ジョッキー45º情報刊(14号)
皆さん、いかがお過ごしでしょうか!
毎週マイナス収支のウマママンです❗(笑)
東京で行われたG1レース【天皇賞・秋】
勝ったのは、まさかの連勝
エフフォーリア/横山武史騎手
先週、菊花賞を勝った時点で【天皇賞は無い】とスパッと切っていたので
個人的にはビックリと同時に、拍手喝采でした。
改めて、おめでとうございます🎉
さて、今週のラインナップです❗❗
●【荒れの聖地】福島秋のリーディング
●距離別、注目ジョッキー
●スポットライト・ジョッキー
(内田博幸騎手)
今週はローカル戦線の新たな舞台となる
「福島競馬場」でのリーディングを特集!
更には、若手などで芝やダートでの距離別に得意な騎手をピックアップ❗
ここで未来のリーディングも攻略しましょう!
●福島リーディング
秋のG1戦線と同じく始まった、秋のローカル戦線。
今週からは舞台を移し、福島での開催。
夏競馬のイメージから「大荒れ」という意見の多い競馬場だが、コース的にも開催地の中では1番小回りなコースになっていて
4コーナーから最後の直線は300m未満で末脚爆発がしにくいのが1番の要因らしいです。
ただ、その特長を活かすも殺すも騎手次第。
そんな福島で活躍する騎手をリーディングを元にまとめました!
・勝率リーディング
※()は昨年の同時期の数字
1位 丸山元気騎手(0.267)
毎年、秋の福島競馬では好成績を魅せるのが丸山元気騎手。
実はここ5年の中で1番勝っているのが、この福島で丸山騎手にとっては
ここが秋競馬の開幕。
ただ、注意すべきなのは穴馬から1着は無く
1~3番人気からしか勝てないので
単勝ではオッズも気にしたい所。
2位 西村淳也騎手(0.113)
昨年の秋の福島競馬では、菅原明良騎手と並ぶ勝数を上げ、リーディングジョッキーとなった西村淳也騎手。
今年は坂井瑠星騎手と共に、海外での修行を積み、共に秋の新潟でも活躍し
覚醒の兆しは十分。
気になる事としては10Rと12Rはちょっと人気が落ちても勝てるという所。
ここまで通年通した成績でも西村淳也騎手は
11Rでは勝てないのですが、10R・12Rは6番人気でも1着を狙えるので、決め打ちで行けるかもしれない。
3位 菅原明良騎手(0.107)
現在、美浦のローカル戦線で新潟・福島のヌシとなっているのが菅原明良騎手。
人気の幅も1番人気から、14番人気まで幅広く仕留めているので、これといった指標が無い上にそこそこ勝ちに行くので
ある意味では1番狙いにくい騎手でもあります。
ただ魅力的なのが新潟でもあった勝ち星の「集中力」
そこにハマった時の勝率は半端ないので
注目はしておきたい。
・勝率リーディング
※()内は昨年の成績
1位 丸山元気騎手(0.533)
やはり秋の福島競馬の中心となるのは、丸山元気騎手。
昨年の成績は出来すぎだが、毎年の秋の福島競馬では常に中心としての信頼感は抜群。
勝てないレースでも連勝系の馬券軸として抑えとくのも悪くは無いかと。
2位 鮫島克駿騎手(0.264)
秋の福島での「シルバーコレクター」と言える成績を持つのが鮫島克駿騎手。
昨年は勝率が【0.038】で2勝と低い数字だが
連対率は【0.189】で2着は8回記録していて
これまでどの年を観ても、2着数が圧倒的に多い騎手なので
馬単や3連単の2着軸として狙うのも面白いかもしれないです。
3位 横山和生騎手(0.308)
今年の傾向からすると、土日両日は居ないかも知れませんが、居た日にはかなり頼りになるのが横山和生騎手。
やはり弟の大活躍に刺激されているのか、 今年は成績も上がっているので
更に成績を伸ばすと予想されるので、期待値込みでの3位としました。
