雪山登山の魅力 @北海道
今年から冬山も登るようになった。
夏山とは全く違った魅力があって、山ってどこまで面白いんだ〜〜とまた世界が一歩広がった。
と言っても、私が行っているのは北海道の標高200〜400M前後の森林限界を超えない低山です。
これ以上となると知識も経験も装備もまだまだ足りないので並行して勉強しつつ、来年はもう少し高い山にレベルアップしたいな。
▼冬山の魅力
真っ白な世界が美しい
雪で土が全て覆われて純白の世界になっている。都合の悪いところを雪で隠しているようにも思えて怖くなるくらい美しい世界。空気が澄んでいて美味しい
夏山の空気も美味しいんだけれど、冬山の方が澄んでいる気がする。太陽の光を感じられる
冷たい空気と相まって、太陽の光は暖かさをより感じられる。
セロトニン不足の冬にはご褒美で、この光を浴びながら山を歩くことは、心地よくて気持ちが明るくなる。木々や動物の生命力を感じる
こんなに厳しい雪の中で生き抜く植物や動物たちの姿を見て、自然の強さを感じられる。自分で道を作れる
(もちろんトレースを有り難く登るんだけれど、)夏山とは違う道で登れる自由さが楽しい。
自分で道を開拓できるのは、心の奥底に眠っていた冒険心が引っ張り出されてくる。
コントロールの効かない自然なのに、自分で工夫して楽しめるというちょっとした体験ができる。下りが膝に優しい、ほぼアトラクション
夏山だったら膝に負担のかかる下りが、雪がクッションになってくれて、軽快に下山できる。
転んでもふわふわの雪が受け止めてくれるから恐怖心が少なく、ほぼ走る+滑り落ちながら子供みたいに下っている。
▼良い意味で想像と違ったこと
意外に寒くない、むしろ暑い
ずっと寒いのかと思っていたけれど違った。登り続けていれば汗かくほど暑くなる。止まると寒い。
でも、冬山の基本は「汗をかかない」ことが大切だから体温調節結構難しい。
あと、つま先用カイロ必須。足先や指先の末端は冷える。軽アイゼンなどを買い足すことで登れる
低山などたくさん登山客がいてしっかりトレースがある場合は、軽アイゼンで行ける。
スノーシュー無しでも意外と楽しめる。
夏山装備に防寒着と軽アイゼンとゲイターをプラスすれば登れる。
※もちろん行く山の天候や状況、難易度にもよるので適切な装備は必要です。軽アイゼン無しだと滑って登れない・下れないです。
地下鉄やバスで30分弱移動するだけでこんなに豊かな冬山が登れる、そんな北海道に住んでいて良かったと、今までで一番感じている。
北海道のポテンシャルに圧倒される。間違いない魅力がここにある。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?