アイドルになりたい理由



お会いしたことある方に「どうしてアイドルになろうと思ったの?」ってよく聞かれるから知ってる人もいるかな〜と思いつつ書いてみます🥲


私がアイドルを目指し始めたのは幼稚園の頃かな?
物心つく前(1,2歳とか?)から踊ることも歌うことも好きだったってママから聞きました。
幼稚園の頃ってまだAKB48さんがいないくらいで、私が見てたのは「ラブandベリー」とか「きらりんレボリューション」「ふたりはプリキュア」っていう架空の女の子たちだったんだよね。
そこにいるアイドルって本当に可愛くてキラキラしてて、見てるファンは皆笑顔で素敵な存在で、歌うのも踊るのも好きだったから「これになる!!」って直感的に思った気がします。
プリキュアはアイドルとは違うけど可愛くて強い存在に憧れてたな。
きらレボではフリフリの衣装とか赤チェックの衣装を身にまとってるきらりちゃんを見て「私もコレ着たいなぁ」なんて思ったのをすごく覚えてます。
卒園する時に書いた将来の夢にもちゃんとアイドルって書いてあったの笑


そんな私がアイドルを諦めたのは小学校1,2年の時です。
夢を諦める年齢にしては早いよね笑

沖縄県の小さい小さい島で育ったんだけど、田舎って今でも感じる「田舎特有の都会への敵対心」的なものがあったのかな。オシャレをするだけでバカにされるなんて割と日常茶飯事みたいなものだったし、流行が5年くらい遅れてるから周りと違うものを着てると浮いちゃう感覚が大きくなった今でもあるんだよね。笑

だからこそ可愛いが大好きできらりちゃん達みたいなアイドルになりたかった私についた周りからのあだ名は「ブリッコ」、笑
大人からも「そんなオシャレしてどうしたの〜?」とか言われたり、田舎だから芸能のお仕事がとても無縁な世界で「なれるわけない」「アイドルだって。なにそれ笑」って言葉に幼いながらに傷ついて「私には無理なんだ」ってすぐに折れて現実を見る子になりました。


アイドルにならないために、アイドルを諦めるために、「ブリッコ」からはかけ離れてだんだんと「お笑い担当」「大雑把」「男勝り」なイメージを意識して「可愛い女の子」を消していきました。
オシャレは好きだったしそこまではやめられなかったけど、大好きなピンクを恥ずかしいと思うようになりました。持ち物とかは大丈夫だけど、「可愛い」服を着なくなった感じかな。周りを騙すためひたすら自分さえも偽って繕って騙しました。「それが自分」となってしまって今でもその癖は抜けてなくて、キャピキャピするのなんて自分のキャラじゃないよ〜ってネタに走っちゃうけど本当は可愛いになりたいんだよね笑
でもその「アイドル」っていう夢はなりたかったとすら言葉に出せない大人になりました。
なりたいと思っている自分がひたすらに恥ずかしい存在で、さっきも言ったようにその感情が今の性格や言動に繋がってる部分は大きいんだろうなって思ってます。

AKB48さんが流行った頃、アイドルを諦めて1,2年しか経ってなかったから振りはどの曲も完コピしてたし発表会とかでダンス披露しようってなったら真っ先に提案して(皆AKBは好きだから賛同してくれて)クラスメイトに振り入れして本番誰よりもキレキレに踊ってた笑

それからステージに立つってすごく楽しいなって感じて、趣味としてダンスは続けてアニソンやボカロの踊ってみたをYouTubeで見て振りコピして、高校大学ではダンス部に入りました。
「夢」としては見なくても「憧れ」だけは抜けなかったんだろうなって今だからこそ思います。

高校で仲の良かった先輩が地下アイドルになったことをきっかけに初めて「地下アイドル」っていう存在を知りました。ほんとにめちゃくちゃ可愛くて高校入学前からTwitterで見つけた先輩だったから「すごいなー!さすがだなー!可愛い!!」っていう感情しかなくて、アイドルは自分から遠い存在だなって改めて思ったからこそ「なりたい」に直結しませんでした。

大学生になってからもそれは一緒で、アイドルになった友達やアイドルをやってる友達が周りにいたとしても「凄いな。自慢の友達だな。」としか思わなかったです。
羨ましいなとは思いつつもそんなことは言えないし友人からの私のキャラって今まで作り上げた甲斐あってか、「男勝りなお笑い担当」に近くて女の子扱いはされなかったし、されるのも避けてました。ゲラゲラ笑ったりどんな話でもついていこうとしたり「アイドルってここまできっとしないよね」っていう存在だったからアイドルとして活動している周囲の人とは別世界に住んでる感覚でした。

The普通の人生を送っていたそんな時に1番に入るんじゃないかな?って思えるくらい仲の良かった友達がアイドルになりました。さっきも書いた通り、アイドルになった友達のことを見てただただ「凄い」の感想しかなくて、普通に友達として応援してました。
でもその子がデビューして初めてライブを見に行った時感情が一気に変わりました。

ライブをみた感想は「羨ましい」「どうして私は同じ場所にいないんだろう」「なんで可愛くなれないんだろう」っていう劣等感と悔しさ。友達の素敵なステージに対して楽しいや応援の気持ちじゃなくてそんな思いになることが苦しくて自己嫌悪に陥って友達失格とすら思ってしまいました。

学校もバイト先も登下校もクラスも全部一緒でずっと一緒にいたからこそ「同じ立場にいた子が大人になってアイドルになれたのにどうして私はー、」ってなってしまったんです。
ずっと友達として接してはいたけど知り合った当時から「推し」に近い感覚もあって、その子の写ってる写真保存したり撮影したりで本当に可愛くて誰もが認めるであろう可愛さで、、、
だからこそ「この子だからアイドルになれたんだ」っていう気持ちがずっとあったからまた羨ましい気持ちをまたねじ伏せてしまって、ステージを見た時に感じた思いは「今だけのもの」「どうせ私はなれないしそもそもならないんだ」と思ってすぐ消えると信じてモヤモヤしたまま他の職業のことを考えるように専念しました。

