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ジョッキー45º情報刊(7号)

秋競馬の初戦から、少ないながら
初の馬単を取った喜びから
調子に乗ったら大敗したウマママンです。

先週もヤスアジTVさんのライブに参加してましたが、先週のWIN5
池添謙一騎手の13番人気は狙い撃ち出来ませんでした🤣
流石は池添謙一騎手!
(ちなみに800円でWIN1)

今週末は異例の「3日間」の開催なので、いつもよりもチャンスは多く転がっているので
先週負けた人も、勝った人も秋競馬の上昇軌道に乗れるチャンスです!
ここで乗って、来月からのG1戦線に弾みをつけましょう!

さて、今週のラインナップですが

●改めて復習。看板勝利待ちは誰?
●3日間の開催、注目すべきは誰?
●スポットライト・ジョッキー
 (池添謙一騎手)

原点回帰でもある、看板勝利にも様々なリーチが出てきたので改めて復習するのと
今週末は珍しい3日間の開催という事で、そちらの話もしていきたいと思います!

●看板勝利待ちの騎手

夏競馬の開催頃に着眼していた看板勝利とされる「記念勝利」
大きい記録である程、メインレースなどの大きな所で取りやすい目印。

夏競馬中も、ルメール騎手の年間100勝は
函館メインレースで記録するなど
目立つ記録に関しては抑えて行きたく、リーチを掛けている時には、1日注目していきたい所です。

★藤岡佑介騎手 通算900勝 (残り2勝)

夏競馬では、得意の北海道ステージで
記録達成にグッと近づけ、先週も1勝し、派手さは無くとも、着実に歩みを進めている藤岡佑介騎手。

同期の川田将雅騎手・吉田隼人騎手に続いての20期生、3人目の1000勝まであと少し。
更に今週末の土日に1勝あげれば、月曜日の達成も現実味を帯びてきます。

★M・デムーロ騎手 重賞通算100勝(あと1勝)

新潟競馬場で最後の重賞、「新潟記念」の神騎乗で掴んだ勝利で、重賞通算100勝に王手を掛けた、ミルコ・デムーロ騎手。

今週末のGⅡ(ローズS・セントライト)にはこれまで、馬券内に絡む事が無かったのだが
今年は、夏競馬の勢いそのままに秋競馬でも突き進んでいるので期待感は十二分に感じる。

★熊沢重文騎手 障害レース勝利数単独1位
 (あと1勝)

横山典弘騎手と同期で、
平地794勝・障害254勝の二刀流の大ベテランが、障害レース単独勝利数の記録更新に挑む。

今回の月曜日に障害レースの騎乗を控えていますが、最多勝タイになったレースが重賞だったので、最多勝更新も重賞レースかと思います。

★福永祐一騎手 年間100勝(あと3勝) 

「頼れる天才」福永祐一騎手が、秋競馬の本戦に向けて弾みの付く節目を迎えます。

得意の夏競馬期間に、勝利数のペースを上げ
新潟15勝・小倉17勝と夏競馬期間のジョッキーの中では勝利数トップの成績を収め、秋に向けたエンジンの調子は抜群。

この3日間の中での達成は殆ど決まったも当然なので、嬉しい報告が舞い込んで来ると思います。
また、通算2500勝にもあと9勝と迫っているので今月中の達成、もしくは
スプリンターステークスであり得るか?

★岩田康誠騎手 重賞通算100勝(あと1勝)

重賞制覇という事で、かなり苦戦している岩田康誠騎手。
しかし、今週のローズSは過去に2回制覇経験もあるレースなので
期待感はありそうです。

個人的見解になりますが、
息子の岩田望来騎手と戦う時、レースて差し切って勝ちガッツポーズを取るなど闘争心満開の岩田康誠騎手ならば、息子と同じレースで制覇の瞬間を魅せたいのかと思っています

この秋競馬に向けて、色んな記録達成に期待が掛かり、今週末の3日間の開催で
毎日看板を掲げるシーンが観られるかと思います。
また、競馬場の意向なのか、偶然か分かりませんが

1会場につき、1日1つの看板しか掲げない

ので、
例えば日曜日の10Rに福永祐一騎手が看板勝利を手にしていたら、11Rの重賞ではデムーロ騎手・岩田康誠騎手の達成は無いと思った方が良いかもしれません。
※あくまでも個人的見解です。

●3日間の開催、注目すべきは?

