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英検準1級 2023年度 第3回

英検準1級2023年度第3回のライティングについての解答例、和訳、解説を公開します。



問題

● Write an essay on the given TOPIC:
● Use TWO of the POINTS below to support your answer.
● Structure: introduction, main body, and conclusion
● Suggested length: 120-150 words
● Write your essay in the space provided on Side B of your answer sheet. Any writing outside the space will not be graded.

TOPIC
Should the government do more to encourage young people to vote in
elections?

POINTS
● Freedom of choice
● Social responsibility
● Taxes
● Trust in politicians


解答例

 Should the government do more to encourage young people to vote in elections? This question touches on the crucial aspects of social responsibility and trust in politicians.

 Encouraging young people to vote can strengthen social responsibility. Voting is a civic duty that ensures all societal segments are represented. Young voters bring fresh perspectives and ensure that policies reflect the needs and aspirations of the younger generation, fostering a more inclusive and responsive political system.

 However, a significant barrier to youth voting is the pervasive lack of trust in politicians. Many young people feel disconnected from political processes, believing that politicians do not address their concerns. To counter this, the government must not only encourage voting but also work to build trust by promoting transparency, accountability, and meaningful engagement with youth issues.

 In conclusion, while the government should respect individual freedoms, promoting youth voting by enhancing social responsibility and rebuilding trust in politicians is essential for a robust democracy.



和訳


選挙で若者にもっと投票を促すために、政府はもっと力を入れるべきでしょうか?この問いは、社会的責任と政治家への信頼という重要な側面に触れています。

若者に投票を促すことは、社会的責任の強化につながります。投票は市民の義務であり、すべての社会階層が代表されることを保証します。若い有権者は新しい視点をもたらし、政策が若い世代のニーズや希望を反映することを保証し、より包括的で対応力のある政治体制を築くことができます。

しかし、若者の投票に対する大きな障害は、政治家への信頼の欠如です。多くの若者は政治プロセスから疎外感を抱き、政治家が自分たちの関心事に応えていないと感じています。これを克服するために、政府は投票を促すだけでなく、透明性や説明責任を促進し、若者の問題に対する意味のある関与を推進することで信頼を築く努力をしなければなりません。

結論として、政府は個人の自由を尊重すべきですが、社会的責任を高め、政治家への信頼を再構築することで、若者の投票を促進することが強固な民主主義にとって不可欠です。


解説


このエッセイは、選挙において若者に投票を促すために政府がもっと力を入れるべきかどうかについて議論しています。具体的には、「社会的責任」と「政治家への信頼」の2つの視点を用いてこの問題を検討しています。

理由1:社会的責任


まず、若者に投票を促すことは社会的責任の強化につながると述べています。投票は市民の義務であり、これによって社会のすべての階層が政治的に代表されることが保証されます。特に若者の投票は、新しい視点を政治に取り入れることができ、政策が若い世代のニーズや希望を反映することを可能にします。これにより、より包括的で対応力のある政治体制が構築されるとしています。

理由2:政治家への信頼


一方で、若者が投票をしない大きな理由の一つとして、政治家への信頼の欠如が挙げられています。多くの若者は、政治プロセスから疎外感を抱き、政治家が自分たちの関心事に応えていないと感じています。これを克服するためには、政府はただ投票を促すだけでなく、透明性や説明責任を高め、若者の問題に対する意味のある関与を推進することで信頼を築く必要があると述べています。

結論


エッセイの結論では、政府は個人の自由を尊重しつつも、社会的責任を高め、政治家への信頼を再構築することで、若者の投票を促進することが強固な民主主義にとって不可欠であると締めくくっています。

総評


このエッセイは、若者の投票率を上げるための政府の役割についてバランスよく議論しています。社会的責任の観点から、若者の投票が民主主義の健全性に寄与することを強調しつつ、政治家への信頼という現実的な課題にも目を向けています。これにより、若者の政治参加を促進するための実践的なアプローチを提案しています。


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