ザワに、村山良樹に、山田裕貴さんにありがとう。HiGH&LOW THEWORST VS THE RAMPAGE応援上映&プレミアムLIVE SHOWを観てきた
12/26横浜アリーナで行われたザワことHiGH&LOW THE WORSTの大ヒットを記念した応援上映とTHE RAMPAGEのライブをライブビューイングで観てきた。ザワの初見者も巻き込んだ大ヒットしたことに関してはこんな感想を観にきてる人なら知ってるだろうからスルーする。
ハイローシリーズはこういったイベントを映像媒体に残してくれないらしい(イベント発表当初はライブビューイングもやるか未定だった)ので、ここまでされたんだぞ!!とTOP DOWNを流しながら劇場へ向かったのだ。
ハイロー×応援上映=∞
そもそも応援上映というスタイルはずっと知っていたし、いつか行きたいと思っていたものの、中々踏み出せずにいた。
自分は特撮メインのオタクなのでヒーローショーなどで子供が「がんばれー!」という光景を見るといつもグッとくるし自分も思い切り声を出せたら楽しいだろうな……と思う。
しかし応援上映は声出せるので色んなことを叫び放題である。そのスタイル故にテンションのあがりが常軌を逸し、時には他人の我の強い発言が飛び出しイラッと来てしまう。そういったケースが時々ネットでは観る。
せっかく映画観にきたのにイライラして帰りたくないしなぁという考えから結局ズルズルと応援上映デビューせずにきたのだが今回感じたのはハイローと応援上映というスタイルは完全に噛み合ってるな……ということである
ハイローという作品のジャンルはざっくばらんに言ってしまえば不良、ヤンキーものである。だからちょっとくらい怒号が後ろや横から飛び出ても(おーこっちにもいるよ鬼邪高生が)くらいにしか感じないのである。
楓士雄、轟、村山、佐智雄ら推しが画面に写るだけで黄色い声が上がるし、特に何もしてなくても「顔が良い!」「顔の治安が良い!」「股下5km!」「足ながーい!」「かわいいねー!!」と歓声があがる。
轟に人がついていかないという話になれば「私がついていく!!」と声があがり佐智雄が起こした問題を解決するかが重要と説けば「理想の上司!!」「ウチの会社に来て!!」と歓声がのぼる。
轟と楓士雄の缶に石を当てるシーンでは轟の立ち方のようにペンライトが掲げられ楓士雄には「次は当たるよー!」「よく狙ってー!」と応援が飛ぶ
泰志が夜道を歩いていれば「危ないよー!」「夜中でもかわいい」「誘拐されちゃうよー!」と心配する声が上がる。
そしてバトルシーンではご存知「行くぞテメェら!!!!」の声に併せてウォォォォ!!!と劇場でも叫び声があがりまるで自分たちも河川敷や絶望団地での戦いにいるかのような気分になった。
なので非常にストレスを感じずに体験出来た。もしハイローのファンで応援上映デビューしてみたいけど……という人がいたら、是非続編でデビューすることをお勧めする。続編、作ってくれ……
愛に溢れた最高の時間
応援上映も終わりTHE RAMPAGEによるライブパートが始まる。うぉおお楓士雄だ!司!黒髪だ!芝マン!辻!ランペの皆さん!申し訳ないことにTHE RAMPAGEの楽曲は最近聴き始めたばかりなのでSWAG&PRIDEとFIRED UP以外は分からなかったが、彼らのダンスのキレ、川村壱馬らボーカルの激しさその名の通りrampage=暴れまわるといった彼らのパフォーマンスを堪能させてもらった。
このライブ中鳳仙、鬼邪高全日ら何人ものキャストが出てきたがキャストとアーティストが同じステージに並ぶその様はまるで超英雄祭のようでもあり、キャストが主題歌を歌っているというHiGH&LOWでしか出来ない光景だなぁ、とも思った。
特に轟、ジャム男、新太の三人が一堂に会する異様な光景があったのだが、轟の「ジャム男くん」呼びは思わず手を叩いてしまった。敬語が使える轟洋介……
清史と共に披露されるDOBERMAN INFINITYの「まだ足りねぇ」
(DOBERMAN INFINITYの登場は告知されておらず司さんの「ドーベルさん、ここに来てるよ」とまるで司が用意したかのような物言いがツボだった)
中越・中岡とともに披露されるSWAYの「ON FIRE」
(中中一派の登場も司さんのry)
山王ケン・ヒカルと共に披露される「Do or Die」
上田佐智雄役志尊淳さん、村山良樹役山田裕貴さん、泰志役佐藤流司さんのサプライズ登場はLV会場が割れんばかりの声が上がった。
ライブ冒頭、四天王小沢仁志の登場の後「俺たちだけじゃねえぞ!」と仁川の声と共に志尊淳さんが現れ「盛り上がる準備出来てんのか!」にレスポンスが小さく「声出さねえとてめえら潰すぞ!」には映画終了の余韻も吹っ飛ばしテンションMAXにさせられた!ここまでされたんだぞ!
泰志役佐藤流司さんはいままでザワのイベントには知ってる限り登壇したことが無くJUMP AROUND∞でみんなに混じってあの赤いバラのシャツを着てさらっと出た時明らかに会場が動揺していたのが感じ取られた。清史と楓士雄のやりとりで「寝坊だよ!ワハハ!」と言われていて泰志らしいと思ったがまさに「てめえらの売った喧嘩、買いに来たぜ~」といったところか。
そして山田裕貴さんのサプライズ登場。forever young at heartに合わせて村山さんの活躍を振り返るのはちょっとズルイなんていうレベルではない。山田裕貴さんが「鬼邪高キャストはS1では一番キャスト陣の知名度が低くここから全員食ってやるというつもりだった」と語ったこともあったがここまで大きな存在になったのだ。村山さんはテレビシリーズからザワを通して最も成長しザワで描かれた「子供から大人になること」を体現したようなキャラクターだ。そして鬼邪高を卒業し山田裕貴もHiGH&LOWを卒業した…
かに見えた
「お前ら勝手に寂しがってんじゃねえんよ!たしかに鬼邪高は卒業したけどなぁ!HiGH&LOWは卒業したとは言ってねーからなぁ!というわけでHIROさん、ノリ(脚本家の平沼紀久)さんよろしくお願いします」とステージに、あのスカジャンとバンダナを身に纏い現れたのだ。
「子供は夢を見て終わるが大人はそれを叶えることが出来る」とはザワで関ちゃんの父が村山さんにかけた言葉で自分も大好きなセリフなのだが、大人になった村山さんが、山田裕貴さんが、ファンである我々の夢を叶えに来てくれたのだと、そう感じた。エンドロールの定時三人の卒業シーン「行かないでー!」と声を荒げてしまった我々のワガママを聞いてくれたのだと。それは駆けつけた志尊淳さんも佐藤流司さんもきっとそうだし、全キャストそうだ。こんなに楽しく、キャスト達みんなの愛にあふれた時間をありがとう。一日遅れの最高のクリスマスプレゼントでした。