今週末は異例の開催日が、土曜・日曜に加えて祝日の月曜を入れた3日間の開催。

月曜日に関してはJRA、67周年のアニバーサリーキャンペーンとして
払戻率を全て単勝・複勝と同じ80%に設定するので、あえて土日は静観して
月曜日勝負も妙味かもしれません。

★月曜日の払戻率UP一覧★
〇単勝・複勝→0%
〇枠連・馬連・ワイド→2.5%
〇馬単・3連複→5%
〇3連単→7.5%
〇WIN5→10%

馬券を買う方も悩む、3日間開催はジョッキー達に取っても調整の難しい所ですが
3日目の成績は近年で観ると、中京競馬場での開催は昨年からで以前は阪神競馬場でしたが、それでも傾向的には変わらず
その日の最多勝を、
中山競馬場・阪神、中京競馬場で観ると

●2017年 ルメール5勝・福永祐一4勝
●2018年 田辺裕信4勝・和田竜二3勝
●2019年 デムーロ4勝・松若風馬2勝
             北村友一2勝
●2020年 ルメール3勝・松山弘平3勝
     川田将雅3勝

3日目の開催としては、勝ち出すと勢いが中々止まらないのが特長として見えてきます
また、メインレースについては

上記の好調騎手がメインで勝つのは稀という事。

実際に上記の名前がある中でメインレースも勝ったのは
・2017年 福永祐一騎手(阪神)
・2018年 田辺裕信騎手(中山)
・2019年 松若風馬騎手(阪神)の3人のみ。

メインレースは他のジョッキーに譲る事が多いものの、その代わりに平場や10Rなどで
大暴れしているのが目に付きます。

そんな混沌とした3日目の注目騎手を各会場から2人ずつピックアップしました。

●中山競馬場

戸崎圭太騎手

ほとんど毎日、レースがある地方競馬で鍛え抜かれた南関東のエースジョッキーの
スタミナと根性は3日目に真価を発揮。

昨年の中山競馬場での3日目では勝利こそ1勝だったものの、馬券内には当日の成績では
ジョッキー最多の5鞍を絡ませる活躍ぶり。
先週も最後に連勝で締め、弾みを付けた今週人気薄からの爆発力に期待。

田辺裕信騎手

先週の情報刊でも取り上げた「中山の伏兵」
勝ち処が難しい騎手でもありますが、何故か3日間の開催中は毎年、絶好調。
それこそ、3日目の勝ち鞍ではトップジョッキーの川田将雅・ルメール騎手を抑え
トップの勝率を誇る程。

得意な競馬場という事もあり、自信を持って
レースに挑めるのか、伏兵の波乱にはご注意を。

●中京競馬場

和田竜二騎手

年間騎乗数トップレベルの「鉄人」は3日間開催でも疲れ知らず。
本人も「乗り続ける方が疲れない」という言葉通り、乗り続けた3日目には毎年、調子は上向き。

中山競馬場での重賞レースに向けて、薄くなる中京競馬場では軸として活躍するかも。

★吉田隼人騎手

先週まで、札幌記念後の12Rでの斜行による騎乗停止期間で秋競馬に出遅れてしまった。
今週の3日間の開催で復帰するが、秋競馬の出遅れから勝利に対して1番飢えている騎手。

騎乗停止明けで、休養分もバッチリなので
土日に感覚を取り戻し、3日目に無双する可能性は十二分に秘めています。

開催3日目は、2・3着が人気薄で荒れやすい傾向もあるので、穴馬をしっかりと抑え
アニバーサリーキャンペーンでプラスになる分を、キッチリと回収させて頂きましょう!
また、WIN5も今週は2回チャンスがあるので
帯封ゲットのチャンスが巡ってくるかも??

●スポットライト・ジョッキー

今週のスポットライト・ジョッキーは、
先週日曜日の中山10Rで大穴を開け、数多のWIN5を撃沈させ
G1などの特別レースでは異次元の強さを魅せる「トレジャーハンター」

池添謙一騎手

生年月日 1979/7/23
身長 162cm
血液型 O型
星座 獅子座
出身地 滋賀県

リーディングの順位の割には、獲得賞金が1歩抜けていて、G1レースでは馬券内に絡む事から、付いたあだ名は「G1ハンター」の異名を持つ池添謙一騎手。

父親は、調教師の池添兼雄(元障害レース騎手)
弟は、池添学調教師・妹は池添謙一騎手の※バレットという競馬一族。

※「バレット」
→ジョッキーがレースに集中するために、鞍の用意や勝負服の用意などの雑用をしてくれる付き人・助手の事
主に親族や友人、調教師の子供だったりする。

騎手に憧れたきっかけは、父親では無く
小学生頃に見た、武豊騎手の姿でした。

そのカッコイイ騎乗姿に憧れた池添謙一騎手は、その憧れの存在になるために
競馬学校14期生の門を叩いた。
同期生には、酒井学騎手・太宰啓介騎手などが居た。
競馬学校時代は、1年目からずっと首席を守り続けていて、同期の中では騎乗などでは1番上手いと自負していた。

