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【ゲーム評価】アストリブラ 〜あなたはどれだけ愛する人を信じられますか?〜

アストリブラは2DアクションのRPGで、横スクロールの爽快感あるアクションと探索、アイテム製作といった様々な要素が楽しめるゲームです。

様々なギミックの中で時には仲間と共に敵を倒していく横スクロールアクション




序盤は剣と魔法の王道ファンタジーの展開で進んでいきます。
主人公が愛する幼馴染は何者なのか?本当に存在していたのか?そんな謎がちらつきながらもリブラを使用して時を遡り、各ダンジョンをクリアしていきます。

そして、中盤にはプレイヤーをぶったまげさせる様な展開が待っています。
近代化された未来都市が登場し、ここで全てのプレイヤーはこの物語はただのファンタジーではないことに気づきます。
というか、敵がミサイルとかバンバン撃ってきて一気に強くなってきてます・・・


後半からは怒涛の展開、物語が加速していきます。
そして、仲間を失いながらも、この世界の真実とアヌリスの正体を知り、最後の結末に向かっていきますが、何か一連のストーリーでモヤっとしたものを感じながらも終章が終わります。

こんなものなのか・・・と思いきや、用意されていたのが追章です。
なんだ?何が起こった?またもや展開が変わり、ついて行けなくなりそうになりますが、各章のモヤっと感じた間隙を埋めるかのようなストーリー展開が待っています。

このストーリーの多重構造はもはや芸術!そう思える伏線回収の嵐です。

そして、この世界の全体像が顕になります。
そうだったのね。そうだったのね。と何度も心の中で叫んでしまいます。

この世界構造は考えた作者はすげえって思いますよ。

ボスなんて作者の趣向が惜しげもなく含まれていて好き・・・




そして、ある特定のフラグを回収すると訪れるアヌリスとの真実。
アヌリスの本当の正体、生い立ち、主人公の思い、それが全てぶちまける瞬間がもう涙腺崩壊です。
何度も途中でエンディングを迎える本作で、やっと辿り着いた真実のエンディング。
主人公のひたむきなアヌリスへの想いで走り続けたこの物語。

アヌリスを疑ってしまって本当に申し訳なく思いながらも、最後まで信じ続けた主人公は本当に尊いって思いました。

どれだけ人を、愛する人を信じられるか、この作品の真エンドを見た時思わずそう思ってしまいます。
2DのRPGが好きな方、ファンタジー、SF展開が好きな方、そして最近感動されていない方、みなさんにお勧めします。

アストリブラ!最高です。


こちらこそありがとう!!


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