できていないオカンの話です。

自己紹介と普段の様子など

<家族構成>
私:関東在住。40歳前半、SIerにて時短勤務中。
  月10日までは自由にテレワーク可。体力少なめ。ロングスリーパー。
夫:50歳前半、SIerにて勤務、平日は20時半前後に帰宅。
  体力ある。ショートスリーパー。
長男:11歳 元気いっぱいワンパク少年だが、繊細、過敏、体力少なめ。
次男:3歳 元気いっぱいワンパク少年、体力余ってる、鋼のハート。

<普段の様子>
家事育児は夫と分担、おおむね半分ずつな感じです。(タスク数でいうと夫のほうが多め、家事時間でいうとトータルでだいたい同じくらいか。平日は時短の私がやや多めだが、基本的に体力ある夫に助けてもらう日々)。あと、小学生は宿題みたり提出物準備したりPTAやったり子供会やったりと親の出番がかなり多く忙しいですが、これらはほぼ私の担当。
私は、(仕事以外のシーンでは特に)計画的に物事を進めるのが苦手で、家事育児の効率的な進め方の工夫とかあまりしておらず、日々いきあたりばったりに暮らしています。(そう、ダメ母ちゃんです)

<そもそも一人時間大好き人間だった>
私はそもそも結婚するまでは自分時間が大事すぎて、だれかと一緒に暮らすなんてことはできないのではないかと思っていました。友達とか彼氏とかいても、一人で旅行するのが好き、一人の時間がすごく大事。
結婚して長男を妊娠するまでの6年間、結婚しているけど夫にすら自分のペースを崩されたくなくて、平日は毎晩夫とは別行動、週末だけ一緒に過ごすという週末婚のようなありさま。

そういう性格なので、子供が生まれてから
 ・何をするか予測不能
 ・自分とは別人格で制御できない
 ・その存在は放置しておくと死ぬ
という存在にひたすら振り回され、それまで好きな時に大量に読んでいた活字(本と新聞)、好きな時に見に行ったり聞きに行っていたアート、毎晩のように飲みに行っていた日々と遠く離れてしまったのに、(まあストレスはもちろんたまるけど)意外と順応したのは自分でも意外でした。

まあ、結局のところ、自分のやりたいことにそこまでの執着がないってことかもしれません。子供に振り回されるのも、子供と思う存分一緒に過ごせるのも、あと数年かと思うと、子供と一緒に過ごす時間のほうを自然に選択してるという感じ。

とはいえ、このアドベントカレンダーは「自分時間捻出」がテーマなので、なんとかひねり出している、もしくはひねり出すのに失敗している、「自分時間」について触れていきたいと思います。


私にとって必要な自分時間(優先度準)

 1.睡眠時間
 2.ニュースのチェック
 3.運動
 4.遊び・趣味・勉強

1.睡眠時間の確保(夜から朝)
これだけはどうしても確保しないといけない。それは睡眠時間です。
私はロングスリーパーで、一日最低でも8時間寝ないと日中のパフォーマンスが極端に落ちます。なので、よほどのことがない限り8時間睡眠をキープするようにしています。
次男を寝かしつけるときに添い寝して一緒にそのまま寝落ちして朝起きる。どうしてもやらなくてはならないことがある場合は、朝3時くらいに起きてやります。
本当は寝かしつけた後に起きて自分時間を作りたいけど、「やりたいことがある」くらいのモチベーションだとだいたい失敗してそのまま寝ます。「何がなんてもやらなくてはならない(バザーに提出するハンドクラフト制作とか、資格試験前の勉強とか)」という必然性がないと睡魔に負ける。
(30代の頃は起きれたんだけど、40過ぎてから無理になったんや・・)

しかし、ここ数か月、3歳になった次男が(なぜか)夜中起きるようになってしまい、授乳中には気合でのりきった細切れ睡眠の悪夢が再びやってきてたいっへん困ってます。おかげで早起きチャレンジにことごとく失敗し、このアドカレも締め切り破りになってしまいました。(←子供に責任をおしつけるスタイル)
次男よ。頼むから朝までぐっすり眠ってくれ。

2.ニュースを読む(通勤時間)
仕事に必要なもの・関係のないもの両方含むニュースのインプット。
これも日々欠かせないので、基本的に通勤時間をこの時間にあてます。
長男生んだ頃はまだスマホ持ってなかったのですが、ガラケーでもニュースが読めるので活用していました。今はだいたい日経電子版、全国紙の無料版、Webメディア、IT系メディアを拾い読みしています。
こういうとなんかちゃんとしたワーキングママっぽい。
しかし、「なんか疲れたなー、めんどくせー!」
という気分のときは、スマホでパズルやってます。
わりと頻繁にこの誘惑に負けます。(そうなんです、ダメ母ちゃんです。)

