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VR-6HDを導入したら便利だった覚書

覚書のきっかけ

Twitterの反応があったんでまとめてみようと思いました。beforeとafterと比較で置きましたが、それぞれ別の現場での機材構成です。ただ多少の誤差はあるものの、大きな構成は画像のような改善が見込まれます。実際VR-6HDは現場での効率化や機材運営の稼働コスト改善に大きく貢献してくれ、とても助けになりました。

VR−6HD

Rolandが最近発売したオールインワンのAVミキサー(ミドルクラス)。中小規模の企業セミナーであれば、この機器と基本的な撮影機器でライブ配信が可能です。

•HDMI 6系統の映像入力を搭載した、映像切り替えや合成、音声調整、ライブ配信、録画まで1台で行えるコンパクトなAVミキサー

•プロ品質のデジタル・オーディオ・ミキサー搭載により、高音質な動画配信が可能

•「シーン・メモリー」や「マクロ」、「シーケンサー機能」により、複雑な操作を自動化して作業を省力化

ローランド株式会社."ビジネス会議やウェビナーなど動画配信に最適なコンパクト・サイズのAVミキサー発売".Roland-JP.2023-04.(参照2023-06-16)

最近販売終了した「VR-4HD」の後継機と言っても過言ではないですが、上位モデル「VR-120HD」の小型化されたものといった表現が近いのかもしれないです。それほど高機能。

画像のイベントについて

COLOR ME SHOP DAY 2023

beforeの画像は弊社GMOペパボのECサービス「カラーミーショップ」のオンラインイベントを運営した際の機材です。具体的な構成は別項目で説明します。

Developers Night37

afterの画像はGMOインターネットグループ株式会社主催のテック系オンラインイベントです。技術サポートで参加しました。その際「VR-6HD」を利用し、機材構成もかなりシェイプアップできました。機材が少ないということは搬入や準備に人的コストが軽減され、さらに運用面でも複数の機材を操作しなくて済む為、操作ミスや技能面でも要求するレベルを下げることができます。場合によっては現場指示だけで未経験のスタッフ運用で行う事もできます(バックアップやサポートは必要)。

実際の機材構成

「COLOR ME SHOP DAY 2023」の機材構成

こちらは「COLOR ME SHOP DAY 2023」の機材構成です。司会1人と事前収録の映像配信を行う為このような構成にしました。そしてこちらでは「VR-6HD」を使用せず、同じくRoland「V-8HD」をメイン機材に構成しています。「V-8HD」はビデオスイッチャーメインの機材の為、別でZoom社のサウンドミキサー「L-8」を運用しています。さらにPCへのキャプチャー機能も持っていない為、BlackMagicDesign社のキャプチャー機器「UltraStudio HD Mini」を使用しています。「Developers Night37」に関しては機材担当ではない為載せてはいませんが、ほぼほぼ同じ機材構成で運用は可能です(マイクの本数やカメラ台数の調整で可能)。

「VR−6HD」を追加した機材構成

「V-8HD」を「VR-6HD」に置き換えるだけで機材をかなり節約できました。前にも書いた通り、搬入や設営準備・運用面の人件費コストをかなり節約できます。また「VR-6HD」の標準機能「シーンメモリー」や「マクロ」、「シーケンサー機能」を使う事でシーン切り替えの自動や簡略化が行えます。ライブ配信内容もフォーマット化することで、事前準備を整える事で難しい操作を必要としない運用ができるかもしれません。

例えば、司会の案内後にマイクボリュームを下げ一旦スライドに遷移してから収録した映像を流す(もちろんボリューム操作あり)、といったシーケンスを組めばボタン一つで操作可能です。他にもエンディング時に司会の締めの言葉が終わった後、BGMを一旦大きくし映像をカメラからスライドへ長めのフェードをかけるといった操作も可能だったりします。この操作はイベント締め部分だけに個別操作する場合は緊張がありますね。

「VR-6HD」を導入する事で色々とメリットはありますが、もちろん新しい機材の購入になるので購入コストがかかります。さらに最近発売された機器のため、まだまだ価格は高めです(業務用機器のため価格はそんなに下がりませんが)。そしてバージョンアップやバグ修正もあると思います。ですが「VR-6HD」はそれを払拭できるほどのメリットのある機材だと思います。

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