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元カノが突然家族になったんですが!? #7



ヴーヴーヴー…

講義も終わり日も暮れかけた頃、
〇〇のスマホが鳴る


○「史緒里からだ…」

○「もしもし?」

史「あ、〇〇今大丈夫?」

○「うんちょうど今大学終わったとこだから大丈夫」


まだ仕事中なのかガヤガヤとした音が聞こえる。


史「〇〇って今日家にいる?」

○「うん。帰ったら出かける予定はないね」

史「そっか」

○「何?どうしたの?」

史「いやあの、大変申し上げにくいのですが…」

○「え、なに笑」

史「今日メンバーが家に来ます…」

○「あー、はいはい、メンバーね…」


はぁぁぁ!?!?メンバーが家に来る!?!?


○「は!?え?どゆこと?」

史「実は…」


史緒里から事の顛末を聞かされる


○「まじかよ…」

史「ごめんね急に…」

○「いや、大丈夫。とりあえず急いで準備しとくわ」

史「ありがとう。20時くらいには帰ると思うから…」

○「おっけ。気をつけて帰ってきてね」

史「ふふ、うん!じゃあまたあとでね!」

○「はーい」


おいおいおいどうなってんだよメンバーが家に来る!?準備って何すりゃいいんだ…


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史「大丈夫だって」

蓮「ないす久保!」

山「楽しみ〜!」

史「あんま〇〇困らせないでね」

山「わかってるわかってる」


〇〇の不安を他所に3人のテンションは爆上がりだった。



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○「よし、こんなもんでいいかな…」


〇〇は一通り部屋を片付け、4人分のご飯の準備をしていた。

ガチャッ


史「ただいま〜」

○「お、帰ってきた」

○「おかえり」

史「あ、〇〇。ただいま」

山「お!君が噂の久保の弟くんかな?」

蓮「はじめまして!」

○「はじめまして。久保〇〇です。いつも史緒里がお世話になってます。」

史「こっちが山下で、こっちが蓮加ね」

山「よろしくね〜!」

蓮「よろしく!」

○「まあ上がってください」


この人達が史緒里の同期のメンバー…全員顔ちっちゃ!ほんとに同じ人間か!?顔のパーツの数しか一緒な部分ないじゃん!


史「お腹すいた〜」

蓮「それ。今日まじ疲れた」

○「ご飯作ってあるんでよかったら食べてください」

山「おぉ!〇〇くんしごできだね!」

○「ありがとうございます笑」

山「これはいい旦那になるよ久保」

史「ちょっと山!何言ってんの!?」

山「違った?なら私の旦那さんになっちゃう?」

○「えっと…」

史「おい!やめろ!」

蓮「あー山下がそういう事言うから史緒里ちゃん怒っちゃったよ」

史「山下調子乗りすぎない!」

山「は〜い」


なんだかすごい騒がしいな…


○「まあまあ、とりあえず食べましょうか」

史「そうだね」

4人「いただきます!」

史「ん〜!今日も美味しい!」

山「うま!」

蓮「ほんとに美味しい!これは本当に旦那候補だね」

史「まだ言うか」

蓮「冗談冗談笑」

○「ありがとうございます笑」

蓮「でも…妹枠は空いてるもんね〜」

史「え!」

山「あ、ずるい!抜け駆けだー!」

○「抜け駆けって…」

山「じゃあ私は姉2号!」

○「いやいや、そんな姉3人もいりませんよ笑」

史「だめ!姉枠は譲らないよ!」

蓮「蓮加は妹枠だよ!」

○「あ、そっか」

史「妹枠もだめ!!」

山&蓮「ちぇ〜」

史「ちぇじゃない!」

○「ははは…」


ほんとに騒がしい人達だな笑
でも、みんな悪い人たちでは無さそうでよかったな…まあ史緒里の友達だし悪い人なわけないか


なんだかんだあり時刻は22時を回り…


山「じゃ私たちそろそろ帰るね〜」

○「でしたら送ってきましょうか?」

蓮「タクシーあるから大丈夫だよ〜」

○「わぁお金持ち〜」

山「わたしたち、乃木坂ですから!」

史「山、多分揶揄われてるよ」

山「え!そうなの!?」

○「いやいや!そんな!ちょっとしか…」

山「ちょっとはしてるんじゃん!」

蓮「あははは!〇〇くん面白いね笑」

○「そりゃどうも笑」

山「そうだ!私たち史緒里の友達なんだからさ、
敬語なくていいよ!」

○「いや、そういうわけには…山下さん年上ですし…」

蓮「じゃあ蓮加は年下だからいいね」

○「ん〜まあそうか…」

山「え、ずるくない?」

蓮「残念だったね」

山「やだ!私も敬語なしがいい!」

○「わかりましたよ…」

山「やった!」

史「はいはい!もう帰るよ!タクシー来てるんでしょ!」

山「あ、そうだった…」

蓮「じゃ、〇〇くんまたね!」

山「じゃあね〜〇〇くん!」

○「お二人ともお気をつけて」

山「敬語!」

○「あ、またね笑」

史「おい私を忘れるな!」

蓮「史緒里もまた明日ね」

史「うん、気をつけてね」

山「ばいばーい」


ふぅ…やっと静かになった…


○「さて、2人も帰ったしお風呂沸いてるから入っちゃいな」

史「…」

○「史緒里?」

史「…れなかった」

○「え?」

史「今日全然私のこと構ってくれなかった!」

○「まあ、お友達来てたしそこは…」

史「デレデレすんな!」

○「えぇ…」

史「今日は一緒に寝ること!いい!?」

○「いや、今日は…」

史「いい!?」

○「はいわかりました」

史「よし。じゃあ部屋で待ってなさい」

○「はい」


これは…嫉妬だ!!かわいい!!!


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史「〇〇、入るね…」

○「どうぞ〜」


ガチャ…


史「今日は急に呼んだりしてごめん…」

○「いいよ笑俺も楽しかったし」

史「でも、2人にデレデレするのはだめ!」

○「大丈夫。一番は史緒里だから」

史「ん…ならいいけど…」

○「ほら、明日もお仕事なんでしょ?寝るよ」

史「ん…」


ベッドに入ると史緒里は〇〇の背中にぴったりとくっついてきた。


史「今日はこうやって寝る…」

○「あらあら、甘えんぼさんですね笑」

史「うるさい…」


はぁ…かわいすぎるだろ…甘えんぼ史緒里…


史「〇〇。」

○「どうしたの」

史「今度ね、乃木坂のライブがあるんだけど、」

○「うん」

史「〇〇に来て欲しい」

○「楽しそうだね」

史「明日チケットあげるから…」

○「ありがと」

史「ちゃんと私だけ見ててね…」

○「わかった楽しみにしてるね」

史「うん…それだけ!おやすみ!」

○「ふふ、おやすみ」


次の日、あまりの可愛さにろくに眠れず
目の下にくまをつくった〇〇は史緒里から関係者用チケットを受け取ったそうです。


to be continued...

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