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グロース株暴落は落ち着いた? $DDOG好決算など:米国株週間市場決算(2021/2/7週)

決算ピークシーズンにつき、今週来週は日米で別記事に。

1.指数

S&P:4,418.6(-1.8%)
ダウ:34,738.1(-1.0%)
ナスダック:13,791.2(-2.2%)
米国10年債利回り:1.955%(+1.3%)
ドル円:115.3円
WTI原油:93.9(+2.2%)
BTC:4,868,757円(+1.9%)

木曜にCPI発表があり、予想を上回る7.5%に。ただ、このCPIを受けて全体が大荒れしたわけでもなく、ハイグロなどは週間ではプラスで引けてるところも多い。指数がやられているのは、GAFAM系の影響が大きそう。

金曜は引けにかけてウクライナ情勢を鑑みた大規模なリスクオフで下落。石油株は逆にWTI上昇もあり、上昇。

BTCは520万円まで回復した局面もあったが、ウクライナリスクオフでまた500万割れに。

2.今週の新高値:13社(新規2社)

主要:なし
金融:HSBC、CFR、MS、AXP(3ヶ月ぶり)
旅行関連:EXPE(3ヶ月ぶり)
エネルギー(52週高値):XOM、CVX、BP、PBR、FANG、PXD、CLR
消費財:KO

新規だとAXP(アメックス)が3ヶ月ぶり新高値。1月に好決算で上昇していました。VやMAもあと少しで新高値投資いう水準で、カード会社が好調ということは、消費が旺盛な表れとも言えます。

もう1社、EXPEが3ヶ月ぶり新高値。旅行関連も今週は持ち直した印象。クルーズがだいぶ株価を戻している。BKNGもほぼ新高値付近まできており、来週の市況が落ち着いていればしんたかねを取れそう。

金利上昇もあり金融株がいくつかと、石油は引き続き強いということで、石油セクターは今週も新高値続伸銘柄が続々。

▶︎3.サプライズ好決算:3社

2/10木:DDOG4Q

売上成長率:83.3%(3Q連続再加速)
アナ予想Gap:11%
今期ガイダンス売上成長率:48.7%(保守的)
QonQ株価:-16%
翌日株価:+12.3%
PSR(FY22ベース):34倍

解説:今小型ハイグロで最も強い決算ではないかというDDOG、前回も好決算で私は買いましたが、利上げ観測ショックの暴落に耐え切れず損切り。ただ、DDOGは相対的には下落幅は小さめでした。決算翌日は通常の3倍以上の出来高で+12%上昇。金曜はリスクオフでまた下げてしまうものの、このベアマーケットの中で、真っ先に新高値を再び取る可能性があります。

DDOG決算の細かい解説は米国株決算マンさんのnoteが一番良いだろう。クロスセルが効いている印象。

株価的には利上げ局面で、まだPSR34倍ある点はどう見れば良いか解釈が難しい。ガイダンスが保守的な企業なので、FY22も50%成長は維持できそう。

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