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ジョッキー45º情報刊(31号)

皆さん、馬券の調子はいかがでしょうか?
先週はなんとか捲れたウマママンです。

先週はG1大阪杯トライアルの金鯱賞がありました!
勝ったのは藤岡佑介騎手が手綱を握った

ジャックドール❗❗

金鯱賞のレコードを塗り替える逃走劇は
タイプは違えど、名馬のサイレンススズカを彷彿とさせる走りは、大阪杯でどう輝くのか期待してみたい所です。

そして、今週は変則3日間開催❗

土曜 阪神・中京
日曜 阪神・中山
月曜(祝) 中山・中京

WIN5はもちろん、日曜・月曜の2回ありますのでチャンスは転がってます❗
今週も皆さん、頑張りましょう🔥💪

それでは、今週のラインナップです。

●昨年の3日間開催の成績と騎手
●来週から始まる春のG1の傾向は?
●スポットライト・ジョッキー
(津村明秀騎手)

今週は変則3日間開催という珍しい競馬開催でこの3日間開催を得意としている騎手や
傾向を掘り下げます。
そして、来週のG1高松宮記念を皮切りに
春のG1、クラシックG1も始まっていくのでそれに向けた話になります。

●変則3日間開催

今週は月曜が祝日という事もあり、JRAの競馬は3日間開催ですが
変則開催となり、土曜日は阪神・中京
日曜日は阪神・中山、月曜日は中山・中京と2場開催での3日間開催。

WIN5は日曜・月曜の2回ありますが
とはいえ、先日の田辺騎手のように9Rと11Rで連勝するみたいなのがあったりする2場開催なので
出来るなら調子などが分かるなら、気にしてみたい所ではあります。

また、この3日間開催は祝日の兼ね合いで発生するのですが
昨年は春分の日が土曜日だったので無かったのですが、今年は月曜日が春分の日という事で3日間開催となりました。

●今後の日程を読む

今回の3日間開催で、どういう活躍があるか考える上で気になるのが「今後の日程」

この3日間開催後に、ドバイワールドカップへの遠征が控えていたり
来週にはG1高松宮記念があります。

正に大舞台ともいえるイベント前に回避したい事と言えばもちろん【ケガ】
先週は松山弘平騎手が落馬負傷で大怪我を負うという事もあっただけに、より一層慎重になるのは必須。

だからこそ、ドバイ遠征組の
川田将雅騎手・ルメール騎手・デムーロ騎手・坂井瑠星騎手・吉田豊騎手は
余程のデキの良さや勝つ可能性が高く無ければ、優先するのは

「無事にレースを終えること」

これと同じ事が言えるのが高松宮記念の「有力組」でもある
横山武史騎手・池添謙一騎手・福永祐一騎手

他のトップジョッキー不在の高松宮記念に
勝つ可能性が大いにあるだけに
出来るならこの3日間は無事に乗り切りたいハズ。
なので、そこまで本気で狭いところを攻めたりギャンブル騎乗みたいなのは無いと予想しています。

●一昨年の3日間開催

一昨年は金曜・土曜・日曜の3日間開催。

会場は中山と阪神だけだったので、騎手の移動も少なかったのですが
それ以前に、3日間開催自体が1月の2週目と
9月の3週目以外では珍しく

3会場を舞台に、3日間で2会場ずつ競馬をする事自体がほとんど無かったので
今週は結構なレアケースになります。

レアケースで、イレギュラーな開催となりますが
一昨年の同じ時期の3日間開催での競馬はどうだったのか?

2場開催という事でしたが、3日間開催となると3日目は若手や鉄人のようにガッツがある人の活躍が目立ちます。

●3日目に活躍した騎手
・和田竜二騎手
・幸英明騎手
・三浦皇成騎手
・坂井瑠星騎手
・岩田康誠騎手

和田竜二騎手・幸英明騎手・三浦皇成騎手に共通してる事は、年間乗鞍ではJRAでトップクラスの経験者という
正に疲れ知らずの鉄人ジョッキー。
岩田康誠騎手は、騎乗数もありますが
何より気迫がつよいんだと思います。