現状、ローカルでは【中央に近い騎手】として頭一つ抜け出た存在ではあります。
注目ジョッキー
★斎藤新騎手(馬券率0.222)
菅原明良騎手と同期ながら、今年通算100勝も達成した若手ジョッキー。
福島では、勝率は低いものの
2着・3着での入線が多いので、馬券軸として観てみたい所。
まだまだ伸び盛りの若手の1人。
キッカケ1つで大きく成長するだけに活躍を期待したい。
●ダート戦の注目ジョッキー
ジョッキーとして、芝やダートのコースを上手く走る事は当然なのですが、
成績として、トップジョッキーはある程度まとまって安定した成績を残していますが
得意・不得意なコースはやはり傾向として出てきています。
今回はトップジョッキー以外から、
ダート戦において【狙い目】の騎手を独自にピックアップしましたので参考にしていただければと思います。
信頼の高いダート巧者
岩田望来騎手
親父譲りの巧さなのか。
若手ジョッキーでは1番の【ダート巧者】でもあるのが岩田望来騎手。
通算成績でも芝70勝・ダート100勝していて
ダート1800mでは単勝回収率
それ以外のダートでは複勝回収率が100%を超えていて、オッズなどでもダート戦ではかなり美味しい騎手になりますので要チェックです!
ダート短距離戦
木幡巧也騎手
通算成績でもダート短距離戦でズバ抜ける成績を見せるのが木幡巧也騎手。
また、勝ち星以外にもダートの1200m戦ならば馬券率も上がるのが木幡巧也騎手の特徴。
若干人気が下がってる位ならば馬券内に持ってこれるので、気にしてみたい所。
ダート中距離戦
横山和生騎手
ダート1700m・1800mの中距離マイル戦で活躍が光るのが横山和生騎手。
特に北海道や福島で行われるダート1700m戦では通算単勝回収率は170%を超えていて
とりあえずダート1700m戦で横山和生騎手なら単複で抑えとくのはオススメです!
来週は【芝】での注目ジョッキーを取り上げますのでお楽しみに!!
●スポットライト・ジョッキー
今週、スポットライトを当てるのは
南関東から中央に参戦したあの人。
南関東からきた超人ジョッキー
内田博幸騎手
生年月日 1970/7/26
身長 155cm
血液型 B型
星座 獅子座
出身地 福岡県
福岡県の兼業農家の家に産まれ
父親が体操選手という事で、小学生の頃から兄の内田秀一元騎手と一緒に体操教室に通っていた内田博幸騎手。
しかし、兄が中学卒業と同時に体操教室を辞めると、体操は好きだったが、打ち込みすぎて学校での居眠りが多かったので
親に体操教室を辞めさせられるなどで自身のモチベーションが下がってしまい
自身も中学卒業と同時に体操の道を諦めてしまった。
そんな内田博幸騎手が【競馬】と関わるキッカケとなったのが、兄の内田秀一騎手だった。
元々近所に2歳馬の馴致をする施設があり
たまに手伝いに行っていて馬に興味はあったが、当時は兄が佐賀競馬所属の騎手だった縁もあり、佐賀のトップジョッキーだった
的場信弘騎手(的場文男騎手の兄)から大井の松浦調教師を紹介され
当初は【見習い】として上京。
松浦調教師の厩舎で1年間、厩務員や調教助手として修行を積み、
翌年には地方競馬教養センターで2年間の騎手課程を修了し、晴れて
大井競馬、松浦厩舎所属の騎手として1989年にデビューする。
4月6日に【ハツマドンナ】に騎乗してデビュー戦は7着。
初勝利を挙げたのは5月7日
初の重賞タイトルは1991年に【ドラールオウカン】に騎乗したロジータ記念。
重賞タイトルを取った後は、所属を松浦厩舎から赤間厩舎に移籍し、徹底的に鍛え上げられ1990年代には「追える若手ジョッキー」として南関東では少し話題になっていたが
