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霧中と私。

こんにちは。
春の歌といえば、何が思い浮かびますか?
春の歌って沢山名曲がありますよね。

私はキリンジの「愛のCoda」です。

―今はただ春をやり過ごすだけさ
 地の果てで

仕事も手につかず、SNSでは相変わらず存在認知すらされない。

体調も崩して自己嫌悪に陥っていました。

デッサンをやり始めてまだ数週間、先日顔のパーツバランスの勉強を始めて劇的に上手くなるわけでもない。

数枚絵をアップしてみましたが、相変わらずtwitterでもpixivでも反応はありません。

神絵師のSNSを数日前に覗きに行ったらますます盛り上がっていました。
もうわざわざ見にいって傷つかなくてもいいやと思いました。

神絵師のSNSを見ても見なくても私の絵が上手くなるわけじゃないし。
見る時間があれば練習して少しでも上手くなるように努力した方がマシ。

でも、思うんです。
下手のままだったら…?
このまま上手くならなかったら?

私は何をやっているんだろう。
何にふりまわされているのだろう。

世の中にはたくさんの人が絵を描いています。
きっと神絵師みたいな人達はトップレベルの数パーセントだと思います。
私なんかよりもっともっと上手い人達がたくさん埋もれています。
神絵師にもなれず、SNS発信を頑張っても、作品をたくさん描いても思うような反応がもらえないと落ち込みながらも描き続けているのでしょう。
その中には「誰も私(の作品)を必要としていない」と筆を折ってしまう人もたくさんいます。

ネットの匿名掲示板にもYouTubeのイラストレーターさんのお悩み相談にも同じような悩みがあふれています。

或る意味では努力が報われない世界。
「頑張って描きました」「〇十時間かけての渾身の力作です」
そういって作品を公開したところでほとんどの人は存在すら気づかないのです。

万バズすれば…という淡い期待も抱きつつ、日々絵を描いては投稿して、の繰り返し。
コツコツ描けばフォロワーやブクマが増えるなんてそんな甘い世界でもない。

プロがしのぎを削っていて、プロじゃない人達も画力や技術のレベルが日々格段にあがっている。

よほどのセンスや画力がないと創作を楽しむ世間の人達の目に留まることもない。

「絵を描くことがそんに必要なの?
 あなたは周りに評価されていた別な趣味があったじゃない。
 そっちの方がよほど才があるんじゃないの?
 仕事だってあるから好きな事ができるんだから、
 現実世界を生きなさいよ」
知人から言われました。

そのとおりです。
私は働いて会社から給料をもらっているから、
こうしてネットをし、絵を描いて、液タブも買えた。

働かないと趣味を楽しむことはできない。

前向きに頑張ろう、と思える時と、
私は神絵師のような絵を描けるわけない、
だって今でさえ見向きもされないくらい下手なのだから…
きっとこれからも…と過去の中途半端な失敗体験を思い出して
さらに落ち込む時と感情が不安定になっています。

きっと体調が悪いから気力がわかずに落ち込みやすいんだと思います。
神様だって今の私を救うことはできない。
私が私自身の力で現実に立ち向かわないと。

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