後は、坂井瑠星騎手。
これは、もちろんの事ですが
若手騎手の筆頭株でもありますし、やはり「若さ」というのが大きいかと思います。
坂井瑠星騎手以外にも、3日目では
木幡育也騎手や鮫島克駿騎手も活躍していました。

3日間開催での3日目は、スタミナ勝負となりそうです。
ましてや、3会場あるので移動も入ると
ちょっと厳しい競馬にもなりそうなので
3日目には移動しない騎手・若手騎手・鉄人ジョッキーから選んでみても良さそうです。

●オススメ騎手

3日間開催の最終日にウマママンがオススメしたい騎手をピックアップ❗

春先は絶好調の鉄人ジョッキー

和田竜二騎手

3日間開催で騎手のスタミナ勝負となるなら、元から年間騎乗数900超えの鉄人としての本領発揮。

まして、和田竜二騎手は例年
春先から、調子がグングン上向きになり
昨年はディープボンドでの阪神大賞典や天皇賞・春などビッグレースでも強くなるので
出来るなら、中心にしたい1人。

若き力で、リーディング猛追態勢

岩田望来騎手

「若さ」というスタミナも武器に、この3日間開催でリーディングの押し上げを計るのが岩田望来騎手。

現在のリーディングは2位。
この3日間で着実に勝利を重ねると、リーディング上位騎手として有力馬と共にG1の鞍上
そしてG1制覇が見えてくるだけに
ここで好印象を残す結果で春のG1に備えたい。

地方での失態から鉄人としての追込力

幸英明騎手

先日の高知で行われた地方交流重賞【黒船賞】では
ライバル川田将雅騎手の騎乗が無くなり、ほとんど勝ち確と思われたレースで圧倒的支持を集めながらも6着と惨敗

全く良いところが無かっただけに、3日間も巻き返すチャンスがある今週末はやる気十分

むしろ年間騎乗数900超えで、年間最多騎乗数の記録を持っている幸英明騎手としては
3日間開催は本領発揮。
逆襲にも期待が高まる

3日目は得意。むしろ3連戦ならお手のもの

田辺裕信騎手

若干、条件は必要だが3日目ならば期待してみたいのが田辺裕信騎手。

秋の3日間開催の3日目に関しては、川田将雅騎手やクリストフ・ルメール騎手と同等以上のチカラと結果を残していて
基本的には【連戦】の3日目は強い騎手。

しかしながら、今回は主戦場である中山競馬場が日曜・月曜なので
田辺裕信騎手が土曜に中京などで乗っていたなら、3日目の月曜に狙いたい1人。
「アサマノイタズラ」の再来なるか。

◎まとめ

今回はJRAの競馬カレンダーの中でも、かなり珍しい開催となるので
正直、読み切れない部分は多いかと思います。
しかしながら、それは騎手にとっても同じ。

3日間開催自体が、騎手にとってはイレギュラーで、かなり体力的に応えてきます。

ましてや、3会場という事で移動も発生すると体力的にはかなりハードな事だと想定されますので、馬以外にも
騎手としてのやる気の違いが顕著になりそうな気がしています。

個人的に3日目に推してみたいのは
和田竜二騎手と田辺裕信騎手。
和田竜二騎手にしてみれば、「馬に乗ってる方が疲れない」と言ってるだけに
2日間乗って、体の調子が上がりそうな気はしますし
田辺裕信騎手は、昨年の3日間開催の最終日のセントライト記念でのアサマノイタズラのように、3日間の最終日は強いので
秘かに期待してみたくなります。

●予習 春のG1傾向

今週の3日間開催が終わると、来週の高松宮記念からは本格的な【春のG1シーズン到来】

高松宮記念から、大阪杯。
クラシックの桜花賞・皐月賞、天皇賞・春と続くG1戦線。
トップジョッキー達の気合とギアが上がる一方で、今年の躍進を誓う騎手達にとっても気合の入る時期となってきましたが

今回は、高松宮記念から安田記念・宝塚記念まで続く春のG1での傾向を考えていきます。

・初制覇は春が多い?