的場文男騎手や石崎隆之騎手などのトップジョッキーの影に隠れた存在となっていて
アピールチャンスでもある重賞でも
乗ってきた馬が重賞制覇するも、自身は騎乗停止で乗れなかったりと
チャンスを逃し続けていた。
しかし、内田博幸騎手は腐ること無く
常に上を見続けていて
その努力が2000年頃に結果となり始め
リーディング上位に名が上がり始め、2004年には年間385勝を上げ、
1990年代から常にリーディングを独占していた的場・石崎以外の騎手として初の南関東リーディングジョッキーに輝く。
同時に地方競馬でも全国リーディング1位となり
翌年には、リーディングジョッキーのみならず南関東4会場(大井・川崎・船橋・浦和)のリーディング1位の【完全制覇】を成し遂げる。
また、この年には地方競馬として初のドバイワールドカップに初参戦し、6着と奮戦する
2006年には川崎記念・かしわ記念・帝王賞の上半期古馬G1の完全制覇を含む
年間524勝・3年連続400勝突破を達成。
地方競馬界、【不滅の金字塔】と言われた
佐々木竹見騎手の「年間505勝」と「3年連続400勝」を超える記録を打ち立てる
翌年には通算3000勝を記録すると、JRAの騎手免許試験を受験する事を宣言し
2008年からは中央に舞台を移すこととなる。
だが、2008年にJRAの初騎乗という訳では無く、実は地方競馬時代から騎乗しており、
中央競馬初騎乗は1993年の7月25日の新潟競馬、4歳未勝利戦で記録している。
実は、この日のBSNオープンで
【ドラールオウカン】が出走するため、騎乗があったのがキッカケとなる。
同年のオールカマー(当時はG3)で中央競馬重賞初騎乗も経験。
その後もタイミングや機会を観て合えば
中央競馬での騎乗もしていた内田博幸騎手。
その活躍が一際注目されたのも2006年。
4月2日の中山競馬場で地方競馬所属騎手として初めての1日6勝を挙げる快挙を成し遂げ
8月20日の新潟競馬場ではJRA通算100勝。
更にはJRAで年間61勝を挙げ、JRA所属外騎手の最多勝を更新し、年間リーディング16位と奮闘。
そして、年末の有馬記念にドリームパスポートで初騎乗し4着になる活躍をみせていた。(この年の1着馬はディープインパクト)
翌年のNHKマイルチャンピオンシップ
【ピンクカメオ】で南関東所属騎手として初めての中央G1制覇を果たす。
ちなみに、この時のピンクカメオは17番人気で
着順が17番人気-1番人気-18番人気の大波乱となり、ワイドで5.8万円。
3連単の払戻が973.9万円のG1史上最高額を叩き出した。
翌年の2008年からはJRAの騎手として中山競馬場でデビューし
1R目で初勝利を挙げる。
そして、この年の宝塚記念で中央騎手になって初のG1制覇。
その勢いのままにクラシック戦線の菊花賞も制し
終わってみれば年間123勝で関東リーディング1位だったが全国リーディングでは惜しくも2位となる。
しかし、2009年には年間146勝で全国リーディング1位になり、また年間騎乗数も975回でJRA新記録を更新する。
2010年1月には、中山競馬場でJRA史上最悪の9頭落馬事故に巻き込まれ、一旦戦列を離れるも2月後半に復帰。
この年の日本ダービーを【エイシンフラッシュ】で制覇し
史上初の中央・交流・地方ダービーの完全制覇した騎手となる。
中央・・・日本ダービー
交流・・・ジャパンダートダービー
地方・・・東京ダービー
またこの年は成績に関しては珍事が起き
中央勝利数では、横山典弘騎手が120勝・内田博幸騎手が118勝だが
JRA規定の地方交流を合わせると横山典弘騎手が121勝・内田博幸騎手が125勝となり
中央勝利数では負けている内田博幸騎手が