その後、1998年に競馬学校を卒業し
ジョッキーデビュー。
7月にはGⅢの北九州記念で重賞初騎乗・初勝利を含む、年間38勝を上げ、新人王に輝く。

そしてジョッキー人生を大きく変えるキッカケとなったのは2001年。
当時、フランスで通年騎乗していた武豊騎手を頼り、フランスで1ヶ月の武者修行を敢行

しかし、フランスに渡り、厩舎で仕事しながら、7月14日に騎乗する事が決まり海外競馬デビュー予定だったが、その前々日に、武豊騎手が落馬し、負傷した為
急遽代打騎手として7月13日に海外競馬デビューをする事に。

しかも、本来のデビュー前日という事で自前の馬具が手元に届いて無かったので
勝負服から、鞍など一式を武豊騎手から貸して貰い、ブーツだけはサイズが合わなかったので
オリビエ・ペリエから借り
馬名「HATTARI」(ハッタリ)に騎乗した。

落馬負傷した武豊騎手が池添謙一騎手と入れ替わりで帰国した為、当時フランスには日本人関係者は居ない中、1ヶ月間のフランス武者修行を耐え抜いてきた。
しかしそのフランスでの武者修行が
真価を発揮したのが、2002年の桜花賞で自身初のG1制覇。
しかも、13番人気の大穴でのG1制覇は強烈なインパクトを与えた。
そして、当時短期免許で日本に来ていたミルコ・デムーロ騎手からイタリアのオークス
(1000ギニーステークス)に騎乗しないかと誘われ、1泊3日の弾丸渡英して
ミルコ・デムーロ騎手の持ち馬の1頭に乗り出走。
そこでも150倍のオッズが付く人気薄の穴馬を1着のミルコ・デムーロ騎手の馬に半馬身差の2着と奮闘し、イギリス競馬界唯一の日本人連対記録保持者となった。

また、弾丸渡英した際にはミルコ・デムーロ騎手の実家に泊まり、当時小学生のクリスチャン・デムーロに騎乗の仕方を教えて欲しいと頼まれたそう。

2003年には「競馬の図太さ」を教えてくれたと話す名馬、デュランダルでスプリンターステークス・マイルチャンピオンシップを勝ち上がり
2004年にはデュランダルでほマイルチャンピオンシップの連覇と、
スイープトウショウで秋華賞も制覇し、
続く2005年には宝塚記念・エリザベス女王杯も制覇している。

4年連続でG1制覇を続ける傍ら、この2頭の
じゃじゃ馬に振り回され続け、
2005年にスイープトウショウと挑んだ天皇賞・秋では、頑固なスイープトウショウが本馬場入場後で全く動かずに立ち止まってしまい、レースに遅れてしまう事から、係員が二人がかりでスイープトウショウをゲートまで誘導し、池添謙一騎手が歩いて追いかけるという珍事も巻き起こした。
これに関して当の本人は

天覧試合のレースで、最高に恥ずかしかった

とコメントしている。
翌年の2006年には、G1制覇は無かったが
2007年にはトールポピーで阪神JFを制覇。
2008年には同馬でオークスを制覇。
しかし、そのオークスで斜行してしまい騎乗停止処分を受け、苦いオークス制覇となってしまった。
2009年はドリームジャーニーで、宝塚記念・有馬記念の春秋グランプリ制覇も経験。

2010年はまたG1制覇無しに終わるが、 

2011年に、2頭の名馬と出会い
G1ハンターとして覚醒する。

・史上最凶の暴れ馬にして、牡馬クラシック4冠馬の「オルフェーヴル」

自身初のダービージョッキーにもなり、クラシック3冠を制し史上最年少三冠ジョッキー(32歳と3ヶ月)の栄冠と
通算での5大クラシック制覇も達成。
しかし、「暴れ馬」として名高いオルフェーヴルに池添謙一騎手は
新馬戦と菊花賞でゴール後に振り落とされ
新馬戦に至っては、落馬して救急搬送して3針縫うケガもしている。
その後、クリスマス決戦となった有馬記念も勝利し、牡馬クラシック4冠を達成。