春のG1は秋のG1のように勢力図が固まったのは少なく、新進気鋭や復活での制覇があって勢力図がG1で変わる時期でもあり
騎手にとっても、念願の【G1初制覇】が多い季節ともなっています。

それは、数字でも表れていて
JRA所属騎手でG1制覇を成し遂げている騎手は全部で36人。
その内、春のG1で初制覇となったのは【25人】になっています。

G1初制覇のおよそ7割がこの春のG1で達成されていて
春G1での主な騎手は

・福永祐一騎手 ➡ 桜花賞
・川田将雅騎手 ➡ 皐月賞
・内田博幸騎手 ➡ NHKマイルC
・幸英明騎手 ➡ 桜花賞
・石橋脩騎手 ➡ 天皇賞・春

というように、今ではG1常連の騎手でも初制覇となるのは、意外にも春という事になります。
思えば昨年、大活躍の横山武史騎手もエフフォーリアでの皐月賞がG1初制覇でした。

また、幸英明騎手はこの桜花賞が、初勝利でその年の牝馬3冠に輝くなど一気にトップジョッキーとして駆け上がる階段になる事もあります。

・初制覇の歓喜に沸くレース

初制覇が多いという事は、どのG1レースも予測不能なのかというと、実はそこまで予測不能では無く
初制覇「しやすい」G1レースと
初制覇「しにくい」G1レースがあります。

まず、G1初制覇になりやすいのが
【桜花賞】【皐月賞】【NHKマイルC】の3レース。

勘の良い方や、競馬歴の長い方なら分かったかと思いますが
G1初制覇しやすいレースは全て、【クラシックG1】となっています。

●桜花賞は、牝馬3冠への最初のクラシックG1

●皐月賞の方は牡馬3冠への最初のクラシックG1レース。

●NHKマイルCはマイル路線に進むクラシック王者を決める1戦。

「クラシック」というのは古馬G1とは違い、将来のスター候補を探す戦いという意味合いもあるので、サラブレッドとしてはまだ【未完成】の状態。

なので、レース展開一つ。調子一つ。
騎手の判断一つで勝ち負けがガラリと変わるレースなので、G1初制覇も波乱も起きやすいレースでもあります。
ここを予想するなら、その馬と騎手の勢いというのが重要となってきます。

次に、初制覇しにくいG1レースは
【宝塚記念】【天皇賞・春】【日本ダービー】

お気づきのように、どれもマグレや初制覇としての心意気では制覇出来ないレースばかり。
この3レースで初制覇があったのは、石橋脩騎手が天皇賞・春を勝っただけで
日本ダービー・宝塚記念で初制覇の騎手は居ませんでした。