【最多勝】という扱いになっている。
しかし、翌年の5月には地方交流で騎乗した大井競馬場で落馬し、頸椎歯突起骨折の大怪我を負い、復帰には約8ヶ月を要したが
それでも這い上がって復活するのが内田博幸騎手。
復帰した2012年には、ゴールドシップとの皐月賞に出走し、有名な「ゴルシワープ」で見事に勝利。
これにより中央クラシック三冠・南関東三冠の両方を制覇した事となる。
また、8月には関屋記念・クラスターカップ・地方重賞のブリダーズゴールドカップを制覇し、福永祐一騎手以来2人目となる
「同一週重賞3勝」を達成する。
それ以後も地方と中央の橋渡しとして、乗れる限り騎乗し続けている超人ジョッキー。
そんな内田博幸騎手の奥様は
グリーンチャンネルで「トレセンレポート」も担当していたフリーアナウンサーの鈴木文子さん。
また、元プロサッカー選手の内田智也さんは内田博幸騎手の従弟。
基本的に休みは寝ている内田博幸騎手ですが趣味はスポーツ観戦で
体操はもちろん、陸上・水泳・フィギュアスケートなども好きですが
1番好きなのが「格闘技」でK-1以外にも
総合格闘技の「プライド」も好きなようです
そして、内田博幸騎手の代名詞でもあるのが
体操経験で得とくした「バク転」
日本ダービーの騎手紹介や自身がG1制覇した時に行うパフォーマンスですが、
普通に考えて、40代後半でもここまで動けるのは素晴らしい事ですが
実際バク転を始めた理由は定かではないようです。
常に明るく振る舞う熱血漢としても有名でその理由も、
「暗いと死に向かう気がしてイヤだ」という
のと、南関東時代に育て上げた「剛腕」で
暴れ馬に対しての調教・騎乗には定評があり
「ゴールドシップ」の時には、どちらかが倒れる位の気魄で戦う一方で、
「ノンコノユメ」など古馬の復活に一役買うなどの繊細さも魅せる。
また、大井の後輩でもある戸崎圭太騎手からは「頼りになる先輩」と思われる一方で
競馬中にアブミがハズレて落ちそうになって、落馬寸前の格好でも追い切る姿を観て
勝負根性だけは叶わないと思っている。
(奥の騎手との、手の位置と姿勢に注目)
地方競馬では超人的な活躍を見せ
中央競馬でも活躍し続ける内田博幸騎手。
目標というのは明確にしてないものの
やはり、目指す先にいたのは
大井の帝王、的場文男騎手
大井では的場文男騎手の弟弟子に当たる内田博幸騎手。
今なお、現役で乗り継ける先輩の背中を追いかけ続けている。
「的場さんから観たら、まだまだ若造」
そう思いながら、競馬で乗り続け
長年の経験からの渋さと若手ジョッキーの良いところや、トップジョッキー達の乗り方などを吸収し続けている。
まだまだ道半ば。【若造】として走る道はまだ続いている。
今週もお読み頂きありがとうございました。
来週のスポットライト・ジョッキーは
ハングリーを秘めた王子様
吉田隼人騎手
にスポットライトを当てていきます。
~あとがき~
今週もお読み頂きありがとうございます🙇
実はウマママンは福島出身で、今週の福島開催でやっと「秋が来たな!」と実感しております。
この秋は本当に若手ジョッキーがしのぎを削る戦場ですので
多分、荒れると予想されますので
しっかりと見極めて参加したいと思います。
最近の馬券ですと、まあまあマイナス収支は変わらずですが
単複での狙い方が上達した気もしますが
中々2着止まりなので困ったものです笑
今週末は、Twitterの方でも個人予想ですが
軸馬をレース前に見付けたらお知らせしますので軽く観てもらえばと思います。
来週号も何とぞ、よろしくお願い致します🙇
皆さんの競馬ライフが素晴らしいものになる事をお祈りしております。
お読み頂きありがとうございました!
~ウマママン~