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エンジニアの給料高い問題、超優秀な人以外得しない気がする

少なくとも今みたいなバブルは、非連続にバツっと切られてもおかしくないなって感じる。だからエンジニアの職で安穏としてられないな、と。

それを静かに足元で感じるのは、エンジニアを雇うのに結構給料高くしないといけないよ状況

そこそこ優秀なエンジニアは「これくらいもらって当然っしょ」と鼻高々だろうし、
そうじゃなくても肩書がエンジニアの人は、
「うち給料少ないよな。社会に見習ってエンジニアをもっと評価しろよ」
と愚痴をもらす。

ただきついのは、「企業が払える財布の大きさは大きくなってないのに、エンジニアの採用・維持コストだけが上がっている」という状況。
円安の影響も受け、直接間接問わず財布は小さくなっている。

すると
X. エンジニアを雇う会社側
Y. 雇われるエンジニア側
どちらも辛い状況になる。

というのもXの会社側としては、雇いたいのに雇えないということで単純に価値実現が遅れる。

実はYのエンジニアもきついというのはXの余波によるもの。
高い金払って雇うならどうせならまともなのがほしいと企業側が思うから、採用が厳しくなるし、入った後も、高い金に見合う働きしろよと陰では思っている。
あと、数雇えない状況で、たくさんの要望に答えなきゃいけないという1人の負担が重くなる

さらに言えば、数雇わないでアウトプットが大きいなら願ったり叶ったりという形で、
ChatGPTのコード補完ツールや、ノーコード/ローコードで作らなくてもいいってなって、エンジニア1人いれば良いって状況が当たり前になるかもしれない。攻め側として入ったエンジニアが、IT弱い企業の情シスみたいな扱いになる未来。
「PdM業もエンジニアたんにやってもらおっと」ともなる

しかもその状況になると、Webフレームワークが枯れきった今みたいな状態になって、エンジニア崇拝もなくなり、1人情シスにはマネージャーも兼務してもらっているから高い給料だけど、素のエンジニアにはそんなに高い給料払わないみたいな。

もちろんIT界は5~10年でデファクトスタンダードがガラッと変わり
(ライブラリだけ使ってる人間からすると日進月歩とは思わない)
そのフロンティアで変わる対象を作っている人間はいつでもいるし評価されるけど、

いまや私達の生活に馴染んでしまったシステムエンジニアは、昭和の物量時代を支えたメカニックエンジニアのようないぶし銀な存在となって、バブルのように評価される時代は終わると思う。

というか書いた通り、活躍できるのは一握りで、
スケール化しやすいシステムを相手にしている今、システムエンジニアとして雇って貰える人が少なくなるかもしれない。
団塊の世代が抜けることで、頭数のエンジニア不足がわかりやすいトピックだから語られているけど、必要なのは少数の優秀エンジニアで、その敷居も研究者くらい上がっていくから、今エンジニアになるのは勧めないかも。

10年後とか20年後はエンジニアは超優秀なフロンティアを開拓するような人以外ジリ貧かもしれない

よくわからない難しいことして、それが大事な部分支えてるっていうことだけ流布されてるから、もてはやされやすいけど、
手のひらを返されたら、「よくわかんないことやってるし」っていうことで煙たがられるから難儀なもんよね

まぁ下請構造のレガシーなコード触っている業界は延々と変わらないから、逆に雇用は守られるけど。

あと、実はこれはエンジニアに限ったことでなく、ホワイト企業は、優秀な人がChatGPTという部下や秘書を持ったから、少数でやってけちゃうという流れになるから、他の業界でも起きうるんだけどね

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