春のグランプリ「宝塚記念」
騎手として最高の舞台「日本ダービー」

この2つに関しては、1度はG1制覇という門をくぐり抜けた猛者しかたどり着けない頂きなのかと思います。

もう1つ、付け加えるならそれは【オークス】でも同じ事で、熊沢重文騎手が初制覇しているが、桜花賞で善戦しないとオークスは勝てないと思った方が無難。

この4レースは、過去の実績とG1制覇の経験がモノを言う舞台なだけに、騎手の
実力で選びたいレースです。

・春に期待の騎手

春のG1で期待してみたい騎手を、制覇組と未制覇組で分けてオススメ致します。

⭕制覇組

G1の稼ぎ所は春と知ってる男

池添謙一騎手

G1と言えば、池添謙一騎手ですが
そのG1勝利の大半以上を挙げているのがこの春のG1戦線。

春はオルフェーヴルでの皐月賞に日本ダービーなど勝てるイメージが強いだけに
春の嵐を巻き起こして賞金を稼ぐ。

牝馬を従えてのG1はお手のもの

幸英明騎手

春のG1で初制覇も挙げている幸英明騎手。

実は幸英明騎手はG1レース8勝の内、牝馬で5勝を挙げていて牝馬3冠とヴィクトリアマイルとエリザベス女王杯を制覇済みという
正に【牝馬といったら幸英明】

今年も牡馬を見事にエスコートするジェントルマンになれるか。

桜の季節は、上昇気流の真っ只中

福永祐一騎手

桜花賞での初制覇と、念願のダービー制覇も経験し、桜の季節となると気合も調子も上向きになるのが福永祐一騎手。

G1を勝ちまくっている福永祐一騎手として残っている未勝利の大きなG1
【宝塚記念】での勝利も見据えて、今年はG1レースの中心として活躍を見せたい。

🔵未制覇組

海外修行の成果と若きエースとしての責務

坂井瑠星騎手

名門、矢作厩舎の1番弟子として海外修行も積み、残るは実績のみとなっている坂井瑠星騎手。

矢作調教師と目指す先は世界の舞台となるだけに、今年のG1で躍進のキッカケと実績を掴みたい。
求めるのは結果のみ。

長い呪縛が解かれ、ビッグジャンプを

岩田望来騎手

今年に入り、重賞98戦目にして念願の重賞初制覇を果たした岩田望来騎手。

成績もリーディング上位に残り、結果を残していただけに、重荷となっていた重賞未制覇の呪縛が消えた今
拓けた視界から見えるG1初制覇も夢じゃない

父親ゆずりの【勝負根性】を発揮して善戦騎手からG1ジョッキーへ。

見えた戴冠。若手のダークホース

菅原明良騎手

昨年の大ブレイクに、今年はクラシックG1に向かう相方馬もいる菅原明良騎手。

若手では持ち馬でのG1制覇に1番近いだけに【勢い】と【若さ】でニューヒーローの誕生となれるか。

騎手デビューから3年目、ちょうど和田竜二騎手や福永祐一騎手が初制覇した時と同じ頃と思うと期待してみたくなる1人。

荒れ目になりやすい春のG1
JRAのCM「HERO is Coming」のように
新しい騎手・ヒーローは生まれるのでしょうか?

●スポットライト・ジョッキー

このnote1番の目当てとなっていて、騎手1人の人生に光を当てていく
「スポットライト・ジョッキー」

今週、スポットライトを浴びるのは20期生ではズバ抜けた天才肌。

津村明秀騎手

生年月日 1986/1/5
身長 168.0cm
血液型 O型
星座 やぎ座
出身地 千葉県
競馬学校20期生

実家が中山競馬場の近くで、競馬好きの父親に連れられて、競馬場に通っていた津村明秀騎手。

騎手に憧れたキッカケとなったのは、1994年の有馬記念で走ったナリタブライアンの勇姿を観て感動し、本格的に騎手になる事を目指し始め
小学5年生から、中山競馬場の乗馬クラブに通うようになった。
週末はもちろん、長期休みは毎日騎乗し
中学時代も部活には所属せずに騎手になる事を最優先として、体重管理などを徹底していた。

2001年に競馬学校20期生として入学。

この年の競馬学校生の同期には川田将雅騎手や藤岡佑介騎手、吉田隼人騎手などが居たが競馬学校での実力とセンスは津村明秀騎手がズバ抜けた存在となっていて、
教官などの評価も「津村か、それ以外が」という程の実力差がついていた。

それが1番顕著となったのが、3年時に中山競馬場で行われた模擬レースでは
後続に6馬身差を付けて振り切って1着。
模擬レースは2戦2勝で、アイルランド大使特別賞を受賞。

2004年に卒業し、美浦の鈴木伸尋厩舎所属騎手としてデビュー。
3月6日の中京4RにブーゲンビリアでJRA初騎乗デビューし4着。
初勝利となったのは3月21日の中京5Rマグマヴィーナス
しかし、同日の7Rで落馬してしまい
左第1中手骨を骨折してしまい、戦線離脱。

だがそれでも復帰後には
競馬学校の評判と成績、センスの高さから新人王争いの一角と思われていたが
ルーキーイヤーは藤岡佑介騎手と川田将雅騎手が新人王争いをする中で
津村明秀騎手はルーキーとして8勝止まりとなる。

翌年の2005年には年間36勝を挙げ、G3ダービー卿チャレンジで重賞初騎乗も果たしたが津村明秀騎手としては感覚のみで騎乗していた為、何故勝てていて、負けているのかが理解出来ずにいた。

