新型コロナウイルスはどんなに言っても「ただの風邪」です
事実だけを簡単に列挙します。随時追加していくかもしれません。
1.日本の感染症・死亡者減少対策は、全世界で最も成功している(2020.1.11)
日本の昨年2020年の超過死亡(本来ならこれくらい死ぬだろうと過去の統計などから推定されている死亡者より多く死んだ人)は、なんとマイナスです。
これは10月までですが、12月まで統計をとったらだいたい20000〜25000人くらいのマイナスになると言われています。
これが意味するのは「日本の新型コロナウイルスを含むあらゆる感染症およびその他死因に対する対策」は、「一人でも多くを死なせない、救う」という観点から見れば、全世界規模で見たらもっとも成功していると言ってよいわけです。
それなのに日本の対策は失敗していると言ってる人は、なにをもって失敗してると騒ぐのでしょう? 例年より多くの人が死なずに生きてるのだから、「命を救うことが最も大事だ」という観点からしたら、どこをどう見たって成功でしょうが。台湾や中国、ニュージーランドより成功してますよ。
超過死亡マイナスの国が他にないかといろいろ調べましたが、プラスは多々あれど、マイナスは見つかりませんでした。あるようでしたら教えて下さい。
2.それなのに日本では若者や女性の自殺数が急増している(2020.1.11)
日本全体では死亡者数は減ったわけですが、代わりに、女性や若者の自殺が急増しています。
さらに、新しい子供、妊娠率が減少し、来年の出生数は激減することがほぼ確定しています。
これが意味するのは「本来なら亡くなる予定だった老人は多く生き残っているのに、本来なら死ななくてよかった若者や女性が亡くなり、新しく生まれる予定だった命も減ってる」ということです。つまり、少子高齢化がますます加速するということになります。
3.コロナの死者数の大半は、インフルエンザの基準で言えばコロナによる死亡とはみなされない、つまりコロナで死んだ人というのは実はほとんど居ない(2020.1.11)
実はこれが極めて大きな問題です。
この記事にあるように、これまでのインフルエンザの死亡者数というのは「インフルエンザが直接的に死の原因となった人」だけを数字として出しています。基礎疾患や慢性疾患があった人がインフルエンザにかかって亡くなった場合、インフルエンザによる死亡には含めません。
ところが新型コロナは全く逆で、基礎疾患や慢性疾患があった人からコロナが検出されたら、コロナで死亡した数に加えられてしまいます。
やってることが真逆なんです。
では新型コロナをインフルエンザ同様の計測法、つまり、基礎疾患や慢性疾患があった人はコロナ死と数えず、「新型コロナが直接的に死の原因となった人」だけを死亡数と数えたらどうなるのか?
これは東京都の例ですが、なんと9割もが基礎疾患持ち、つまりインフルエンザの基準で言えば「インフルエンザで死んだとは数えられない人、基礎疾患で亡くなったとされる人」ばかりです。
この文章を書いてる2021年1月11日時点で日本の新型コロナの死者数は約4000人ですから、そのうち9割が基礎疾患で亡くなった人、1割が「新型コロナが直接的に死の原因となった人」とするなら、なんとたった400人です。
つまり新型コロナではぜんぜん死んでないんですよ。
「新型コロナは嘘」などと騒いでる人がいてバカにされていますが、この事実というか考え方を知れば、あながち間違いではないとも思えます。
対策してなければもっと死んでた、だから対策はすべきなのだという人もいるが、インフルエンザの基準で新型コロナを捉えれば、感染者が今の10倍になっても4000人しか亡くなりません。それって経済その他に大打撃を与えてでも対策しなければいけない病気と言えますか?
死亡者数や死亡率で大騒ぎするなら、せめてインフルエンザと基準を統一してください。
ただの風邪で大騒ぎし、例年より多くの「老人の」命を救い、例年より多くの「若者や女性」を自殺させ、多くの生まれるはずだった新たな生命を失い、経済に大打撃を与えてる。新型コロナウイルスの馬鹿騒ぎは一刻も早く止め、全てを元に戻してほしい。強くそう思います。
4.集団免疫路線こそが正解である(2020.1.12)
これはグラフを見ていただくのがもっとも早いです。
まず集団免疫路線が失敗し、国王もそれを認めたと言われてるスウェーデン。たしかに冬になって感染者数が爆発してます。ですが死者の数は第一波とほぼ同じ。感染者数が10倍近くになってるのに、死者数は変わらない。つまり毒性は10分の1になったということでは?
変異種が出たと大騒ぎのイギリス。たしかに感染者数はものすごいことになってますが、死者はこれまた第一波とほぼ同様。こちらもだいたい10倍だが死者は10分の1ということに。これだけ多くの人が感染してるのに、死者は増えない。それだけ毒性が落ちてるか、基礎的な免疫ができて、感染しても死にづらくなってるわけです。
集団免疫だとはっきりわかるのはニューヨーク。感染者数は第一波の1.5倍というところですが、死者数は5分の1くらいに激減してます。これは第一波でそれだけ多くの人が感染し免疫を獲得したものと考えられます。10分の1にならないのは、先2つは弱毒化の恩恵を受けたが、ニューヨークは第一波をもろに食らってしまったせいだと言えるでしょう
最後にフィリピンとインド。この2つは死者のグラフも同様なので省きますが、どちらも現在、第一波の収束中で、第二波が来る気配すらありません。
この両国は貧しく格差も激しく、医療も充実してないので、ロックダウンしても誰も言うことを聞かず実質的に放置状態にあった。そのために第一波で感染が蔓延しきってあとは落ち着く一方だというふうに思えます。フィリピンやインドは今の時期はそれなりに涼しい。少なくとも最近感染爆発中のタイと同じくらいの気候なので、気候要因があるなら、当然、同じように感染が増えてるはずです。でも増えずひたすら右肩下がりなのはなぜかということです。
ただし、インドは第一波の感染者はものすごいです。ピークで1日10万人ですからね。でもそれくらい蔓延したからこそ、今では集団免疫を獲得し下降していってるものと思われます。
逆に第一波で抑え込んだと自慢げだったタイは、免疫を獲得出来てないので、今の時期に第二波に苦しめられています。
結局、どこの国であろうが遅かれ早かれ、一度は感染を蔓延させ、免疫を獲得するしか無いのです。それを先延ばしにしても、いつか必ずその試練を乗り越えなければならない。それまでに知見や治療法が蓄積され、ワクチンなども普及すればよいのだから、今はともかくゼロ近傍に押さえ込む台湾やニュージーランドが正解だという意見もあるでしょう。ですがそれは本当なんでしょうか? 解決を先送りにしてるだけなのではないでしょうか?
集団免疫とは「感染者を減らす」ことではありません。感染しても症状が出ない、重症にならない、死なない、その状態が「免疫がある」と言うのでは? つまりもうこれらの国や地域は、むやみに検査し感染者数を出して大変だと騒ぐ時期は過ぎてるし、もうそういうのは止めるべきなんです。イギリスの変異種などまさに「弱毒化」そのものでしょう。
ですが感染自体、感染者数増加そのものが問題だという方針であり続けるなら、そりゃ当然に医療崩壊しますよ。だって感染者は増えていく一方なんだから、ベッドも埋まりますよね。無症状や軽症の人がどんどんベッドを埋めていき、その人達の面倒は防護服で完璧装備の医療従事者が行う。手間や面倒、疲労ばかりが増えていくことになります。
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