就職活動中だったから自己分析するきっかけもあって「どうなりたい?」って聞かれたり周りから「なんの仕事がしたい?」なんて聞かれることが多いから「私は何がしたいんだろう」ってまたモヤモヤ。

アイドルになった子、アイドルのお友達に初めて「実は昔アイドルになりたかったんだよね笑」「◯◯ちゃんのステージ見た時ほんとは悔しかった〜」なんて笑いながらサラッと言ったのかな。
「なればいいじゃん?」なんて言われても「状況的に無理だよ!もう就活してるしそもそも私がなれるわけないし!笑」って返した気がする。
それでも真剣に聞いてくれて「今が1番若いんだから挑戦してみればいいんだよ」って背中を押してくれて、アイドルになって良かったことも辛いこともたくさんのことを教えてくれました。その子のステージを初めて見てから約8ヶ月、ずっとかき消そうとしていた「アイドルになる」という気持ちを叶えることを決意しました。


地元の子が仕事で都内に来てて「今関東いる組で同窓会しようよ」ってなって集まったことがありました。皆それぞれ自分の道を歩んでて頑張ってて、私もこれからを頑張らなきゃなと思った記憶があります。

ママに「アイドルになる」って勇気を出して言った時はちょっと呆れてて「今更何言ってるの?大人になるのにどうするの?」って賛成も反対もしないよく考えてって最初は言われちゃいました。

そんな風に呆れられて少し喧嘩モードになった直後、会って懐かしいねって笑いあってたその友達が急逝してしまって、実はその子で私の地元のクラスメイトが亡くなるのは4人目で精神的にダメージを負ってしまいました。
地元は島だからこその狭いコミュニティでママもその子とは近い関係性だったから私がその事を知るよりも早く知ってて、「やりたいことを今やってほしい。後悔した人生を送ってほしくない。それに小さい頃あれだけなりたかったって言ってたのを知ってるから、いつかまた言ってくるのかなって少し思ってた。」って話してくれて、「私は私のために生きてみよう」とそこで思ってオーディションを受け始めました。

友達が亡くなってしまったことを言うのはこういう場だとひけらかすみたいで言わない方がいいんだろうなって思うけど、その事が無かったらママの考えはきっとそのままだったかもしれないし私も「今を自分のために生きる」っていう大切さはここまで大事に出来てないんだろうなって感じてます。自分を鼓舞してくれる存在にもう会えない彼女達がなってくれていると信じています。


いい事なのか悪い事なのか分からないけど、昔からの考えでママを楽させてあげるためにママが希望してる職業につこうかな、おじいちゃんを最期まで診てたから介護職つこうかな、おじいちゃんは先生になってって言ってたな、おばあちゃんが1人になるから地元に戻って公務員やろうかな、とか。
家族第一優先で自分のことは二の次だったんだよね。考えるだけでたくさん甘えてしまっているのが現実なんだけどね、笑
最初こそは家族だけじゃなく地元にいるママの友達まで喜んでくれたけど、ママに「嬉しいけど本当にそれでいいの?人のために生きなくていいんだよ」って言われたこともあるから今は余計に「自分のなりたいものを目指そう」って気持ちが大きいです。

今私を応援してくれている皆に出会えてその気持ちはさらに大きくなって、もちろん小さい頃のような感情でまっすぐに目指すことは出来なくなったし、目指す理由の半分は「コンプレックス」からきっと来てるけど。
元々ママは2022年の冬にデビューが決まらなかったら見切りつけて諦めなさいって言ってたけどここまで来てファンになってくれた人もいて、出会ってからずっと見てくれている人がいて、また小さい頃と同じ思いをして諦めたくない、応援してくれている皆に恩返しがしたい、最高の空間を共有していきたいと感じて今も目指し続けています。


でも、だから応援して欲しい とかではなく
私が夢を一度諦めて後悔していたからこそ
私を見てくれた人には希望となれる存在でありたいです。
男性だから。女性だから。キャラじゃないから。年齢が気になるから。始めた理由が理由だから。
そんなこと関係ないと思えるように
私の今までの人生がこうだったからこそ見ている人に「もしかしたら自分もなりたいものになっていいんじゃないかな」って思ってほしいです。
私が幼少期に憧れていたように、私を見て元気になってくれる人が1人でもいてくれると嬉しいです。

「自分のために生きる」のもそうだけど出会ってくれた皆のために絶対にアイドルになります。
負けず嫌いで意地っ張りで曲がったことが嫌いで、衝突や挫折をこれからも味わうかもしれません。
それでも私は私らしく、私のなりたいアイドルを目指し続けます。

なりたいアイドルについてはそれをテーマにまたいつか書こうかな!

約10年以上の思いでとーっても長くなってしまいました、、、
文章力をつけなきゃだね、
noteってこれであってるのかななんて不安もありますが、これから自分のことをたくさん話す場所にしようと思います!

ここまで読んでくれてありがとうございました。
こんな私ですが、これからもよろしくお願いします。


追記
途中編集した部分もありますが、基本的にアイドルになる前の気持ちやお話です。
現在2024年5月12日。蒼穹アンブレラの新メンバーとして加入して1ヶ月が経ちました。
「アイドルになる」という夢を叶えましたが「アイドル」になれているのか、まだ分かりません。
「私のなりたいアイドル」を目指すという夢を今でも追って奮闘しています。これからも夢を叶えていきます。

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