「上手いだけでは勝てない世界」

センスと感覚だけで競馬を乗りこなしていた津村明秀騎手にとって、「上手いけれど勝てない」という競馬のジレンマに取り付かれてしまう。

しかし、調教師の先生の間では「困ったら津村」という程、騎乗技術に関しては好評価。
その評価もあり、2006年にはG3 ラジオNIKKEI賞では藤岡佑介騎手とのコンビで掛かりまくっていたタマモサポートの鞍上を任され、初の重賞初制覇を果たしている。

しかし、津村明秀騎手は競馬に対する「正解」を出せずにいて、そこからは年間平均30勝ながら、周囲での評価はある一方で
同期の川田将雅騎手や吉田隼人騎手、藤岡佑介騎手とは大きく話され、勝ち星に伸び悩む年が続いていた。

その中でも2009年1月5日のG3 京都金杯を制して、バースデー勝利を挙げることもあった。

2010年2月20日の東京5Rでは、コスモグレイスに騎乗し、最後の直線でいきなり外側に逃避してしまい、バランスを崩して落馬負傷。

第2頸椎骨折と右肘挫傷の重賞を負い、安静期間も含めると約半年を要する大怪我を負ってしまう。

成績も伸び悩みながら、もがいていた矢先に起きた大怪我。
その時の津村明秀騎手を支えたのが
当時交際2年目の奥様と、ルーキー時代から応援してくれていた四位洋文騎手だった。

四位洋文騎手はルーキー時代の札幌で出会ってから「津村は凄い上手い。良い騎手になれる」と太鼓判を押し続けていて
技術的にも精神的にも後押しし続けていた。

そして、津村明秀騎手はこの大怪我の看病で支えてくれた奥様に2012年プロポーズ。
2013年には長男が誕生している。

そして、津村明秀騎手はこの頃に行った占い師に言われた事があった。

「あなたは優しい性格で、もしかしたら勝負事には向いていないかもしれない。
そして、自分のためには頑張れないし必死にもなれない。
でも、あなたは人のためなら頑張れるし、必死で頑張る事が出来る人」

ここまで独身という事もあり、頑張る一方で
「困るのは自分だけだから、まあ何とかなる」と思っている部分も少なからずあった。

しかし、結婚して子供が産まれた事によって「家族」という守るべき存在が出来た事で
占い通り、津村明秀騎手の意識が変わっていった。

【子供や奥様に、無様な姿は見せられない】
【子供に勝った姿を見せたい】

その意識の変化は成績にも表れてきていて
2015年からは、年間28勝→32勝→51勝→52勝と右肩上がりに上昇。
周囲からも「やっと、津村のエンジンが掛かった」と遅咲きの天才の上昇に評価は上がっていった。

2019年には成績は39勝と少し下がるが、
この年に津村明秀騎手として重賞で輝く1頭と出会う。

それこそが、牝馬「カレンブーケドール」

4月のスイートピーSに、カレンブーケドールに騎乗し、勝利すると
その後、ラヴズオンリーユーやクロノジェネシス、シャドウディーヴァと強豪ひしめく
オークスで12番人気ながら、ラヴズオンリーユーの2着となり
【カレンブーケドールの津村明秀】として名を挙げると
秋の紫苑Sで3着、秋華賞を2着と善戦するが勝利まで一歩届かずに迎えたジャパンカップ

ジャパンカップ史上初の海外からの出走馬無しという事態だったが、ジョッキーに関しては世界最高峰の呼び声高い
ランブランコ・デットーリ騎手や
ヨーロッパから世界で活躍している
ウィリアム・ビュイック騎手
ライアン・ムーア騎手、クリストフ・スミヨン騎手、オイシン・マーフィー騎手などの
トップジョッキーが勢ぞろい。

その中にカレンブーケドールと共に挑んだ津村明秀騎手は完璧な騎乗を見せる。

5番人気に支持され、レースでは逃げ馬のダイワギャグニーを4コーナーから直線で捉え後方の馬を抑える形で外から差し足を伸ばし、先頭に躍り出るが
最後の最後で、津村明秀騎手の内をすくってオイシン・マーフィー騎手の騎乗するスワーヴリチャードに差されてしまい、2着となってしまう。