・アイドル的スプリンターの女王「カレンチャン」
オルフェーヴルと同じ時期にコンビを組んだ牝馬のスプリンターで、スプリンターステークスを勝利。
更には、エイシンアポロンでマイルチャンピオンシップを制覇し、
終わってみれば2011年には歴代最多タイの
G1レース6勝を上げ、「G1ハンター」の異名を手にした。

そして、2020年に福島での重賞レースを制覇し、史上6人目の全10会場重賞制覇を成し遂げる。
(川田将雅騎手・ルメール騎手も達成してない記録)

ちなみに、今では一般的になった看板勝利での集合写真の礎を作ったのも池添謙一騎手。
(幸騎手の通算勝利で看板を掲げた時に、ぬいぐるみを持って撮影に参加したのがキッカケ)

G1レースなどの重賞レースを中心に大舞台での活躍が目立つ池添謙一騎手。
その肝の据わった部分は、幼少期からで
日が暮れるまで外で遊んだ池添謙一少年は、門限を過ぎ、家の鍵が閉められて入れなかったら、泣く訳でも無く、また遊びに行ってしまうような子供で
競馬学校でも、首席で誰にも負ける気が無かったので「飛び級」を進言した事も。

武豊騎手を通じて挑戦した海外競馬も、ケガで帰国した武豊騎手から
フランスでの持ち家に住んで良いと言われ、ユタカさん家にあった日本のカップ麺を食い尽くし、ユタカさんの車を乗り回していた。

イベントでも、和田竜二騎手と同じ
「お祭り番長」で、とにかく楽しそうに参加していて
ジョッキーフェスティバルでの企画では、ビールを飲みながら、寿司の早食いにチャレンジしたり、和田竜二騎手へのドッキリ企画にも仕掛け人として参加。

更には、2018年の8月には北海道ローカルのSTV「どさんこワイド」の一般人参加のコーナーに一般人に交じって出演。

3冠ジョッキーでも、最後までバレる事は無かった。

また、夏競馬では例年、小倉競馬場を主戦場としていたが
2003年から4年連続で負傷していて

脳震盪→全身打撲→鎖骨骨折→意識不明

と年を追う毎に悲惨な目にあっていて、鎖骨骨折と意識不明に関しては
2005年・2006年の第2回小倉競馬場5日目の7R目と全く同じ時に落馬負傷していて
2007年には小倉競馬場に行くとヤバいと感じ、その年から夏競馬は北海道に場所を移した。

G1レースでは「ゲン担ぎ」として前の晩にはカツ丼を食べていて
どんな馬でも勝ちに進ませるのがモットー。
また、「騎乗停止」になる事を1番気をつけていて、理由としてはG1に乗る機会と調教師・馬主の信頼を損なうからだそう。

そこまでG1に拘る池添謙一騎手の次なる夢は「兄弟初のG1制覇」

弟の池添学調教師は、兄の姿を追いかけ
ジョッキーを志していましたが
兄とは違い、背が高く非常に恵まれた体格だった為
ジョッキーの減量について行けず
持って産まれた体格が仇となり、ジョッキーの道を諦めるしかなく、父親に悟られる様に調教師の道を進みました。

(左:池添学調教師・.右:池添謙一騎手)

そして、8年前に調教師として独り立ちし
東海S(GⅡ)のエアアルマスや、先週の京成杯AH(GⅢ)でのカテドラルなど調教師としての力を上げて来ている新進気鋭の調教師。

その力を上げて来ている調教師の弟の為。
志半ばで進路を変え、頑張ってきた弟を思う兄として、弟が見たかった景色に導く為
池添謙一騎手は今年もG1制覇に全力を注ぐ。

そして、目指すは兄弟でのG1初制覇。
その道は意外にもすぐそこまで来ている。


来週のスポットライト・ジョッキーは、

未来のホープにして、未完のエース

三浦皇成騎手

にスポットライトを当てたいと思います!

~あとがき~
今週号もお読み頂き、ありがとうございます🙇
実は毎週、100人位の方に閲覧して頂いてまして、書いてる本人としては大変驚いているのと同時に、読者の皆様には感謝しております。
誠にありがとうございます🙇🙇🙇

さて、今週末は3日間の開催という所で
個人的には月曜日が払戻率が上がるので、そこで馬単に絞り、頑張ってみようと考えていますので
月曜日、頑張ってみましょう💪
それでは、今週末も皆様の競馬ライフが素晴らしいモノになる事をお祈りしております。
来週も是非、よろしくお願い致します🙇
             ~ウマママン~

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