3.運動(まとまった時間:夫と母がたのみ)
これ、ここ数か月始めたことなのですが、人間ドックでひっかかってしまい・・。心臓病・高血圧・糖尿病の家系で、産後10キロくらい太ってしまったわたくし、このままだと成人病まっしぐらということで、ジムに通い始めました。全然やせませんが筋肉量は増えているっぽいです。
当たり前ですが、ある程度まとまった時間が必要なので、土日のどっちかで夫に子供を見てもらってる間に行きます。夫は料理洗濯掃除育児すべてできるので、夕飯準備とかもお願いしてしまいます。
あと、平日にもう一日行けるときは行きます。これは実家に助けてもらう!(40過ぎても実家に甘えまくっております・・)実家の母が食事の差し入れとともに来てくれて次男のお迎えも行ってくれるという神対応をしてくれるため、仕事帰りにダッシュでジムに行きます。
ただ、私の両親は普段は我が家から30分くらいのところに住んでいるのですが、年の3分の1くらいは九州の父の実家に住んでいるため、両親が九州に行っている間はこのカードは使えません。
ジムに行かずに家で運動すればよいのですが、だいたい睡魔に負けます。
(誘惑とか睡魔とかいろんなものに負けすぎ。)

4.遊び・趣味・勉強(これが捻出できない・・)
本を読む、楽器を弾く、美術館に行く、ハンドクラフト、絵を描く、資格試験の勉強、、、などなどやりたいことはたくさんあれど、まあだいたい時間作れてません。
これらは隙間時間でやることが(私には)難しく、まとまった時間を確保したいのですが、だいたい家についたら家事育児に追われてなんもできてない。
 土日は子供のお稽古、夫婦それぞれ通院や子供の通院、PTAやら子供会やら地域の育成会だのなんだのの用事も入ってきて、用がないときはなるべく夫、子供たちと家族で遊ぶようにしたいため、自分時間は作りにくい。

しかし「どうしてもどうしても美術展に行きたい!」
というときは、平日に有休とって(子供は保育園に預けて)行きます。
長男はアートが好きなので、かつては休日に長男と行ったりもしていたのですが、また、次男が小さいときはベビーカーにのせて寝ている間に連れて行ったりしていたのですが、次男がちょろちょろスーパーウルサイ3歳男児に進化し、かつ「にいちゃんがいくなら〇〇くんもいく!ぜったいいく!!」と激しく主張するようになった今、次男はぜっっっったいに美術館なんて場所には連れていけないため、平日有休でこっそり行くしかない現在です。
音楽会も、休日のマチネに長男を連れて行ったりもしていましたが、次男は(少なくとも今は)耐えられないのでしばらくお預けです。
ていうか次男はこの先もクラッシックのコンサートを聴けるようになるのだろうか・・・。
同じ親から生まれて同じように育てているつもりでも、子供の性格は本当に一人ひとり違うし、もって生まれた性質があり、制御できない、予測できない子供たちにこの先も振り回されるのでしょう、きっと。

資格試験の勉強とか、英会話とかの勉強は、必要になったらとにかく朝2時とか3時に起きてやるわけですが、(上のほうにも書きましたが)年々起きるのがつらくなってきています。30代の頃は結構無茶してもなんとかなったけど、最近はもたない・・。なので短期集中型。
(とにかく睡魔に負けてます。睡魔・・・)

というわけで、自分時間を捻出できていない母の話でした。

自分時間は大切だけど

「休みの日はできるだけ家族で過ごす」というのは、子供自身に家族で遊んだ思い出をたくさん持ってほしい、という思いはもちろんなんだけど、もし、ある日突然別れがきたときに、「あのときこうすればよかった」ということを、できるだけ少なくしたい、と思っているからです。
極端だ、とか、ペシミスティックすぎる、と思われるかもしれませんが、自分が経験してきた友人や親せきとの突然の別れや、震災などの経験から、「今ある当たり前の時間や空間は、明日あるとは限らない」ということを強く思ってるので。
自分のための時間はとても大切だし、家族のために自分を犠牲にする、みたいな考え方は好きではないけど、今は子供との時間自体が、私にとっての自分時間の一つなのかな、と思います。

長男が年長の時にフルタイムに戻ったにもかかわらず、小学生になったとき、学童拒否になり、仕事を辞めなくてはならないのか、ものすごく葛藤し、時短に戻しました。
そのあと長男は登校拒否気味になったり、起立性調節障害や過敏性大腸炎など自律神経失調しまくり、ケアがとても必要な子で、休んだり遅刻・早退したり。そのうち次男を妊娠して再び産休・育休・時短。
会社の理解なくてはここまで仕事は続けられなかったと思います。
会社の理解があったとはいえ、時短をずっと続けている間に40歳になり、キャリアはうまく積めず、悔しい思いとか焦る気持ちとかいろいろありました。
子供にすごく手間暇かけていて、一方で自分がやりたいようにいろんなことが進められない。もし子供を産んでなかったら、きっともっと仕事で成功していただろう、なんてことも思ったことも何度もあります。

でも、子供を産んだことを後悔したことはないし、かけがえのない存在が私と夫のもとに来てくれたことが、本当に奇跡だし、幸せだと思ってます。
(そうはいっても、夫や実家に助けてもらって月に一回は飲みに行ったりしてガス抜きしてるから言えることではありますが)
日々、振り回されてなんだかちっとも自分時間作れないけど、わちゃわちゃ子供にまみれながら、日々があっという間にすぎていく、そんな時間を今は楽しんでいく。
長男が一緒に遊んでくれるのも、きっとあと1,2年。
次男だってあと10年もしたらもう「母ちゃん、ほっといてよ」っていうようになるでしょう。
その日まで、一人時間にやりたいことリストを充実させながら、ボチボチやっていこうと思います。

自分時間を捻出できていないオカンのはなし、おわり。

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