津村明秀騎手は「1番悔しかったレース」と話していて、ウイニングランをする
オイシン・マーフィー騎手の姿を見続けていた。

このジャパンカップは「やっぱり外国人騎手が強かった」という意見が多く、勝者であったオイシン・マーフィー騎手に賞賛の声が上がっていたが
ジョッキーを始めとした競馬関係者や評論家からは「今回の騎乗で1番褒められるべきは津村明秀騎手」として絶賛。
これをキッカケとして、津村明秀騎手の評論は更に上がり、騎乗依頼も増え
舞台もローカル中心から中央に完全シフトし、2021年2月6日の東京6Rで通算500勝を達成している。

そんな津村明秀騎手ですが

津村明秀騎手のお母様は、「ミス札幌」とも呼ばれ、テレビでも一時期活躍していた舞台女優の津村純子さん。

また、2008年の函館競馬でゴール前に馬が躓き、落馬寸前で堪えながら1着でゴールしたレースが、日曜日のサンデーモーニングのスポーツコーナー「週刊御意見番」で
取り上げられ、「あっぱれ」を貰ったこともある。

超音波医療機器メーカー「伊藤超短波株式会社」のアスリートサポートプロジェクトの
イメージアスリートの1人として名を連ねている。

また、同期の丹内祐次騎手と共に「サラブレッドクラブ・ラフィアン」(通称:マイネル軍団)の主力騎手の1人でもある。

2019年の日本ダービーに競馬学校14期生の池添・酒井・竹之下騎手が集まって話題となった前日の葵Sで
20期生の川田・藤岡佑・吉田隼・津村騎手の4人が葵Sの騎乗のために集まっていた時に
ジョッキールームで
「俺たちも、葵Sで4人集まるんじゃ無くて、ダービーで4人集まらないと!!」と話している時に津村騎手は
【いや、ダービーは明日じゃん?】と話すなど天然を見せていて、20期生ではイジられキャラでノリも良いので
プレゼンターとの記念撮影ではおちゃらける事もある。

「遅咲きの天才」とされた津村明秀騎手
今の目標としているのはもちろん

念願でもある、初のG1制覇

競馬学校時代からセンスはズバ抜けていたにも関わらず、成績が出せずに伸び悩んでいた津村明秀騎手。

そのセンスや技術を持ちながらも
横山典弘騎手や四位洋文騎手にも指摘されていた自分の実力を裏付ける「自信」の無さから生まれていた「覚悟の薄さ」

しかし、大怪我からの結婚によって
自分ひとりだけでは無い、守るべき存在が出来た事による「守るべき覚悟」が津村明秀騎手の成長に繋がっていました。

その覚悟から、ようやくスタートラインに立った津村明秀騎手が狙うのはもちろん取ることの出来なかった夢の称号【G1】

そして、もう一つ叶えたいのが
騎手を引退して、調教師となった恩人
四位洋文調教師の管理馬での重賞初制覇。

デビュー時から、叱咤激励しながらも応援してくれていて、津村明秀騎手を支えてくれた恩人に成長した姿を結果で返したい。

【津村明秀】という桜の開花ももうずく。
まだ伸び代十分の中堅騎手、津村明秀騎手の応援、よろしくお願い致します🙇

来週のスポットライト・ジョッキーは

影の名手 世界のトップも見惚れた男

秋山真一郎騎手

にスポットライトを当てていきます!
来週もよろしくお願い致します🙇🙇🙇

~あとがき~
今週もお読み頂きありがとうございます🙇

皆さん、地震の影響は大丈夫でしょうか?
ウマママンは福島ですが、山側という事で何事も無く無事でした。
ご心配頂きましてありがとうございます🙇

ただ、個人的には地震によって
また春の福島開催が中止になりそうで残念ではあります。

あとは個人的には、花粉症の季節となり
ティッシュとお友達となる季節となり、G1の季節となったことを実感しています!

来週から始まる春のG1
高松宮記念・大阪杯・桜花賞・皐月賞の4週連続開催という事で気合が入りますね❗🐴
楽しみです!!!

という事で、来週のnoteもよろしくお願い致します🙇❗
皆様の競馬ライフが素晴らしいものとなり、馬券もホクホクになる事を心からお祈りしております🙏
今週もありがとうございました!🙋
            ~ウマママン~

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